11/17 関西CX マキノ JCX UCI-2

今週のレースはマキノ高原のJCX大会。UCI-2レースでもあるので、全国からのみならず、海外からも強豪選手が集まる。
今回の目標は上位10名が獲得できるUCIポイント。1ポイントでも持っていれば、全日本選手権で前の方からスタートできる。
先週からなかなか疲労が抜けず、練習量をガッツリ減らしていたのでやや不安だったが、終始パックで展開するレースをなんとか耐えきり10位フィニッシュ。目標のUCIポイントを獲得した。


11/17 関西CX マキノ JCX UCI-2
10位/69名(9周回 +4:25 順位14% フルラップ完走19名)
リザルト
PAX PROJECT CX-DISC SUKUMIZU MACHINE WORKS 「プラ号」
前輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB SSC SPRINT2 GREEN / 1.8bar
後輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB SSC SPRINT2 GREEN  / 1.8bar


当日朝に会場入り。思ったよりも暖かい。毎年観光客が押し寄せるメタセコイア並木も、まだあまり色づいていなかった。
路面コンディションは、土曜日夜から断続的に降った雨の影響でややウエット。しかし、次第に乾いて、昼頃には一部を除きほぼドライといって良い状況になった。
となると、悩むのはタイヤ選択。オールラウンドのSLALOMか、スリックのSPRINTか。マキノは漕ぎの重い草地で高低差もあるし、タイヤの限界まで攻めるコーナーも案外少ないと感じたので、スリックで行くことに。
2~3箇所、グリップ不足でタイムロスの大きいコーナーがあるが、ここを捨てても直線の加速とスピードを重視するほうが速いと判断した。
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補給は、朝試走後にコンビニおにぎり3個とパン1個と、コッシーにお裾分けしてもらった自家製ベーコン。
昼頃に、パックのご飯。チェコから遠征してきたエミルがジャム載せて食べるらしいので、ちょっと試してみた。
米と意識すると到底口に入れる気にはなれないので、おはぎの亜種くらいに考えて味見する。
まぁ食べれないことはないけど、梅干し載せるほうがずっとおいしい。やはりジャムはパンに塗るべき。
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今日のゼッケンは21番で、3列目スタート。序盤の混乱に巻き込まれることもなく、10位前後に位置どる。
塊になった先頭集団が数名ずつのパックに別れて落ち着いたら、8位パックにいた。
過去の戦績から言うと、ちょっと良すぎるくらいの位置。10位以内のUCIポイントも十分狙える。オーバーペースでないのを確認して、落ち着いて走る。
フライオーバー後の直登がキツく、ここでパック内の順位が入れ替わる。
その後にある、土手の上り下りやキャンバーのある台地状のセクションは、上りで瞬間的なインターバルがかかるものの基本的に休み所。
タイヤ選択の都合で、ゲレンデの下りのコーナーがやや不安なので、抑えるところは無理せず抑えて。
そのかわり、コーナー出口や上りで速度を乗せていく。
しかし滉太と村田さんのペースが早く、パックから切れる。追い上げてきた後続にも抜かれて、一時は12位くらいまで順位を落とす。
このまま千切れかねない状況だったが、台地のいい場所で観戦していた福田さんから激が飛んで、なんとか食らいつく。
その後、何名か脱落して村田さん、愛三工業の小森さんと3人のパックに。その後ろにはオーストラリアから遠征してきたダニエルも。
決定的なアタックはかからないものの、気の抜けない消耗戦。
レースが動いたのは残り2周のシケイン直後。
ヘアピンで後ろから抜きに来た小森さんが転び、村田さんに接触。
僕も、ライン上に転がってきた小森さんを踏んづけてストップ。数秒で復帰できたが、その間隙にダニエルが抜け出す。
ダニエルを追って、僕、小森さん、村田さんが追う。最終周回のゲレンデの上り区間で村田さんを振り切って、小森さんとの2人パック。
このまま勝負はゴール前にもつれ込むと踏んで準備をしていたが、もう脚が限界だったようで、シケインで脚をつって遅れてしまう。
ここで僕のレースは終了。残り半周は単独で耐えて、10位でフィニッシュ。


状況的に8位までは狙えたレースなのでベストな結果とは言えないが、それでも(ギリギリながら)目標だったUCIポイントと賞金を獲得できた。
レース内容も充実したものだったし、実りあるレースになったと思う。
今回の結果に一番貢献したものはタイヤだろうか。スリックパターンの転がりや加速の良さを活かしつつ、コーナーのグリップ不足は乗り方でカバーできたと思う。
とはいえ、FMBのSPRINTはスリックにしてはサイドノブがしっかりしているし、滑り出しも穏やかなので見た目よりずっと扱いやすかったんだけど。
なお優勝は、チェコからやってきたジャムご飯大好き人間のエミル。
僕の成績は、断じてジャムご飯のおかげではない…と思いたい。もう食べたくない。
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応援・撮影・サポートありがとうございました。
次戦は関西CX美山に出場します。