全日本選手権が終わってクロスシーズンも後半戦。
全8戦の関西クロスシリーズも折り返し、第5戦は砂浜が特徴のビワコマイアミランドで開催。
そろそろ総合ポイント争いを意識し始めるレースは序盤からいい流れで走れ、終盤ポジションを落としたものの3位フィニッシュ。
12/15 関西CX第5戦 マイアミ
3位/62名(9周回 +0:36 順位4% フルラップ完走34名)
リザルト
PAX PROJECT CX-DISC SUKUMIZU MACHINE WORKS 「プラ号」
前輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB SSC SPRINT2 GREEN / 1.6bar
後輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB SSC SPRINT2 GREEN / 1.6bar
マイアミといえば関西屈指の砂コース。最近は乗車の難易度も下がっているが、昔はテクニックが乏しかったこともあって、本当に苦手なコースだった。
高低差はほぼ無いが、琵琶湖岸の砂浜の攻略で差がつく、そんなコース。
さらに今年は関西クロスシリーズの5戦目。マイアミの結果で総合ポイント争いの流れが決まるので、ここは落とせない。
前日試走では、砂の走り方を思い出しながら、ロスなく走れるラインを探る。
12月の琵琶湖岸は風が強く、波が打ち寄せるので長い砂浜区間はむしろ足を休めて高速巡航できる状況。
要所要所でしっかり集中してトラクションを掛けていけば全乗りも十分可能。
レース当日はどうせ混雑して走れないと思い朝試走をパス。9時過ぎに会場入りして、いつものようにリラックスして過ごす。
昼試走でコースの最終チェックを行うが、午前中のレースで昨日よりずっと砂が深くなっている。
乗車にこだわらず、状況によっては降りる判断も必要かなーという状態。
それでも、今日の琵琶湖は基本的に「乗れる砂」。タイヤ空気圧を今季最低の1.6に合わせて招集へ。
第4戦終了時のポイントランキングでは暫定1位だが、1ポイント差で堀川滉太、次いで3位に村田さんが迫っていて、今日のレースでこの2人に差をつけられればシーズン後半を優位に進められる。
マリオの号砲でスタート。序盤は横山航太に頑張って食らいついて、後続を切り離す作戦。
砂の路面は誰かしらミスるし、一歩引いて様子見しても全くいいことがないので、普段より踏んでいく。
目論見通りコータプロの後ろに。全日本を終えて少々精彩を欠くようにも感じられるが、それでもフィジカル・テクニックともに数段上の選手。
Photo 末藤さん
背後に張り付いてひたすらラインをトレース。直線もツキイチ。許せ。
3周目くらいからやや余裕が出てきたので、ちょっと前に出たりもしつつパックで展開。3位には肋骨が折れてるはずのあたるちゃんが単独で抜けてきたが、20秒以上の差がついている。
Photo 末藤さん
脚の限界までこのままパックで走って、あとはリードを保って2位ゴール…というシナリオを考えていたが、中盤からバイクコントロールが狂い始める。
じわじわ開いた数秒差を砂の処理で一気に挽回する場面もあったものの、翌周回には全く同じ場所でミス。失速して一気にタイム差がつく。
Photo ほのたろー
あたるちゃんには30秒弱の貯金。残り3周ほど。普通はこのまま逃げ切れるはずだが、奴は速かった。
ラップタイムを10秒以上上げて驚異的な追い込み。ファステストラップを連発し、残り1周のタイミングで追いつかれる。
こちらもほぼイーブンペースでラップを刻んでいたが、頑張ってどうにかできる差ではなく、逆に10秒以上の差をつけられて3位でフィニッシュ。
あたるちゃんに負けたのは残念だが、予想外というか、正直、意味がわからない速さだった。
それはともかくとして、レース内容は良かった、と思う。
レース前半はコータプロとパックを組んで、スムーズにタイム差を稼げたし、実力ある選手の間近で走ること自体が良い学びになった。
ランキング的には、5位の堀川滉太、8位の村田さんにキッチリポイント差をつけて首位キープ。
ここまで連戦だったが、来週のJCX広島はパス、年末もレースがないのでしっかり休養しつつ調子を整えて、年明けの希望が丘で関西クロスランキングを盤石なものにしたい。
応援・撮影・サポートありがとうございました。良いお年を!