2020年大会はコロナ禍で中止になってしまったが、2018,2019年と2年連続で、ロンドンで開催されているブロンプトンの世界選手権、BROMPTON WORLD CHAMPIONSHIP LONDON FINALに参戦した。
2019年のレースレポートを、現地での観光やサイクリングをまじえて紹介する。
BROMPTON WORLD CHAMPIONSHIPについて
BROMPTON WORLD CHAMPIONSHIP:BWCはその名の通り、折りたたみ自転車 ブロンプトンの世界一を決定するレース。
開催地はブロンプトンの故郷であるイギリス・ロンドン。公道を封鎖し、バッキンガム宮殿の目の前を駆け抜ける。
一般参加も可能なホビーレースという扱いだが、各国で国内大会が開かれ、男女それぞれの優勝者は各国代表として参加することができる。
2018年に引き続き、2019年大会も日本大会であるBWC JAPANで優勝し、代表として参戦する。
初出場した昨年のBWC LONDON FINAL 2018では3位に入賞したが、今年の目標はもちろん優勝。決戦用のニューバイクも準備して、イギリスに飛んだ。
2019/7/30 1日目 ロンドン到着
今年は、2019年春に就航したばかりの関西国際空港→ヒースロー直行便(ブリティッシュエア)を利用。毎日飛んでいる便ではないが、トランジットがないから輪行したバイクのダメージも軽減できる。
バイクは、大型の収納袋とプラダンを組み合わせて梱包。突起部やフェンダーとタイヤの隙間には緩衝材を挟み込んでいる。
関空から12時間少々のフライト。ヒースローから地下鉄で1時間ほど移動し、ロンドン市内の宿に到着。
早速バイクを開梱したが、傷や破損はなく、一安心。
ロンドンのホテルは高いため、1週間も滞在すると宿泊費が馬鹿にならない。そこで、去年は夏休み期間一般客も宿泊できる学生寮を利用した。
特に不都合はなかったので今年も学生寮にしたが、去年とは別の、風呂トイレ共同の寮を選んで節約した。とはいえ朝食はついてくるし、部屋も十分に快適。部屋から中庭を眺められるのも良い。
宿についたのが夕方6時半だったので、荷解きをして、夕飯を食べに行ったらもう夜。時差を吸収するため機内で計算して寝てたものの、眠気が限界なので早く寝た。
日本では夜ふかししがちだが、これを機に朝方に切り替えていこう。
2019/7/31 ロンドン2日目 買い物など
8時に起きて朝食。学生寮の食堂で、好きなものを取っていくビュッフェ形式。今年の学生寮はこの点で失敗だった。メニューが少なくていまいち気分が盛り上がらない。
遠出するのは明日以降にして、今日はロンドン市内をぶらぶら。
宿の中や、観光中に履くサンダル的なものが欲しかったので、何店舗か巡って探す。デカトロン(日本で言うスポーツデポ的な量販店)でこれぞ!というものを見つけて購入。
お昼はブロンプトンフードマーケットでローストビーフサンドウィッチ。
Googleローカルガイド達も絶賛していただけあって、おいしかった。
午後は現地のスーパーマーケットを巡ったり、自転車屋を見て回ったり。
夕飯は、BWC JAPAN元日本チャンプのなおさんと落ち合ってパブへ、今回BWCのタイミングにあわせて応援に来てくれた。何故かメニューがタイ風だったけど、良い意味で期待を裏切るおいしさだった。ちなみに、イギリスは飯がまずいというが、中華料理とかイタリア料理とか、イギリス色の薄い食べ物については結構おいしい。
あまり走っていない気がしたが本日の走行距離は35km。
ロンドンの走り方を思い出してきた。この国では自転車はオートバイと同様クルマの仲間。
道路をスムーズに走るには自転車も存在感を示していかなければならない。かたくななキープレフトは死を意味する。
しかし、3車線くらいあるラウンドアバウトに突っ込む時はけっこうビビる…ロンドンバスにすり潰される光景がよぎる。