大阪、京都、奈良の2府1県の境目に位置するくろんど池で行われたくろんど池CX。
エキシビジョンレース(仮装/SS)も開催され、どこかお祭り的な雰囲気。
今回も、昨年度大会と同じくSS(シングルスピード)とC1にダブルエントリー。
午前中から雨が降り、C1スタート直前にはアラレが降ってうっすら積雪するなどシビアなコンディションだったが、路面が緩みさらに難易度の高まったコースを楽しめた。
受付近くの駐車場に停めたかったので、試走開始時間前に早めの会場入り。
くろんど池のコースは概ね例年通り。スタート後の舗装路直線を抜けるとダートに入り、ところどころ根っこの張り出した池沿いの小道、林の中を抜けたら長いフラットダート区間。
小山の麓の連続コーナーをこなしながら階段を担ぎ上げ、あとはシングルトラックを下って、スタート地点に帰ってくる。
そこらじゅうにパンクや転倒のリスクがある難コースで、トラブル無くスムーズに走るのも大変。しかも、上り直後の階段がキツい。
試走終了後はしばらく会場をうろつくが、知り合いもあまり見かけないし、寒いのでおでんを食べに松美荘へ。みんなここにいたのか…
温まった後、外に出ると雨がぱらついている。外にいても冷えるだけなので、時間までロドスタの運転席でビバーク。
1/22 2017くろんど池CX SS
1位/6名(2周回 +0:00 順位16% フルラップ完走6名)
リザルト
Shin 服部製作所 スチールCX SUKUMIZU MACHINE WORKS 「鉄号」
前輪: PAX CT38W / TUFO CUBUS 33 / 1.8bar
後輪: FORMOSA 38mm / TUFO CUBUS 33 / 1.8bar
ギヤ比:40x11T
シングルスピードと仮装レースが時差スタートのエキシビジョンレースは11時40分にスタート。
エキシビジョンには人が集まったが、SSの出走は6人とやや寂しい。
路面はウエットだが、幸い、雨が小ぶりになったタイミングでスタート。
ルマン式スタートなので、号砲とともにダッシュ。自転車を掴み上げて飛び乗るが、想像以上にペダルが重い。
今回はギヤをトップに入れてDi2のバッテリーを抜き、40x11Tで出走。
こんなギヤ比でも、急な上り以外はスムーズなライン取りをしながらタイミング良く体重移動してやれば乗っていけるはず。
ホームストレートを抜けてチラっと後ろを確認すると、ベルトドライブのSSCXに乗るジェイソンと巨匠が追ってくる。
林間の上りがものすごくキツいが、ダートに出るとダンシングで速度を乗せられる。
後はマイペースで走るが、痛恨のコースミス。エキシビジョンレースでショートカットする部分のコース切り替えが不完全だったため、迂回してしまう。
この間に巨匠に抜かれてしまったが、2周目の途中で追いつく。2周目は道を間違えずにゴール。
Photo 田辺さん
3位のジェイソンが引いてる。
1/22 2017くろんど池CX C1
5位/25名(7周回 +4:19 順位20% フルラップ完走11名)
リザルト
Shin 服部製作所 スチールCX SUKUMIZU MACHINE WORKS 「鉄号」
前輪: PAX CT38W / TUFO CUBUS 33 / 1.8bar
後輪: FORMOSA 38mm / TUFO CUBUS 33 / 1.8bar
SSが終わったら昼試走タイムだが、また雨が降ってきたので、コースチェックは雨脚が弱まったタイミングで1周だけ。午後のM1,L1,C2,C1でのみ使用するセクションをチェック。
今回、C1レースは最後なので、また時間が開く。雨脚はどんどん激しくなってきたので、車内でおとなしくしている。
ストレッチしたいが脚を伸ばすスペースがない。こんなとき狭い車は不便。
低体温対策をちゃんとやっておかないと希望が丘みたいな目に遭うので、メッシュインナー、冬用アームウォーマーの上から長袖インナーを着て、その上に半袖ジャージ。
下はレーパンの上からロングタイツ。足の冷えが気になったので、重いのを承知でゴアテックスのSPDシューズを履く。
雨でアップできないのが辛いが、軽く身体を動かしてからスタート召集へ。
雨もあがって、グリッドに並ぶ。レースは14時50分スタート。各選手が羽織っていた上着を脱ぎ、カウントダウンが始まったくらいに突然アラレが降り始める。
直後に雷鳴。スタートまであと20秒ほどだったが、素早い主催者判断で一時中断に。
グリッドから離れて様子を伺っている間にもどんどんアラレが降り、地面がみるみる白くなっていく。
落雷の心配は無いと判断され、数分後に再スタート。景色はすっかり変わっていた。
号砲で飛び出したのはコータプロ、続いて岡野くん。その後ろに続く。
雪国育ちのコータは慎重。雪が薄く乗った舗装路のグリップを確かめながら走っている。転ぶと痛いもんな!
誰も通っていない白い路面を先頭パックで踏んでいくのは格別。こんな体験は滅多にできない。
関西CX堺でもホールショットを決めて序盤先頭を抑えた岡野くんは、今回もアグレッシブに攻めている。
僕もお世話になっているオルタナティブバイシクルズのモニターテスト中のサスペンションステムShockstopが、グリップが安定しない上に路面が悪いコースにマッチしている様子。
こちらはというと、土曜日にちょっと乗りすぎて疲労が抜けてないのと、SSレースのダメージ、さらにアップ不足であんまり調子がよろしくない。
燃費の悪いドッグファイトをすると、ペースと集中力を維持できないと判断して、マイペースで走ることに。
トップはコータ独走、2位は、途中パンクで後退したがポジションを戻した門田さん、3位パックが優大さんと村田さん、5位に私。
元気だったら3位パックで争いたかったが、前述の通り完調ではないのと、雪で緩んだ路面は滑りやすく、走るのが精一杯で無理できない。
踏み込みもコーナリングも安定を欠き、ラップタイムもいつもよりバラつく。
レース終盤はずっと一人旅。後ろが追いついてくる心配は無いけど、漫然と走らずコース攻略に集中する。
三船さん監修のコースは、ゆっくり走るだけならなんてことのないが、タイムを詰めようと思うと一気にパンクや転倒のリスクが高まるレイアウト。
コーナー途中に張り出した根っこの処理や、起伏があり3次元的にラインを考える必要のある複合コーナーなど、腕で差がつく場所ばかり。
複数のラインが選べるセクションも片手では数えられないほどある。どちらを通るべきか?
そうこうしているうちに最終周回。5位でフィニッシュ。
一応5位でまとまったが、中身の薄いレースをしてしまった。
今回は、スタート位置についた時点で、勝機が薄かったように思う。
土曜日に、スノーライドがしたくなって800mほどの山に登って、無駄に疲労をためたのがひとつ(しかも雪は殆どなかった)。
雨で引きこもってて、ウォーミングアップをちゃんとしなかったのがひとつ。
レースが始まると、技術も戦略も出し尽くした!あとは精神論と根性論でなんとかしなきゃ!という場面のほうが多いわけで、
根性で踏めるようにちゃんとコンディションを整えておこうね、と反省。
もっというと、今期調子の良かったレースの翌週は不調で、
・りんくう2回目(2位)→マキノ(21位)
・マイアミ(2位)→烏丸半島(3位パックから脱落して5位)
・堺(4位)→くろんどCX
といった具合。
頑張った翌週は、平日の練習も抑えめにしてリカバリーしよう。
さて、来週は東海CXまで出張して愛知牧場でレース。
シーズンも終盤…と思ったけど今期出場予定の約20レース中、あと6レースもある。
まだ先は長いので、常に自分の課題を意識しながら走りたいと思います。
撮影・応援・サポートして頂いた皆様、ありがとうございました。
くろんどCXは次年度も開催予定。コース攻略の続きは、また来年。