11/22 関西CX第4戦 マキノ UCI JCX

ここ数年で2度の全日本選手権が開かれている、毎年お馴染みのマキノ高原で連日の関西シクロクロス開催。
初日はUCIレースで、JCXシリーズにも組み込まれているため、エントリー人数もレベルも高いレースになった。
クジ運が悪く後方スタートのうえ、落車に巻き込まれてほぼ最後尾からの追い上げだったが、なんとか完走。


11/22 関西CX第4戦 マキノ UCI JCX
26位/67名(+6:54 順位39% フルラップ完走30名)
リザルト
PAX PROJECT CX-DISC SUKUMIZU MACHINE WORKS
前輪: PAX AR30W-D / IRC SERAC CX / 2.0bar
後輪: PAX AR30W-D / IRC SERAC CX / 2.0bar
STRAVA


マキノはスキー場のゲレンデに作られたパワーコース。
路面はハイグリップだが、けっこうデコボコしていて走りが重たい草地。
今年のコースは土手の登り降り多め。今日は昼試走が無いので時間ギリギリまで走りこんでおく。


スタート順は、上位20名がUCIポイント順で、後はランダム。運の悪い僕は53番手スタート。前列は遥か彼方。
速い選手、遅い選手が入り乱れていてかなりのリスクを感じる。AJOCC順になれば良かったんだけど…
スタートダッシュで前に上がりたいが、前の選手の動きが危なっかしい。嫌な予感がして少し車間を開けたら、やっぱり絡んで落車。やめて!
渋滞の原因を軽くゲシりつつバニーホップでクリア…するスキルも度胸もないので、飛び降りて担いで突破したものの、ほぼ最後尾まで後退。だから後列スタートは嫌いなんだよ!
コース脇の観客に突っ込んでる選手もいたし、上位20番手以外はランダムってのはやはり明らかに危険。
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気を取り直して追い上げ。序盤から脚を使って辛いが、じわじわとポジションを上げる。
コーナリングがちょっとはマシになった実感を味わいつつ、30番手前後で走行。
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中盤、マシュンとのドッグファイト。腕は敵わないけどパワーで押し切る。
数年前の野辺山SSCXで対決したことを思い出しつつ、レースを楽しむ。
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じわじわと引き離し、ラスト3周。
今回のレースは80%ルールが適用されるので、先頭のラップタイムの80%以上遅れたらレースから降ろされる。
先頭を走るベンベルデン・小坂光パックとのタイム差を確認し始める。
冥界から復活した巨匠がフルラップ完走までのタイム差を知らせてくれる。
一人旅でペースが落ちてきているが、頑張ればマイナス2Lapの足切りラインを突破できそう。
後続も近づいてきたし、マイナス1Lapで切られると見越して踏み込む。
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最終コーナーを立ち上がり、足切りラインを目指すが…無い。
どうやらファイナルラップは足切り無し。ラスト1周のジャンが頭に響く。絶望。
ヘロヘロでラスト1周を走り、なんとか後続を抑えきってゴール。


順位は26位とパッとしないものの、フルラップ完走。
出走者も多いし、レベルが高いレースではあったが、狙っていた20位以内には届かず。
明日のレースに備えて抑えるつもりが、限界まで追い込んで脚パンパン。まずいぞ…


ところで、今回のレースから新型のウルフトゥースチェーンリングを投入。
シマノの4アームクランク(9000、6800、5800)に対応。チェーンリングのスパイダー部分は分厚く、馴染むデザイン。
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単に4アーム用になっただけではなく、厚歯・薄歯が交互に並ぶ刃先も変更されている。
旧製品は、粘度の高いマッドコンディションでチェーンリングに泥が詰まり、チェーンが浮いて外れてしまう事例があったそうだが、
新型は泥抜けを意識した形状になり、信頼性アップ。
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とはいえ、マキノの下りストレートのような、チェーンが大きく暴れるような場面では、テンショナーの強いRDを使ったり、チェーンキャッチャーを取り付けたりしたほうが良いと思う。
ウルフトゥースもスラムのクラッチ付きリヤディレイラーを推奨してる。
僕はというと、今回はチェーンキャッチャーを取り付けていなかったものの、下りでチェーンが外れるのを防ぐために、チェーンラインが真っすぐになるようなギヤに変速してから下る工夫をしてた。
下りで踏めないのでタイムは犠牲になるが、メカトラでストップするよりも安全確実という判断。フロントシングルに限った話ではないが…