11/30 野辺山CX UCIレース


雨の土曜日とはうってかわり、快晴となった日曜日の野辺山。
前日のリベンジのため、マッサージに入念なアップをして臨んだが、
より強力になった選手層と、粘度を増した泥に負けて31位。


11/30 野辺山シクロクロス UCI
31位/76名(-4Lap フルラップ完走13名)
Lynskey ProCross
前輪: 38mm Carbon TU / TUFO Primus / 1.7bar
後輪: EC90SLX / Vittoria Cross XM / 1.8bar

Lynskey CooperCX
前輪: WH-6800 / IRC SERAC CX / 1.9bar
後輪: WH-6800 / IRC SERAC CX MUD / 1.9bar


朝から快晴の野辺山。朝一番に会場入りしたものの、試走はパス。3時前のUCIレースが始まるまでにコンディションが激変するし、コースは昨日走ったので。
暖かいので、朝から観戦モード。アイスをペロペロしながら出展ブースを周り、中の人とお話。
ディスクCXバイクは今年になってだいぶ普及してきた印象だが、ローター径やフロントハブ径などの規格が各社まちまちで、まだ手を出すのは早いように思う。
多少の重量増になるが、雨天でも安定した制動力、リムが傷まない等メリットは多数なだけに、次はディスクCXに乗りたいんだけど。
普及のポイントは、安価で性能が安定した油圧ディスクブレーキの普及と完組ホイールの充実かな。
ワイヤー引きのディスクはレース中でも刻々と引き量が変わってしまうので。
そうこうしてる間に昼の試走時間。
1周だけ、長靴を履いて軽く試走してコンディションを確かめた。泥の粘度が高まってロクに走れない。歩いても長靴脱げそう。トルコ風アイスかよ。
その後、午後レースが行われるC2を観戦し、走りの様子を見る。
今日はちょっと気合を入れて準備も万端に。
イナーメさんのブースでマッサージしてもらう。脚がほぐれて動きが軽い感じ。あといい匂い。
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普段は昼試走がアップ代わりだけど、スタート前までは珍しくローラー台を回す。
そうこうしてるうちに召集が始まり、定刻通り2時50分にスタート。スタートバイクはProCross。リムハイトがあるぶん泥で有利かなーと。
スタート直後の直角コーナーはやっぱり詰まる。ちょっとスタートダッシュと突っ込みが甘くてポジションを下げてしまう。
徐々に番手を上げるが、舗装路でロード系の選手に抜かれる→その後の泥区間とバギーコースで延々と前を塞がれる…の悪循環。
いつもなら多少強引に鼻先を入れるんだけど、今日はアグレッシブさが足りない感じ。
順位は30位台半ばで、調子悪い?と思うも、同じパックに大渕さんいるし、全体のレベルが高い様子。

2周目でピットイン。巨匠から代車を受け取る。泥がついていないと走りが軽い。
シケイン前後のヘアピンが続く泥区間はヌタヌタの路面で、まっすぐはともかくマトモに曲がれないためひたすら押し担ぎで体力を消耗する。

多少順位を上げ、昨日よりは1周多く走れたものの、31位 -4Lapでレース終了。
この日のレースも優勝はイタリアのベルトリーニ選手。日本人では2日連続で山本カズ選手が昨年全日本チャンピオンの竹之内悠選手を抜いて3位。
今年の全日本は誰が勝つか分からない。面白くなりそう。


さて、土日で連日開催されたUCIレース。どちらも80%ルールにより半分くらいでレースを降ろされ、泥区間では満足に走れなかった。
シクロクロスのコース規定には「人工的な障害物区間以外、自転車で走行可能なこと」というルールが存在する。
では、今回のコースは規定違反だったか?いや、タフなコースではあったが、UCIの名を冠するレースを走るにふさわしい実力を備えていなかったのではないかと思う。
また、速い選手は乗ろうと思えばどこでも乗っていけるが、それでもタイムやリスクを判断して降りるべきところは降りて確実に走る傾向がある。
冷静に判断して、乗れるところは乗る、しかしランのほうが速いところは担ぐ、そういう走りができれば、いくつか上の順位を狙えたかもしれない。
野辺山で「レース」をできたのは完走者あるいはUCIポイント取得者、UCIレースに見合った実力があったのは、賞金圏内の25人ではなかろうか。
今シーズンは例年より成績がよく調子づいていただけに、今回のリザルトは「シクロクロスレースで満足に自転車にも乗れないへっぽこだ」と突きつけられた気分。実力不足を思い知った。
2週間後に控えた全日本選手権では、カズ選手や竹野内選手、小坂光選手を先頭に、野辺山以上に強力なメンバーが揃うはず。
全日本選手権完走という目標は高いぞ…とため息をつく帰路であった。