12/8 第25回全日本シクロクロス選手権 内子

第25回シクロクロス全日本選手権は愛媛県の内子町で開催。
開催地が発表されたのは半年前。AJOCCレースの開催実績もなく、やや不安な気持ちはあったのだけど、
行ってみれば、海外基準で作り込まれた全日本にふさわしいコース。
C1昇格10年目、10回目の全日本だったが、今年は実力を存分に出し切って、納得の14位。


12/8 第25回全日本シクロクロス選手権 内子
14位/69名(9周回 +4:09 順位20% フルラップ完走30名)
リザルト
JCFリザルト
PAX PROJECT CX-DISC SUKUMIZU MACHINE WORKS 「プラ号」
前輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB SSC SPRINT2 GREEN / 1.8bar
後輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB SSC SPRINT2 GREEN  / 1.8bar


例年、シクロクロスの全日本選手権で翌年会場が発表されるが、昨年は未定ということで発表されず。
今年の会場はどこになるのだろうか?やはりJCX開催実績のある会場のどこかだろうか?などと噂をしていたが、
レースまで半年というタイミングで発表された会場は愛媛県の内子町。
JCXどころかAJOCCレースの開催実績もなく、本当に全日本を開催できるのか?と、正直かなり不安な気持ちで会場に向かった。
ところが、会場に行ってみて良い意味で予想を裏切られた。
単調なコースかと思いきや、土手の高低差を巧みに取り入れたダイナミックなレイアウト。
公道を封鎖しコースに組み込んだ舗装路や、ワンミスが命取りになる難所も用意され、海外のシクロクロスシーンを想定したという言葉にも納得。
どれだけ走っても攻略しきれないようなコースで、前日試走は時間いっぱい走り込んだ。
走ったイメージは「サーキット」最高速から一気に速度を落としてヘアピンコーナーだとか、コーナーの中にも高低差があったりだとか、ライン取り以上にスピードコントロールが重要なコース。
パワーとテクニックどちらが欠けても速く走れない、シクロクロスの全日本にふさわしいコースだと感じた。
行政の協力もかなり大きかったようで、ライセンスコントロールと前日ミーティングは大正時代の芝居小屋で開催。前夜祭まで催される盛り上がりっぷりに、直前に決まった割にはちょっと出来すぎているのでは?と戸惑うくらいだった。
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さて、今年はC1昇格から10年目のシーズンで、全日本選手権も10回目。
過去の全日本ではあまり良い結果を残せていなくて、それは単なる実力不足だったり、スタート位置が後ろで混戦に巻き込まれたり、いろんな原因があったのだけれど、
今年は関西クロスで好成績を残せているし、スタート位置も3列目。いつもどおりの走りができたら完走はもちろん、上位に食い込めるはず。
それに今年はサポート体制も大幅に良くなった。ネクストステージの島本さんには会場まで来ていただき、バイクを完璧に整備してもらう。使うホイールも、前田こーへーや聖と同じやつ。
ネクストステージテントの隣には36隊のテントがあって、こちらもいつものようにピットサポートを引き受けてもらう。トラブル以外でバイク交換の予定はないが、いざというときの備えが心強い。
待遇はワークスチーム並み、試走は十分で、バイクはカリッカリの決戦仕様。
体調のほうも、2週間くらい前から疲労を抜いているし、前日はガッツリ寝て絶好調。
最後までタイヤに悩んだが、直前の試走で不安なく踏めることを確認して、スリックで勝負をかける。
レースを走ることだけに集中して招集へ。


スタートグリッドに並んで、号砲を待つ。この時間が本当に苦手で、200~300レースは走ったであろう今でも慣れない。
慣れないのはどうしようもないので、あまり何も考えないようにして耐える。
合図とともにレーススタート。レースが始まってしまえばいつもどおり、前向いてペダル踏んで走るだけ。
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Photo ほのたろー
心配していた最初のシケインコーナーをスムーズに抜けて、20番手くらいでヘアピンへ。
ピット前のターンですっ転んだ選手がいたり、レース序盤はそれなりに混乱していたが、スタート半周くらいからようやく自分の走りができるようになる。
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周回数は予想より少なめの9周回。レース中盤はAXの青木さん、合田さんと3名パックになる。
長い直線があるので、実力者とパックを作れたのは幸運だった。
舗装路直線ではロードレースのようにローテーションをまわして協調。
決定的な差はないものの脚力ではこちらがやや有利に思えたので、このままパックで最終周回まで走りたいところ。
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しかし7周目、疲労からバイクコントロールが疎かになってくる。
ラインがふくらんだり、後輪を滑らせたり、これはまずいな、と思っていた矢先、激坂の土手上りでミスし、10秒の差がついてしまう。
クロス走って11年、それなりのテクニックはあると思い上がっていたが、AXのベテラン2人に比べるとまだまだ未熟だった。
スーパーおっさんパック(失礼)を見送って、ここからは単独。
最終周回、SVの中里さんのペースが上がらないのか、10秒以内まで詰まってきている。
その少し前に、キャンバーで転倒して復帰中のあたるちゃんが見えたが、これは15~20秒差くらいか。
ポジションを上げるべく最後のペースアップ。セカンドピットを抜け、激坂セクション側の橋をくぐる手前あたりでオーバーテイク。
そのまま草地のコーナーを処理して、最後の土手上りはキッチリ成功。
あたるちゃんまで6秒差だったが、そこまでは追いつけず、それでも自己ベストの14位でフィニッシュ。
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トラブルもなく、文句なしのフルラップ完走とともに、自己ベストリザルトの14位。今の実力を存分に発揮できたと思う。
それに、自分が周囲と比べてどれくらいのレベルの選手なのか確かめるいい機会になった。
今回、特に印象に残ったのはAXの青木さんと合田さん。派手さはないが無駄がなく、何よりミスをせず安定した走りで、シクロクロスの真髄を垣間見た。
土手上りでミスをして差がついてしまったのだけど、それも実力。自分にはまだまだ伸びしろはあると思えた事が大きな収穫だった。
これでCXシーズン前半の一区切り。サポートしてくれる方々のおかげもあり、最高のコースで納得できるリザルトを残せたが、
ホッとするまもなく来週もまたレース。関西シクロクロス第5戦 マイアミの砂地獄が待っている。
今回も応援・撮影・サポートありがとうございました。