コミケに初参戦した話【C99】
2022年、あけましておめでとうございます。
徐々に日常も戻ってきましたが、今年もレースを中心に、自転車に力を入れていきます。
そして、何よりも怪我をしないように過ごしたいと思います。私の周りでコロナに感染した人はいませんが、病院送りになった人は複数人います…
目次
冬コミ参戦
さて、もう昨年末の話になってしまうが、2年ぶり開催のコミケに初参戦してきた。
レース仲間のゲン君のシクロクロス同人誌を共著する形で、私は関西の定番会場紹介とテクニック解説を担当した。
そんなわけで、初参加にしてサークル参加だが、大丈夫だろうか…
ブロンプトン飛行機輪行
コミケは2日目の12/31だけど、朝早いので前日入りして観光することに。
現地を走り回るためにブロンプトンを持っていく。持ち運びやすいブロは、旅行のお供としても非常に優秀。
今回は往復とも飛行機を利用。ブロンプトン世界選手権のときに貯まったマイル、有効期限延長が何度も続いていたのだが、ようやく使う機会が来た。
時間の都合上、始発輪行で関空に行き、ギリギリチェックイン。徹夜明けで眠い…
ブロンプトンの飛行機輪行について、扱いの丁寧な国内線ならほぼいつも通りでOKだが、ステムとフレームのヒンジクランプにダメージを負うと自走不能になるので、ボルトを抜いてジップロックに入れておく。
ハブシャフトやペダルといった突起部に緩衝材を巻いておくとさらに安心だが、今回は無し。輪行袋の一部が擦れて小穴が空いていたので、気になるなら養生するに越したことはないと思う。
羽田空港からはブロンプトンを組み立てて自走で空港を脱出。しかし、その先がノープランだったので大鳥居で一人作戦会議。
膝に暖房器具が乗ってきたので、しばらく動けなかった。
横浜まで走る
猫が満足した頃にはプランも固まり、とりあえず20kmほど走って横浜を目指すことに。
川崎駅前のバーガーキングで朝食後、国道15号を南西に進むが、信号タイミングが悪く、しょっちゅう引っかかる。
おまけに、ブロンプトンの内装3段変速はギヤが合わない（巡航に2速は軽すぎて3速は重い）し、たいへん楽しくなかった。
赤レンガ倉庫についたが、人も割と多いし、写真だけ撮って退散。
お昼食べようと元町中華街に向かったら、歩くのも大変なくらいのすごい人混み。というか、自転車停める場所が無い…
適当にデポって台湾料理店で牛肉麵をいただいた。
R1で都内へ
博物館や店の類は年末で軒並み閉まっているので、食後は早々に横浜を後にして都内へ向かう。
道中は楽しくないので輪行しようとも思ったが、時間が有り余っているので自走。
またR15を走るのは気がすすまないため、国道1号線を走る。
ブロンプトンは小径車ゆえ路面の凸凹に弱く、バタバタ跳ねて失速してしまうためスピードの維持が難しい。
今回持ってきたブロンプトンは2台持っているうちの街乗り用。もう1台持ってるレース用ブロンプトンは駆動抵抗の少ない外装変速機なうえビンディングペダルなのでスピードを出しやすいが、ハンドルが低すぎてフロントバッグを取り付けられないのだ…
途中でR1を逸れ、天王洲アイルから一駅だけ輪行してお台場に到着。
お台場メガウェブ
2021年末で閉館が決まっているお台場のトヨタメガウェブ。
現行モデルのショールームというだけでなく、レースカーやヒストリックカーも展示してあり、車好きなら絶対に楽しめる場所。旅行や出張で東京に行くときは必ず立ち寄っていた。
動態保存されているヒストリックカーもこれで見納め…
冷えてきたので、最後にうにコーンガンダムを見て、暗くなる前に宿へ…
謎の激安宿へ
今回宿泊するのは、赤坂の里Premiumというところ。ワンルームの一室を改装したような個室が2800円…ということでかなり不安だったが、寝るには十分すぎる環境。
シャワールームとトイレ別、トイレはウォッシュレッ…温水洗浄便座（ビューティートワレ）つき。エアコンもちゃんと効いた。
なお、もともと女性専用だったようで、インテリアがやたらファンシーで、なんだか落ち着かない…
玄関は狭いが、こんなスペースでもブロンプトンはすっぽり収まって良い。
コミケ当日
サークル参加なので、8時過ぎにビッグサイトへ。赤坂からは10km弱なので自走した。
自転車でコミケってどうなんだったっけ…と思ったけど、大ぶりのスーツケースくらいのサイズになるし、会場近くで輪行状態にして、そのままサークルスペースに安置。ブロンプトンは場所を取らないので良い。（n回目）
全く勝手がわからなかったが、ゲン君の的確な指示に従いつつ、スムーズに設営完了。
それにしても、運営が実にシステマチックで感動した。
ゲン君が出撃していったので、開場後30分ほどは店番を任される。戻ってきたあとはバトンタッチして、会場をウロウロ。
コロナ対策で55000人に入場制限してるせいで、会場内は割と空いていて、最大手サークルと形容されるトイレもコンビニも行列なし。
外では、雪がちらついてクソ寒い中、レイヤーさんたちがポーズを取り続けていた…
たぶん、シクロクロスだとレッグウォーマーOKな気温だったと思うが、あれ根性で耐えてるんだろうか。スポーツバルムをお勧めしたい…
買い物の方はほぼ自転車島だったが、技術系の「ニッチ過ぎてほとんど需要が無いけど刺さる人には深々と刺さる」みたいな尖ったサークルをいくつか見かけて胸が熱くなった。
ミリタリーや鉄道系は年季が入っている感じのサークルも多かった。今でこそインターネットやSNSがあるけど、それ以前は、趣味の情報交換をするにはこういう場しかなかったんだろうなぁ、と感慨にふけったのであった。
参戦を終えて
今回初参加だったが、自転車関係の知り合いと再会したり、お互い存在を知っているけど話したことのなかった方たちとも知り合えた。もっと早く参戦しておけばよかった。
ただ、人の少ないコミケしか経験していないというのは少々物足りなく感じるので、また参加したいな…
年末年始は実家で過ごすので、帰りは直接実家へ向かったが、最寄り駅を降りたらめちゃくちゃ雪が降っていた。
まだ積もり始めたばかりだったので自走で帰れたが、ブロンプトンに泥除けがついていて、本当に良かった。
