5/15 CJ-U八幡浜


四国の西端、八幡浜市で毎年開催されているCJ八幡浜に参戦。
五輪選考レースということもあり、ワールドカップでバリバリ走っている山本幸平選手も出場。
地元のお祭りムードと好天に恵まれたものの、マイナス3ラップで足切りでした。
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5/15 Coupe de Japon CJ-U八幡浜 エリート
33位/60名(7周回 -3Lap フルラップ完走14名)
リザルト

Vassago Optimus Ti
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前輪: WH-M785 / Schwalbe Rocket Ron 29×2.1 / 1.7bar
後輪: WH-M785 / Schwalbe Racing Ralph 29×2.1 / 1.7bar
サス: Manitou Tower Pro 120mm / 75psi / compression +2 / rebound +0.5
STRAVA


現地には前日入り。大阪から淡路島を渡り、四国を横断。400kmほどドライブして四国西端の愛媛県八幡浜市に到着。
天気は良いし、昼食を食べに入った店のクオリティが高かったこともあり機嫌が良い。
朽木ぶりに合った知り合いに軽く挨拶しつつ、準備して試走。
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八幡浜はテクニカルなシングルトラックのアップダウンを繰り返す常設のMTBコース。
広いグラウンドに設けられたグラウンドをスタートし、飲食ブースの脇を通って舗装路を登り前半のシングルトラックへ。
下って登って、グラウンドエリアに出てきたら、フィードゾーンを通り後半のシングルトラックへ向かう。
キツい桜坂をよじのぼり、根っこが貼りだしたゴジラセクションを通過すると、今年から新セクションとして追加された、吸い込まれそうなコークスクリューやドロップオフへ向かう。
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再びグラウンドに出て、もう一度フィードゾーンを通過したらコントロールライン。
常にバイクコントロールに集中して登りと下りをこなす、キツいけど最高に楽しいレイアウト。
朽木の後ステムを90mmから80mmに換えたため、バイクの上で動きやすくなって余裕を持って乗っていける。
MTBレースを続けるとポジションはどんどん遠くなっていくと思っていたけど、コントロールを重視するためどんどんステムが短くなってきている。
なるほど、登りの踏みやすさと下りのコントロールを両立させた結果、よく見かける近くて低いハンドル位置に落ち着くのか。
試走後は、地元で有名なちゃんぽん屋で夕飯。安くておいしかった。
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八幡浜市中心部は狭い範囲に古い町並みがある。宿から歩いて夕飯に行って、その足で買い出しして帰ってきた。
前日の夜更かしのせいで眠かったので、早々と就寝。


レース当日、朝に霧雨が少しだけ降ったけど、すぐに晴れる。
朝試走ではコース上にぬかるんでる場所があったので、トラクションコントロールに注意すべき場所を確認。
レースは13時30分から7周回で行われる。ピットはヤブさんにお願いして、ジェルとドリンクを用意。
山本幸平選手がいるので、目標は5周回あたりかな。
スタート直後、周囲が殺気立っていてるので、数人に抜かれても多めにマージンをとる。
そのおかげか、チェーン切れした選手に後続が突っ込むアクシデントにも巻き込まれず、舗装路の登りへ。
ここで順位を上げてシングルトラックに入るためにみんな頑張る。僕も頑張る。
努力の甲斐あって、30後半~40番手くらいでシングルトラックへ。
去年はチャレンジAクラス(今年のアドバンス相当)でこのコースを走ったが、その時はしばらく渋滞が続いたなーと思い返していたが、さすがエリート、つづら折れのコーナーをいくつか抜けたら、1列に並んでレーススピード。
1周目は路面の調子を見ながら抑えていくつもりだったのに、いきなりスイッチが入る。
千切れたら後続に怒られそうだし、必死に前に食らいつく。
半周走りグラウンドに出て、フィードゾーンを通過。水をかぶる。つめたい。
後半のシングルトラックはテクニカルで、前が詰まって降車して押す状況が多い。しんどい。
2周目は選手が少しまばらになったが状況はあまり変わらず、マイペースで走れずフラストレーションが貯まる。きっと後続もイライラしてるはず。
フィードでは予定通りジェル補給。欲張って掛け水も行う。
3周目になって、ようやく自分のリズムで走れるようになる。
シングルトラックの登りもゴジラもスムーズに乗車でクリア。
ただ、暑いので意識して補給。
八幡浜のフィードゾーンはスピードが乗るグラウンドにあり、ゾーンの両脇を半周ごとに通るレイアウト。
山の中は登りも下りもバイクコントロールに必死なので、必然的にグラウンドエリアで補給に忙しくなる。
前半のシングルトラックからグラウンドに出たら、ボトルケージのCCDドリンクを飲めるだけ飲む。
そのままフィードゾーンへ向かい、ボトルを捨て、ヤブさんからジェルを受け取り1秒チャージ。
さらに、ニュートラルフィードで水ボトルを受け取り口に残ったジェルを流しこむ。
段取り良く用事をこなして満足しつつ、4周目。
前半のシングルトラック、下りで後輪がプシュー!
ハードにぶつけてリム打ちしたか?(トレッドに何か刺さった痕跡がありました)
タイヤ1回転ごとにシーラントを吹き出す。気が気じゃないがそのまま下り続けていると、ラッキーな事に漏れは止まった。
ただ、空気圧がだいぶ落ちて、あまり攻められない。
追いついてきた後続を先に行かせて、タイヤをいたわりながらついていく。
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Photo by 宮田さん
根っこや岩を踏むたびにタイヤが潰れるが、登りのトラクションはとても良く掛かる。
万全ではないがなんとか走りきれそうなので、そろそろ足切りを意識して、先頭のラップタイムとタイムギャップを計算。
5周目に入れそうな雰囲気。しかしこの頃、先頭では山本幸平選手がペースアップ。一気に差が開く。
4周目のドロップオフでわだちに進路を乱され、コース脇に軽く突っ込む。
このロスでDECOJAの古崎さんに抜かれ、その直後に足切り。
山本幸平選手のペースアップがもう少し遅かったら、5周目に入れてたかなぁ。


試走では楽しかったコース、レーススピードだと頭も体も常にフル回転でとても辛かった。
走りの方は、難しいセクションで安定しない。ぬかるみや根っこで滑って足をついたり、転倒なんかしたら大幅なタイムロスになるので、安全確実な乗り方を意識したい。
フィードゾーンでは、ミスすることがなくなったし、複数の作業をこなすという目標も達成。
CJ八幡浜は地域のお祭りといった雰囲気で飲食ブースも充実。一般観戦も多く、賑やかな雰囲気が居心地良かった。去年につづいて今年も大満足。また来年!
さて、次戦のMTBレースはけっこう間があいて、7月の全日本選手権です。
応援・サポート・撮影ありがとうございました。