iPhone SE(第1世代)に楽天モバイルSIMを刺してサブ機にする

メインで使ってるAndroidスマホのバッテリーが弱ってきて、残量50%程度から一気に電源が落ちることが増えてきた。
そこで、もっぱらZWIFTコンパニオン専用となっていたiPhone SE(第1世代)をサブ機として復帰させた。

回線は楽天モバイルを使用。AirTagも買ったし、しばらくは持ち歩くつもり。

最軽量のiOS端末(の中古を買い叩いて直す)

2016年に発売されたiPhone SE(第1世代)は、iPhone 5sの筐体をベースにしつつも6s相当の処理能力をもたせた廉価モデル。
画面サイズは4インチにとどまるが、片手で操作できる幅58.6mmのボディで重量もわずか113g(最新のiOSに対応した端末では最軽量)と、コンパクト機好きの間では長期に渡って愛用されてきた。

iPhone5を最後に、メイン端末をAndroidに切り替えて久しいが、iOS端末も持っておきたかったので(※)、第2世代SEが出たタイミングで、初代SEを中古で購入。
バックパネルとバッテリーを交換して使用している。この時代の端末はバラしやすくて良い。

※iPhoneのみ対応のアプリやサービスもあるため。ZWIFTコンパニオンもiPhoneとAndroidで微妙に仕様が違う。

ほぼ全バラ

バックパネルはアリエクで購入したが、オリジナルのIMEI番号まで刻印してもらえた。いろいろと問題がある気がする。
なお、バックパネル交換は死ぬほど面倒なのでおすすめしない。

スマホの分解が趣味なのでわざわざ交換したが、外装がきれいな個体を買ってバッテリーのみ交換するのが一番安上がりだと思う。

コピー品なのか流出品なのか それとも再生品なのか…

メイン端末としては限界のスペック

軽量コンパクトというのは魅力だが、いかんせん5年前の機種。メイン端末として使うのはやや厳しい

まず4インチという画面サイズ。今どきのスマホ向けコンテンツは大画面端末に合わせて作ってある。
TwitterやGoogleマップを見るくらいなら使えるが、狭い画面でウェブサイトを見るとストレスが溜まる。

画面サイズの差は歴然

カメラの画質も年代相応で、昼間の屋外はそこそこ撮れるが、薄暗い場所や夜間はノイズだらけの写真になってしまう。

画面解像度が低いお陰か、サブ端末として使う限りはiPhone 6s相当の処理能力はそこまで遅いと思わないが、iOSのアップデートがいつ打ち切られても不思議ではない。

なので、楽天モバイルのSIMを刺して、あくまでもサブとして使う。

楽天モバイル回線を使用

回線は楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)を使用。月間1GBまでなら料金がかからないので、サブ回線にはうってつけ。
逆にメイン回線として考えると、楽天のサービスエリアはやや貧弱だが…

初代SEでも楽天モバイル使用可能に

楽天モバイル(楽天回線)サービス開始時はiPhone XまでのモデルにSIMカードを刺しても通信できなかったが、iOS 14.2までは、IPCCファイルを手動で適用することでモバイル回線を使用できた。

ところが、iOS 14.3以降はこの裏技が使えなくなり、しばらくの間Wifi専用機になっていた。

手放そうかと思っていたところ、2021年4月27のキャリア設定アップデートで初代SEを含む旧機種(iPhone 6s / 7 / 8 / X)が楽天モバイルに正式対応した。

iOS 14.4以降であれば、キャリア設定アップデートを行えば特に設定の必要なく通信できるようになる。

「設定」→「一般」→「情報」→「アップデート」

で「キャリア設定アップデート」のダイアログが出て、最新版を適用できる。

ただし、手動で設定プロファイルを適用している場合は削除しておくこと。

軽量なサブ機&AirTagトラッキング用として使用

重量113gというのは、中型モバイルバッテリーと同程度。大画面化に伴い200gを超える端末も増えてきた中では抜群に軽い。
スペック不足は否めないが、サブ機として割り切れば軽量コンパクトで、持ち歩いても負担にならない。

サブ機として使うなら、楽天モバイル回線との相性もいい。前述のように通信量1GBまでは料金がかからない
また、メイン回線はワイモバイル(ソフトバンク回線)なので、サービスエリアを補完しあえる。
MTBやシクロクロスのレース会場は人里離れた山間部にあることも多くしばしば圏外になるが、複数キャリアの回線が使えると、どちらかは電波を掴めることがある。

また、ロードバイクの盗難対策としてAirTagを導入した。
AirTagの現在地を調べるためにはiOSデバイスが必要なので、トラッキング用として使ってみるつもり。

初代SEの後継機は

初代SEはすでに販売が終了した端末で、代替になりそうな現行機種は以下のふたつ

  • iPhone SE(第2世代)…148g, 49,280円(64GB)
  • iPhone 12 mini…133g, 82,280円(64GB)

第2世代SEはちょっと重いし、サブ機用途に12miniは高価すぎる。
メイン端末としてAndroidを使う限りは、もうしばらく初代SEのお世話になりそう。