2/5 関西CX第10戦 桂川

関西CX第10戦 桂川。
朝から雨でコース全域が重たい泥と水たまり。終始リズムに乗れず7位フィニッシュだった。
この日のレースには課題が残ったが、関西CXシリーズランキングは過去最高の3位を獲得した。
今期は10戦中、2位表彰台が2回。全体を通して、内容の濃いレースができたと思う。


2/5 関西CX第10戦 桂川
7位/56名(7周回 +6:56 順位12% フルラップ完走24名)
リザルト
Shin 服部製作所 スチールCX SUKUMIZU MACHINE WORKS 「鉄号」
前輪: PAX CT38W / TUFO CUBUS 33 / 1.6bar
後輪: FORMOSA 38mm / TUFO CUBUS 33 / 1.7bar
PAX PROJECT CX-DISC SUKUMIZU MACHINE WORKS 「プラ号」
前輪: FORMOSA 38mm / GRIFO TEAM / 1.8bar
後輪: PAX CT38W / CHICANE / 1.8bar


シクロクロスのレースに出場する時、いつも朝一番に会場入りして朝試走を行うことにしている。
しかし今日は朝から本降りの雨。昨日試走を行っているし毎年走っているコースなので、朝試走はキャンセル。10時半頃に会場入り。
完全ドライだった昨日とは全く別物のコースになっており、路面は全域が泥で、舗装された部分も冠水している。
昼頃に雨は上がったが、体が冷えるのを避けるため昼試走もパス。BUCYO COFFEEのブチョーとハッチさんに頼み込んでローラー台を貸してもらいアップ。
脚も回るし心拍も上がるし、調子は悪くない。
ピットは36隊のラップ計測職人松井さんと、洗車職人おるかさんの豪華2名体制。


ゼッケン1番のトッキーと2番の優大が欠席のため、コールアップは1番目。
スタートダッシュでは村田さんが上手いペダリングで飛び出す。ホームストレートは重たい泥で、スピードが乗らない。
1コーナー前で前に出るが、ホールショットはヨシ君に取られる。コース半周するまでに悠さんがトップに立ち、3番手に。
いつもならしばらくこのままついていけるが今日はどうにも進まないので、先頭パックからさっさと離脱。
常にペダルを回し続けなければいけない重たい泥と、速度の乗らないタイトコーナー。スピードセクションもだいたい冠水している。
冠水してる部分は下の地形がわからず、ギャップにハマってバランスを崩したりするが、走りながら安全なラインを探っていく。
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Photo Kikuzo
休みどころが一切無いコースでリズムに乗れない。体の調子は悪くないのに、どうにもスピードが出ない。
コースに翻弄されているうち、大渕さん、坂本君、梶君のパックにも追い抜かれる。
途中から鉄号の変速が泥で怪しくなってきたので、グラウンド側の区間はプラ号で走ることに。
ドライ向けのタイヤだけど、平坦なので問題なく走れる。
泥の路面はまるでローラー台。常に踏まないとすぐに失速する。踏めど踏めど進まない。ふと、泥の路面でのペダリング方法を思い出したのは残り30分を過ぎてから。少し焦っていたようだ。
気がつけば、すぐ近くにイワイジャージ。普段からローラーを回し慣れてるトーイさんがやってきた。
パックで軽く競り合いがあったものの、置いていかれる。
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ペース維持に努めるが、IT技術者にも追いつかれる。さすがにここで流れを食い止めたいので、頑張って引き離す。
しかし、最終周回では背後に竹芝の鳥居さんが。
前を抑えながらゴール前のストレートに備えるが、ピット前のセクションで小さいミスをして背後にベタづきされる。
焦りから、路面状況の良いピットでバイクチェンジをせず、そのまま荒れた本コースへ行く判断ミス。
あちらは力を貯めていたようで、ピットを過ぎたあたりで引き離され、そのまま追いつけず7位でフィニッシュ。
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Photo 辻啓


桂川はシクロクロス初出場の思い入れの深い会場なのだが、毎年思うように走れず、今年も少し苦い結果となってしまった。
加速と旋回を繰り返すようなスピードコースと相性が良いようで、そういう練習ばかりしていたが、反面、常にパワーを掛け続けるような走り方ができなくなってしまっていたのだろうか。
もしかすると、ごまかしの効かない地脚の差が今回のリザルトに表れただけで、今季の成績はテクニックで稼いでいたのかもしれないな、とも思った。
今後改善すべき課題が見つかったところで、関西シクロクロスシリーズランキングの表彰。
今シーズンはりんくうの2位、マイアミの2位、そして他のレースも5位以内の成績を多く残せたことから、3位表彰台を獲得。
関西CXシーズン中盤からは総合ランキングも意識して、1戦1戦を大事に頭を使って中身の濃いレースが出来たと思う。
昨年、激しいバトルをしながらも力及ばず負けてしまった村田さんにも宣言通りリベンジを果たせた。
お互い10戦全てを走り、実力の拮抗したライバルとの競い合いを楽しめたし、結果総合成績で上回れたことは大きな自信になった。
集合写真でちゃっかり3位の表彰台に上がってきた村田さんは復讐に燃えているに違いないので、来年もバチバチやりあいたいと思います。
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Photo たきやん
後半調子を崩していた広大君もランク入りし、いい集合写真になった。
今日はDNSながら、表彰のために来てくれたトッキーと優大に感謝。
最後になりましたが、午前中の雨、そして見渡す限りの泥の中、応援、撮影、サポートしていただいた皆様、ありがとうございました。
関西CXシリーズはこれで終わり…じゃなくて来週に総合成績外ながら第11戦の和歌山があり、もちろん出場します。
その後さぬき、東海CXワイルドネイチャープラザ、1週あけてメモリアルクロスで今季のCXシーズンが終わります。
残り少ないシーズンですが、今季やり残したこと、来季のために挑戦すべきことを考えて、毎レース大事に走りたいと思います。