12/3 関西CX第4戦 美山

極寒の雨マキノから2週間。青空の下、暖かい陽が射す中開催された美山。
レースは先頭を走る広大をパックで追う展開。
今日の広大は強かった。ハードプッシュしたがタイム差は縮まらず、
逆にこちらが滑りやすい泥でミスする始末。
最終ラップで背中が見えたが追いつけず、最後は2位争いのスプリントをなんとか制して2位フィニッシュ。


12/3 関西CX第4戦 美山
2位/51名(10周回 +0:04 順位3% フルラップ完走38名)
リザルト
Shin 服部製作所 スチールCX SUKUMIZU MACHINE WORKS 「鉄号」
前輪: Prime RP-38 / TUFO FLEXUS PRIMUS 33 SG / 1.9bar
後輪: Prime RP-38 / TUFO FLEXUS PRIMUS 33 SG / 1.9bar


マキノから2週間ぶりのレース。若干調子を崩し気味だったが、この1週間は回復にあて、前日の土曜日に軽く追い込んでレースに臨んだ。
悪天候の多い今シーズンだが、今回は青空が広がる快晴。朝は気温が低かったが、風も強くなく、日差しが当たるため暖かい。
美山のコースは、高低差のある林間セクションと平坦な草地のパターゴルフ場を行ったり来たりするレイアウト。
林間セクションはヌルッとした泥で、タイヤが沈み込まない締まった路面に見えても表面は滑る。
一方パターゴルフ場も、コーナーは草が剥けて滑りやすい。
天候が良いため路面は回復傾向だが、タイヤはTUFOのオールラウンドモデル、PRIMUS SGを選択。
泥づまりしやすい旧モデルに比べて遥かに泥抜けが良くなったが、マッド用のCUBUS SGとの住み分けができていない気がする。
午前中は会場内をウロウロしながら、観戦したり、地元のおばあちゃん達のブースで回転焼きを食べたり。リラックスして過ごした。


ゼッケン3番、1列目からスタート。
短い直線の後すぐに林間セクションに入り、ラインは8列→2列→1列へと絞られるので、スタートダッシュはかなり重要。
スタートは平凡だったが5番手前後で進入。泥と根っこで滑りやすい連続ヘアピンをこなし、(ジュニアの村上巧太朗を除いて)先頭パックで展開。
じきに先頭に飛び出たのはヨシ君。MTB選手だけあって、滑りやすい登りも下りもスムーズ。もちろん地脚もあるので、みるみる差がついていく。
僕、広大、村田さん、クボシン、FD氏あたりのパックでこれを追う形になった。
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Photo 大西さん
しかし、ヨシくんがメカトラでストップ。今日のコースはピットが1周に1箇所なので、大幅なタイムロスを強いられ先頭争いから脱落。
すると、先頭に上がったパックから今度は広大が抜け出す。
淡々と走る広大との差がじわじわとつきはじめ、最大17秒ほど開いた。
僕、村田さん、クボシンの3名パックで必死に追ったもののタイム差は縮まらないどころか、攻めすぎるあまりタイヤを滑らせたり転んだりしてタイムロス。走りに安定感がないのが自分でもわかる。
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Photo BOSS Y.Takagi
残り2周あたりからパック内での2位争いを意識しはじめる。コース幅が狭く抜きどころが少ないので、なるべく先頭を押さえておきたい。
3人の2位パックの中で、一番走りが安定しているベテランのクボシンが怖い。
ピリピリしつつ最終周回に突入。広大はややタレてきたのか急速にタイム差が詰まり始める。
残り半周、シケイン付近で村田さんに抜かれる。この先で抜きやすい場所は無いが、尻に食らいつく。
ミスしがちだったキャンバーもロスなくクリアし、逆バンク気味に折り返すヘアピン。
ここは泥で滑りやすく、村田さんは大外から回り込むライン。
内側があいたのでここに鼻先を入れるが、前輪が滑って足をつく。
村田さんのラインを塞ぎ、若干見苦しい抜き方になってしまったが、前に出て最終コーナーへ。
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Photo BOSS Y.Takagi
舗装路に出てからのゴールスプリント、どちらが勝ったのかわからなかったが、なんとか逃げきったようで2位フィニッシュ。


今シーズンは晴れでも雨でも、グリップが安定したコースばかりだっただけに、
ヌルヌルした泥や根っこの張り出した路面に翻弄され、ミスが多かった所は課題。
一方で、踏む所はちゃんと踏めたし、ゴールまで集中力を持続できた。
リザルトを見ると、1位の広大とのタイム差は4秒。差はかなり縮んだがそれでも逃げ切られた。
今まで勝負になることは何度もあったが、今日は本当に強く、安定した走りの広大に全く追いつけなかった。
もちろん悔しいんだけど、気持ちのいい負け方というか、ちょっと晴れやかな気分だった。
来週は野辺山で全日本選手権。今年こそ完走を目指して走ります。
撮影・応援・サポートしていただいた皆様、ありがとうございました。