寒波が押し寄せるなか、シマノお膝元の堺で開催された関西CX第9戦 サカイセンシュケン。
豪華メンバーが集まる中、レースは4位パックで三つ巴の競り合い。
結果は5位ながら満足できる走りができました。
1/15 関西CX第9戦 堺
5位/63名(11周回 +2:31 順位7% フルラップ完走19名)
リザルト
Shin 服部製作所 スチールCX SUKUMIZU MACHINE WORKS 「鉄号」
前輪: PAX AR30W-D / IRC SERAC CX(2分山) / 2.2bar
後輪: WH-M785 / IRC SERAC CX MUD(1分山) / 2.2bar
設営と試走を行なった前日は、冷たい強風が吹き付ける一日。
向かい風は地獄、風向きによってコーナリングの感覚も全く異なる。
シケインに至っては、持ち上げた自転車が風に煽られ、風下に流されるほどの状況だった。
コーステープを引っ掛けてディレイラーを巻き込むトラブルもあったが、1時間ほど走りこんだ。
風が強いの図
レース当日は、全国的な積雪で混乱があったようだが、堺は夜に軽く雪が舞ったものの路面は完全にドライ。
ただ、土曜ほどではないものの風が強いコンディション。
今回、バイクは鉄号、タイヤは久々にチューブレスを使用。前後とも毎日の通勤練でコツコツ育て、軽い転がりとコーナーのグリップを両立したもの。
堺の路面はグリップが安定している草地でチューブレスタイヤのデメリットが現れにくいし、
普段スキル練をしている路面に近いこともあり、乗り慣れたバイクとタイヤを使うほうが良いと判断した。
今日は強豪選手が多数エントリー。沢田時、竹之内悠、横山航太、中原義貴、中居路雅、竹内遼などなど。
優大さんや村田さんらと競り合いつつ、このメンバーにどこまで食らいついていけるか。
多少のリスクを背負っても、積極的なレースをすることを目標にする。
会場は吹きさらしで寒いので、ウエアは多めに着込む。冬用レッグウォーマーとアームカバー、さらに長袖インナーを着てスタート招集へ。
スタートは岡野くん、広大くんが左から、トッキーと優大さんが右から飛び出し、それについていく感じ。
ホールショットは岡野くん。スピードが乗る左180度ターンを抜けると、トッキー、広大くん、僕と続くパックに。
しばらくはクネクネとコーナーが連続するセクションが続くため、大人しく様子を伺う。
Photo 村山 かほり
短い直線後のコーナー入り口で、いつのまにか後ろについていた悠さんが鮮やかなオーバーテイク。
スタート後半周で、トッキーを悠さんが追い、後にパックが続く形に。
しばらくたって、後方スタートのコータプロが抜いていく。
2周目あたりからは、優大さん、ミチマサ、僕の3人が4番手パックに。
レース終盤までこの3人で抜きつ抜かれつの接戦が続くことになる。
UKYOのジャージも板についてきたミチマサは流石の剛脚っぷりでパワー勝負は無理。しかし砂場では少しもたつく。
優大さんはフィジカルもテクニックもバランス良く高く、隙が無い。実力差はあるがコースによっては互角に戦えることもあって、今シーズン目標にしてる選手。今日は勝ちたい。
5分30秒ほどのラップを刻み、パックでレースは進む。
ふたりから数秒遅れる場面もあったが、先週のレース後「次はもっと積極的に食らいついていく」とか言っちゃったし、千切れる訳にはいかない。
踏みすぎないようにコントロールしながら、差を詰めた。
合流後、前に出てペースを上げてみたら数秒差が開き単独4位になったが、決定的な差にはならず再びパックに。
最終周回、ミチマサと2名のバックに。優大さんは離れる。
このまま前を押さえていけるかと思ったが、シケイン前の180度コーナーで差される。
仕掛けてくるなら立ち上がり加速だと張っていたので、これは完全に予想外だった。
最後の砂場セクションで逆転を狙うも差は埋めきれず、ミチマサから6秒遅れ、優大さんからは8秒差をつけて5位フィニッシュ。
表彰台に乗ったわけでもないし、4位争いの勝負にも負けてしまったわけだが、
粘り強く戦って優大さんに差をつけられたし、内容としては、2位入賞したマイアミに並ぶくらいに満足度の高い、充実したレースだった。
勝ち負けも大切だけど、こういう積極的なレースが毎回できるといいな。多大な負荷の反動で、レース後ずっと全身が重たいけど…
さて、関西CX最終戦は少し開いて2月5日。翌週はくろんどクロス、その次は東海CX愛知牧場に参戦予定です。
立ち止まっていると凍える寒さの中、応援・撮影・サポートしていただいた皆様、ありがとうございました。