5月末の富士見で昇格して、エリートカテゴリでの初レースが全日本選手権。
全日本ながら、昇格したてでプレッシャー皆無。最後尾スタートから序盤の渋滞もあって3周で足切りされちゃったけど、エリートのレースを楽しめました。
7/19 全日本MTB選手権XCO エリート
48位/86名(-3Lap フルラップ完走17名)
リザルト
Vassago Optimus Ti
前輪: WH-M785 / MYTHOSXC TL 29×2.1 / 1.6bar
後輪: WH-M785 / MYTHOSXC TL 29×2.1 / 1.7bar
サス: Manitou Tower Pro 120mm / 80psi / compression +1 / rebound +1
前日の土曜日の3時前に会場入り。雨上がりでコースの路面はヌタヌタの泥。
明日はコンディションががらっと変わるだろうし、試走はとりやめ歩いてコースチェック。
一応、チームメイトの宮津くんに持ってきてもらったスペアホイールにマッドタイヤを履かせておく。
夕飯は、会場近くの「野麦」へ。入り口がとてもわかりにくい。初見では無理。
安い多い普通に旨い。学生街にある食堂みたいだった。今後富士見遠征時の定番になりそう。
野麦定食(¥1000)
レース当日は珍しく早めの会場入り。朝試走は時間をめいっぱい使って2周。
まだ地面が緩かったが、フロントにマッドタイヤを履いていったおかげで安定して走れて、コースのリズムを掴めた。
その後チャレンジクラスのレースを観戦。
チャレンジBに出場したチームメイトの宮津くんが序盤からぶっちぎり、独走で完勝。素晴らしい。エリートに上がってくるのも時間の問題だ。
朝のレースが終わったら、エリートまでだいぶ時間があるので、喋ったりだらだらしたり、アイス食べたり、女子・U23のレースを観戦しつつ過ごす。
路面状況が良くなったので、タイヤを前後ミトスに。
サスペンションは、推奨エア圧では動き出しが渋いし、簡単にフルバンプするので、80psiまでエア圧を上げる。
砂利の駐車場で8の字してチェック。ダンパーはそのままだとフロントタイヤが滑るので、リバを上げて対処。
もうちょっと良いサスに買い換えても良いかなぁ…
男子エリートレースは6周回。14時ちょうどにスタート。昇格したてなのでゼッケンは87番で、最後尾からの追い上げ。
スタート直後、すぐ前の選手の後輪を目で追っていたが、ふと「前の方を見ないと落車に巻き込まれるな…」と思い、頭をあげると2列ほど前で今まさに後輪ロックしてる選手が2名ほど。直後地面に崩れ落ちる。
最小限のタイムロスでかわして前にあがると、数秒後にまた落車。落ち着けよ。
アクシデントをうまく回避できたので20くらいポジションを上げて、ゲレンデのつづら折れを登る。
テクニック不足は自覚しているのでシングルトラックは無茶をせずに。でも、周囲の選手には十分ついていける。
しかし渋滞がひどく、道幅が細くなりスピードの落ちる場所はスタンディングで列に並ぶ感じ。こうしている間にも、山本幸平がどんどんタイム差を広げる。
ドロドロの沢登りは全員押し。ここでゴボウ抜き。足場は悪いがそんなに長い登りではないし、野辺山や菅生のシクロクロスに比べたら余裕。
ぬかるんだ下りも、できるだけ早く乗車。何年もCXをやっているうちにぬかるみに強くなったようだ。
激坂下りは前の方で転んでる人がいたので押して下る。タイムロスだけど轢いて大前転するよりマシ。
ニュートラルフィードの水をかぶり2周目突入。ようやく自分のペースで走れるようになる。
ホームストレートで暑さからちょっとクラっときたので、意識的に水分補給。
シングルトラックで調子に乗ってたらコーナー進入で握りゴケしたが、すぐに持ち直す。
レースのスピードに体が慣れて、いい感じに集中して下りを楽しむ余裕が出てくる。
ついつい雄叫びを上げつつダウンヒル。
しかし、先頭とのタイム差は7分台半ば。フィードでやたら濃厚なジェルを吸いつつ、あと1周か2周で足切りを覚悟。
3周目。これがラストだと思いペースを少し上げる。
フィードで水をかぶったらアイウェアに思い切りかかって前がよく見えず、直後のロックセクションで危うく死にかけた。
ボトルポイ捨ての決定的瞬間をビンちゃんに見られる。
そこそこのペースで走ったものの、コントロールラインまであと数100mというところで足切り開始の実況が聞こえ、3周回、-3Lapで初めての全日本MTBが終わった。
全日本とはいっても、昇格したてで背負うものが何もなかったので、僕にとってはCJの初エリートレースという感覚だった。
レースを振り返って、まぁ合格点の走りはできていたかな、と甘い自己評価。
また、ゴール後、思いのほか体に余裕があった。常にギリギリの高負荷をかけつづけるシクロクロスの走り方が染み付いているが、
下り区間で休めるMTBはもっと登りを飛ばしても体が保つかもしれない。次戦からはもっと登りでパワーを掛けていこう。
ロードのヒルクライムはタイムが頭打ちになったし、シクロクロスも成績が安定するようになり、あまり変化を感じられなくなっていたが、
MTBはレースのたびに新しい気付きがあり、進歩を実感できてとても面白い。
10月下旬まではマウンテンバイカーとしてシーズンを過ごすが、僕の本業であるCXシーズンが始まった時、MTBの技術を身につけてどれだけ成長しているか楽しみだし、
また1年後、全日本MTB選手権でエリートレーサーとして納得できる「全日本選手権」の走りができればと思う。
最後に、レース中とその前後にサポートしてくださった梶社長とチームメイトの宮津くん、成り行きでサポート役になってるヤブさん、その他応援や撮影をしてくださった皆様、ありがとうございました。
今後も頼りにさせていただきますw
では、次戦8/1にCJ-1白馬にて!