あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
C99,C100に引き続き、今年の年末も冬コミに参戦。
レース仲間のゲン君のサークル「幻想サイクル」でサークル参加し、自転車同人誌を頒布してきた。
この機会を利用して、2022年冬放送のアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」の聖地巡礼も組み込んだ。
ぼっち・ざ・ろっく聖地巡礼
2022年冬に大人気を博したアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」
ギターの腕前がありながら、友達がいない「ぼっち」な主人公が、仲間に出会いバンドを組む…というストーリー。
異様にリアルな主人公のコミュ障っぷりと、優しい仲間たちの気遣い。陰キャの皆様におかれては、共感性羞恥で悶えること間違いなしという作品だ。
え?そんな経験ない?いますぐ帰れ。
さて、作品の舞台は下北沢と横浜の金沢八景。ついでに、作中に登場した江ノ島も組み込む。
検討の結果、巡礼ルートは
羽田空港→(京急)→金沢八景→(自走)→江ノ島→(小田急)→下北沢
となった。
金沢八景
12/30 始発輪行し、早朝の飛行機で羽田空港へ。
今回もブロンプトンを持っていくのでJALを利用した。
自転車を持っていくならLCCよりもフルサービスキャリアだ。アップチャージもかからないし、快適だし、JAL/ANAなら扱いも丁寧。
フルサイズのバイクなら、ある意味では電車輪行より楽だったりする。
さて、羽田空港に到着したら、京急で移動。1時間弱で金沢八景駅に到着。
駅を降りたらすぐ聖地。
駅前の様子を撮影していると、他にもスマホ片手にウロウロしている人が。
年末休暇期間ということもあって、聖地巡礼する人たちは多いようだ。
次のスポットに移動すると、黒ずくめの男たち※が弁財天を囲み撮影していた。
※オタクは黒い服を選びがち
すぐとなりにローソンがあるのだけど、自転車なので鬼ころしは自重。
次のスポットに移動すると、ここにも巡礼者たちの姿が。
ギター持参で記念撮影する気合の入ったお兄さんもいた。
私が着いたときは、ステージ上には犬の散歩中のおじいさん、周囲には(おじいさんの用が済むまで)待機するオタクたち、という状況で、奇しくも作中ライブシーンの構図が再現されていた。
江ノ島
次の目的地は、作中でメンバーが遊びに行った江ノ島。金沢八景から15kmほどなので、自走で向かう。
天気はよく、暑いくらい。クルマの渋滞に辟易したものの、小1時間で到着。
思いのほか人が多かった。
せっかくなので、普通に観光して楽しんだ。
岩屋に行って、少し遅めの昼食にしらす丼を食べた。
次は下北沢まで輪行するが、乗り換えが面倒&ちょっと走り足りないという理由で、藤沢駅まで自走した。
これにて第一部・完。
下北沢
藤沢駅から小田急で1時間弱、寝てる間に下北沢に到着。
駅を降りると、オサレカルチャーな雰囲気が街に漂っていて、完全にアウェイ。体が溶けそうになる。
…が、変な角度で駅の看板の写真を取る不審者が数名いて、心強かった。
さて、事前の下調べ…というか、聖地巡礼した先人たちのレポートを参考にロケ地を巡っていくが、店舗や階段や看板を撮影している同業者が目につく。
体感では、いま下北沢を行く人々の10人に1人がオタク。オタクの街、下北!
作中、主人公がコーラをおごってもらう自販機に行く。
ここでコーラでも飲むか…と近寄ると、コーラだけ売り切れていた。
しばらく様子を伺っていると、中国人らしき2人組がやってきて、何やら喋っている。
中国語は全くわからないけど、きっと「コーラ売り切れてて草」って言ってると確信した。
最後に、主人公たちが「アー写」を撮影したコインパーキングに向かうと10名以上が偶然に集結していて、流石に変な笑い声が出た。
異様な一体感とともに盛り上がりを見せる。
金沢八景でエンカウントしたギターのお兄さんとも再会。
自然発生的にフォトロゲイニングオタクが集結した「ぼっち・ざ・ろっく聖地巡礼」。その最高のフィナーレとなった。
実は今回、アマプラ配信でアニメ完走したのが前日の日が変わる頃、そこから舞台の調査をして、巡礼ルートを組んで、旅行の準備をして…という、かなりの限界スケジュールだった。
朝も早いので、1時間半くらいしか寝れなかったのだが、それでも行ってよかった。楽しかった。
コミックマーケット C101
ぼざろ聖地巡礼でやりきった感が出ていたが、メインイベントはコミケであることを忘れてはいけない。
朝8時半にビッグサイトでゲン君と落ち合い、入場。コミケも3度目なので、スムーズにスペース設営を行う。
今回頒布する新刊は自転車の車載について解説した『限界車載ナレッジ』。
自転車の車載ノウハウの解説本…という皮を被っているが、遠征車としてうっかりロードスターを買い、ボディに穴開けするに至った男の末路がメインコンテンツだ。
設営が終わったら、(起床がギリギリで途中で買い物する余裕がなかったので…)朝ごはんの買い出しに行ったり。
東ホールのセブンは列ができていたが、連絡通路を通っていった際のローソンはガラガラだった。
サークルスペースに戻ったあとは、自転車関係の知り合いと喋っていたらあっという間に時間が過ぎ、10時30分に開場。
一息ついたあとは、ゲン君に店番を押し付けて買い物に行ったのだが、並ぶ列を間違える、人波に揉まれて身動きがとれなくなる、あと、目の前で出口が封鎖されるなど、一通りの失敗を経験した。
スペースで売り子をしたり、知り合いのところに喋りに行ったり、またウロウロしにいったり…あっという間に時間が過ぎて、気づけばもう3時前。
早めに撤収して、3時半ごろに引き上げた。
帰りは東京駅から新幹線。そのまま実家に帰省して、慌ただしい年末イベントが終了した。
コミケ参戦を終えて
体力的に割とキツかったものの、充実した2日間だった。
今回は本当にあっという間で、東ホールから出ることはなかった。
本の反応はというと、クルマ関係のサークル列の対岸に配置されていたことや、ポスターが目を引いたことで、予想より多くの人に足を運んでいただけた。
また、シクロクロスシーズンだからか、昨年の冬コミで頒布した『Cyclocross Deep Dive』も意外と人気だった。
2日目 東3 Z-15bのスペースに来ていただいた方、購入いただいた方、ありがとうございました。
新刊については、取り置き分を除いて10冊程度、関西CX会場に持っていくので、興味のある方は会場にてお声がけください。
また、Kindle Unlimitedでの配信も予定しています。