CJシリーズでは春・秋の2回開催される富士見パノラマスキー場。
今年は全日本選手権も富士見なので、3回は足を運ぶことになる。
金曜の時点では雨予報だったが、覆って天気は快晴。路面は砂埃が舞い上がるほどのドライ。
前列スタートで序盤から前方につけて優勝し、エリート昇格の切符をゲット。
5/31 Coupe de Japon CJ-1富士見 チャレンジA
1位/54名(36m21s +0m0s フルラップ完走53名)
リザルト
Vassago Optimus Ti
前輪: WH-M785 / Specialized Fast Trak 29×2.2 / 1.6bar
後輪: WH-M785 / Specialized Fast Trak 29×2.2 / 1.7bar
サス: Manitou Tower Pro 120mm / 65psi / compression -1 / rebound -1
リム打ちパンクをやらかしてリヤタイヤはチューブド。
サスは動きが悪くなってきてたので、バラして摺動部を掃除とグリスアップ。
エア圧も70→65psiに下げて多めにサグ確保。積極的にストロークさせて120mmを使い切る。バンピーな下りでは良い感触。
会場には前日入り。用事があったりして午後3時過ぎ到着、急いで準備して1周だけ試走。
体感では登り7:下り3くらい。ただ、下りはテクニカルなので腕の差が出る。登りで淡々と踏んでタイムを縮めないと。
幸い、路面のグリップはそこそこあるので八幡浜よりは気が楽。
モノクローバー社長にしてチームのボスである梶さんと、チームメイトの宮津くんもサポートに来てくれて、夜に合流。
会場近くの宿に宿泊したが、風呂のお湯がデュラグリスみたいな黄緑色をしていてテンション上がった。
天気予報が外れて、翌朝はめっちゃ快晴。7時起床→7時22分チェックアウト→7時30分会場着→8時試走。
レースは朝一番。ユース+チャレンジA+チャレンジBの同時出走で、スタートは混乱が予想される。
八幡浜3位でポイント獲ったのでチャレンジA最前列。ただ、先頭はユースの選手が並んでいるのでスタートダッシュにムラがある。落車に巻き込まれないように周囲を警戒しながら、隙間を縫って前方へ。
乾ききった路面から舞い上がる砂埃にゲホゲホいいながらゲレンデを登る。前方の選手のゼッケンをチェックすると、クラス2番手、全体で10番手くらい?
フィード脇を抜けるとシングルトラックへ。岩がゴロッとしたところを下りパンプトラックへ。テクニックに乏しいので下りは無茶しないように心がけるが、焦っているのか前輪スリップを3回くらいやらかして肝を冷やす。
駐車場まで下りきったら折り返して、シングルトラックの登り。道幅が細いけど、タイミングを合わせて抜いていく。ここでクラス1位に浮上。
根っこが張り出したり石が転がっているので、こういうところではTOGSが活躍。ロードで言うところの上ハンポジションで上半身をリラックスさせつつ引きつけられる。
また、ツノに親指を引っ掛けているだけなのにハンドルの保持がずいぶん安定する。
微妙なコントロールもできるし、ギャップに弾かれてもハンドルから手が外れないので安心。
登り切ったら、また折り返してシングルトラックを少し下り、またゲレンデに出る。
フィードの裏側を通ったら、ようやくボトルに口をつけられるポイントが。
ぐびっと飲んで、しばらくは休みつつもペダリングでスピードを維持するセクション。
そして根っこが張り出した斜面ををダダダッと下り、3度めのゲレンデ。
苦手なバームをフラフラとこなしたら、最後はスキーリフト下の激坂登り。インナーロー26x34Tでよじ登る。ここが一番キツい。
下ったら程なくコントロールライン。
2周目に入った時点で後続とは決定的な差がついていたが、刺客が迫る。
同時出走のチャレンジBクラスでトップの丸山選手、シクロクロスではパワーもテクニックも到底敵わない雲の上の人という感じ。
そんな選手が背後にベタ付き。生きた心地がしない。
登りでペースを上げるが離れずついてくる。下りはコースの真ん中を走ってオーバーテイクを阻止。とにかく隙を作らないように集中。
大きなミスもなく前を抑え続け、最後のリフト下登りを先頭でクリア。ここで少し気が緩む。
下りきって、最終コーナー手前で隙ができた。ラインが膨らんだところを刺される。
そのまま鮮やかに追いぬかれてゴールを持って行かれた。
クラス優勝だけど気分的には2位でフィニッシュ。勝負に負けた感じでなんだか素直に喜べない。
最後の最後で集中力が切れてミスをするのは昔からの悪い癖。もう1周、もう1コーナーあると思って走らないと。
「ずっと後ろベタ付きでごめんね」「散々前塞いでごめんなさい」と握手。
なんか悔しさが残ったけれど、チャレンジAでは優勝。
勝つのは本当に難しいだけに、価値ある表彰台の真ん中。
晴れてエリートに昇格、これでようやくスタートラインに立った。
応援・撮影してくださった皆様、サポートに駆けつけてくれた梶さん&宮津くん。ありがとうございました。
エリートに昇格すると競技時間が3倍、競技レベルもぐーんと上がり厳しいレースになるけれど、これからも応援よろしくおねがいします。
最後になってしまったけれど、エリート昇格で一つの区切りということで、着用ウエアについてご紹介を。
☆モノクローバーのレースウェア
レーサージャージは2種類の仕様があって、どちらも速乾のストレッチ素材だけど、
・高機能ver(旭化成エラクションPRO)→伸縮性が高くぴったりフィット(ロードやTT向き)
・スタンダードver(旭化成テクノファイン)→とにかく速乾性重視(MTBやヒルクライム等向き)
という感じ。
僕が気に入ってるのはスタンダードver。夏場は、レース終わった後すぐにジャージ干しておいたら、表彰式の頃には完全に乾いてる。
冬場は意に介してなかったけど、暑い季節になるとこの速乾性がありがたい。
ビブショーツは高機能verと同じストレッチ素材。
よく伸びるのでつっぱらないし、裾にゴムがないので脚が圧迫されない。
あと、高性能パッドの代名詞、Cytechのパッド使ってます。スゲェ良いです。
上下ともに高いんだけど、値段なりの値打ちはあると思います。
☆Altanative Bycycles扱いの竹繊維の靴下、PROSOK
少し厚手でクッション性が良いけど蒸れにくい。
竹から想像されるゴワゴワ感は皆無で、ストレッチするので履き心地も良好。
あと、丈が長いので枝や葉っぱで足首周りを怪我しにくいメリットも。
カラーバリエーションも充実、カッコイイグラフィックだけでも選ぶ価値アリです。