ついにCXシーズン開幕。今季もスクミズマシンワークスとして、上位を狙っていきます。
2015-16シーズンの初戦は京都・南山城村。今年度からAJOCCの公式戦になった関西シクロクロスプロローグ。
ギリギリの差でしたが、C1で初優勝しました。
10/18 関西CXプロローグ C1
1位/23名(58:25 順位4% フルラップ完走11名)
リザルト
PAX PROJECT CX-DISC SUKUMIZU MACHINE WORKS
前輪: PAX 30mmアルミTL 9mmスルー軸 / IRC SERAC CX SAND / 2.0bar
後輪: PAX 30mmアルミTL / IRC SERAC CX SAND / 2.0bar
ST-5800の右レバーだけ使って11s化。ギヤは38×11-28T
ブレーキはTRPのHY/RDで組んでみた。レバーの引きの軽さは油圧にかなわないものの、カンチと同程度。タッチは良好。
今年も京都府南山城村 大河原河川敷で行われる関西CXプロローグ。
天気は暑いほどの快晴。
コースレイアウトも例年とそう変わらないが、半年ぶりのシクロクロスなので入念に試走。
スピードを乗せる舗装路、砂利、走りの重いデコボコ道、砂セクション、タイトなコーナーと、短いながら変化に富んだコース。
苦手なタイトコーナーはミスすると数秒のロスになるので、ライン取りを意識しつつ反復練習。
舗装路セクションが長いのと、全体的にグリップが安定していてぬかるんだ路面が無いためタイヤはシラクサンドを選択。
試走前後、何かと世話を焼いてくれるFKD師がやってきて「勝てるときに勝たないと、いつまでも勝てない」と一言頂くが、この時は特に気に留めていなかった。
C1は18周回のレース。スタートダッシュで縫うようにサクサクっと順位を上げたが、直後の第1コーナーで背後からクラッシュっぽい音がして肝を冷やす。
序盤のゴタゴタが落ち着いた頃、パックの前に出る。じきに、先頭を単独で走っていたオッチーが見えてくる。
無駄脚を使わないようにしつつ、ジワジワと差を詰める。
追いついて、一息ついてからパス。チラッと後ろをチェックすると、ゾロゾロとついてきている。
オッチーに加えて、村田さん、熊崎さん、シゲヲさんも。
スタート前に周囲を見渡して警戒していたメンバーだ。
コーナーの加速でインターバルをかけて後続を引きちぎろうとするが離れない。
中盤、舗装路で村田さんに抜かれる。先頭を単独で走るのはそれなりに消耗するのでここは譲る。
背後にくっついて走っていると、パワーはこちら、テクニックはあちらに分がある印象。
すなわち、舗装路で前に出て苦手なテクニカルセクションでフタをする必要がある。
ここから、先頭を争ってオーバーテイクの応酬。コース幅は狭いものの、お互いの動きがわかるので遠慮無く差し込んでいく。
いっぱいいっぱいだけど最高のバトルを楽しむ。
しかし、コーナーでじわじわと差が開きはじめ、そのまま村田さんが一人抜け出し独走状態に。
しかも背後には熊崎さんがぴったり。砂セクションで何度か並ばれる。
ラスト2周回で村田さんに10秒のビハインド。実力差を考えると、1周あたり5秒の追い上げは正直難しい。
ずいぶん小さくなった背中を見て、このまま2位死守の作戦に切り替えるか…と諦めかけたが、ふとFKD師の言葉が頭によぎる。
選手層が厚くなる今後のレースで、優勝できるチャンスは少ないだろう。勝つならこのレースしかない。
幸い、脚も息もまだ少し余裕があるし、まだ追い込める。ここでスイッチが入ってハードプッシュ開始。
どのみちあと2周、6分ほどで終わるレース、タイムアタックをすると思って全開で行く。
ファイナルラップに入るとき、僅かに背中が近づいているのを感じる。こちらのペースアップだけではなく、村田さんのペースが落ちている?
舗装路のストレートを踏み倒し、コーナー手前でぐぐっと寄る。あと5秒。
ワンミスが命取りなので、コーナーではバイクコントロールに全神経を集中。
シケインを越えると射程圏内。残る差を一気に詰める。気づかれていない?
ピットを回りこむような最終ヘアピンコーナーの入り口、息を止めてイン側に飛び込む。
こんな勝負がしたくてレースをやっていたんだ、と高揚感を味わいつつオーバーテイク。そのまま立ち上がりフィニッシュラインへ。
これがAJOCCレース初優勝。結果だけではなく、内容も最高だった。
残り2周でペースアップしていなければ、良くて2位、多分3位だったはず。
後で話を聞くと、村田さんは終盤脚が攣りかけてたのと、十分なタイム差に安心していたとのこと。
幸先の良いシーズンインになった。
10/18 関西CXプロローグ 90分チーム耐久
チームの部1位/42組
午後からは90分耐久。ヤブさんと2人で出場。
シクロクロスのチーム耐久は毎度出てるので慣れたもの。
実に適当に、4周交代のプランを組む。
序盤から上位に位置し、表彰台圏内をキープしながらレースを進行。
僕の最終走で、本気でプッシュしてからヤブさんにバトンタッチ。
10秒ほど後方には昨シーズンマスター年間チャンプがいたものの、ヤブさん必死の逃げでチーム優勝。
相当追い込んだダメージがあったようで、ヤブさんはレース後地面に転がって全身を攣っていた。
結果も最高なら内容も最高のレースで幕開けした今シーズン。
昨シーズンは怪我でかなわなかったものの、今季も関西CX年間ポイントランキング10位以内を狙っていきます。応援よろしくお願いします。
次は1週間後、10月25日、関西CX第1戦、マイアミ浜に出場します。