【レビュー】PB SWISS バイクツール

PB SWISS製の高品質な携帯工具。5mmアーレンキーと6.35mmビットを、付属のマグネットアダプタで組み合わせて使用する。

評価 ★★★★☆

価格 4200円

長所 -Pros-

  • 必要な工具をコンパクトにまとめて携行
  • チタン・アルミボルトを傷めない高品質なビット

短所 -Cons-

  • タイヤレバーは余計
  • 保管が悪いと錆びる

携帯工具の選び方

サイクリング中に携帯する工具は、必要な整備が行えるうえで、小型軽量であることが求められる。

自転車用の携帯工具といえば、各種六角レンチやドライバーをひとまとめにした十徳ナイフ型のものがメジャーだが、

十徳ナイフ型携帯工具。これひとつ持っておけばなんとかなる(こともある)という点では悪くないが…
  • 必要な工具がない
  • 不要な工具がある
  • 作業性が悪い

という欠点がある。不要な工具があるのはともかく、必要な工具が無くて別途持つのは不便だし、合うサイズの工具が合ってもハンドルが干渉したり、工具の長さが足りなくてボルトを回せないこともある。

そんなわけで一番のオススメ携帯工具は六角レンチセットなのだけれど、この場合、(必要なら)ドライバーやトルクスレンチを別に持たなければならない。

軽くて安くて使いやすい、バラの六角レンチセットが一番のオススメ

工具をいくつも携帯するとサドルバッグやツール缶の中でガタガタするし、紛失を避けるためにもひとまとめにしておきたい。そういう人におすすめできるのがPB SWISSのバイクツール。

高品質なナノコートビット

バイクツールは「ビット」という先端部分のみ交換することで、様々なねじ、ボルトに対応する。

ビット先端形状は、プラス・マイナスドライバーをはじめ、六角、トルクスなど、一通り揃っている。また、2面幅6.35mmの六角ビットは共通規格で、メーカーを問わず互換性がある。

軽量化のため使われるチタンボルト・アルミボルトは鉄よりも柔らかく、安物の工具では潰してしまいやすいが、PB製ナノコートビットは見た目が綺麗なだけでなく精度も高く、デリケートなボルトを傷めにくい。

僕のロードバイクは片っ端からチタンボルトに交換しているが、出先でのポジション調整でボルトを傷めないためにバイクツールを買ったという経緯がある。

なお、同社のビットドライバーであるインサイダーでも同じナノコートビットが付属している。

バイクツールの付属ビットは

  • 六角 2.5mm
  • 六角 3mm
  • 六角 4mm
  • 六角 6mm
  • トルクス T25
  • プラス 2番
  • マイナス 5.5mm

5mmの六角が無いじゃん!と思うかもしれないが、これは付属の5mmアーレンキーをそのまま使う。

マグネット式ビットホルダー

ビット工具はハンドル(たいていはラチェット機能つき)にビットを取り付けて使うが、

バイクツールの特長であり、他のビット工具と大きく異なる点は、5mmアーレンキーにビットホルダーを介してビットを取り付けるというところ。

使用頻度の高い5mmアーレンキー自体をハンドルにすることで5mmビットをセットに組み込む必要がなくなるため、工具が軽量コンパクトになる。

5mmアーレンキー + ビットというスタイル

ビットホルダーとビットの分、単体のアーレンキーと比べると多少かさばるのだけど、アーレンキーの長辺側につけて早回し、短辺側につけて本締め、といった使い方もできる。

サビ

容易に錆びるものではないが、塩分や湿気のある環境ではどうしてもサビが発生しやすい。つまり、ジャージのバックポケットに入れて走りに行って、そのまま放っておくと錆びるし、湿気がこもるツール缶の中に入れっぱなしも良くない。

こまめに油を引いて…というのも面倒なので、点サビが浮くのはある程度仕方ないと思っているがそれなりに高価な工具なので、走りに行くときは、ロード練用の財布とバイクツールをまとめてジップロックに入れ、それをバックポケットに仕舞うようにしている。

タイヤレバー

ホルダーの両面にタイヤレバーがついている。実は使ったことがないが、どうしてもタイヤが外れない、はまらないときには役に立つのかもしれない。

まとめ

5mmアーレンキー自体がビットハンドルになる合理的な造りで、必要な工具をコンパクトにまとめた携帯工具。

差し替え工具のなかでは作業性が高い上にビットの品質も良く、チタンやアルミのボルトを傷めない。

そのまま使うもよし、必要なビットに組み替えるもよし。

身も蓋もないが、本製品のキモであるビットホルダーと、安価なアーレンキーとビットセットを個別に購入してキットを組むというのもアリ。