コミックマーケット104は「スクミズマシンワークス」として初のソロ参加。
今回のテーマはディスクブレーキ。ロードバイクの「走る」「曲がる」「止まる」の一角を担う重要パーツについて、機械系の技術者とサイクリスト、2つの視点から徹底解説する。
最新鋭のエアロロードのスピードを活かすには、確実に制動できるブレーキが不可欠だ。
今回のテーマは油圧ディスクブレーキ。
実際のパーツを切断し「ブレーキレバーを握った時、何が起こっているのか」そのメカニズムを解説する。
また、リムブレーキに対する真のメリットとデメリットや、好調を保つためのメンテナンス方法といった情報も充実させ、ディスクブレーキに対する解像度を高められる一冊とした。
C104新刊『ディスクブレーキ解剖学』
本文 60ページ 会場頒布価格 1,000円
2日目(8/12) 東へ19a スクミズマシンワークスにて。
C104新刊『ディスクブレーキ解剖学』
内容について
本書は、以下のような構成になっている。
目次
- はじめに
- ディスクブレーキの基本
- 油圧ディスクブレーキの構造
- メンテナンスのポイント
- 油圧ディスクブレーキ レビュー
- あとがき
「ディスクブレーキの基本」では、100年にわたって使われてきたリムブレーキの限界とディスクブレーキの特徴を述べる。MTBから数えると15年以上にわたってディスクブレーキと付き合ってきたひとりのホビーレーサーとして、そのメリットだけでなく、重量や価格といったデメリットについても説明する。
「油圧ディスクブレーキの構造」では、機械系技術者とサイクリスト、ふたつの視点から油圧システムの作動原理や構造について解説する。
この章は、執筆にあたり最も注力した部分だ。
「ブレーキレバーを握って車輪が制動されるまで、ブレーキシステム内部ではどのような事が起こっているのか?」
模式図による説明にとどまらず、実物のパーツを切断し、その内部構造を露わにすることで、動作の具体的なイメージを持てるような工夫を凝らした。
「メンテナンスのポイント」では、油圧ディスクブレーキシステムの性能を発揮させるため、整備で気を使うべき点に触れる。
どれも、私がMTBやシクロクロスのレース活動を通じて経験してきた内容に即している。最近ディスクロードに乗り始めた人にとっても有益な情報になるはずだ。
最後の「油圧ディスクブレーキ レビュー」では、過去に使ってきたドロップハンドル用油圧ディスクブレーキシステム(の一部)を簡単にレビューした。
ロード向け油圧ディスクの歴史は10年ほど。初期の製品は性能や信頼性に疑問が残るものもあったが、新製品が出るたびに着実に改良され、その進化を実感してきた。
『ディスクブレーキ解剖学』を通じて、油圧ディスクブレーキシステムに対する理解の解像度を高めていただければと思う。
入手方法(頒布・配信・委託販売)
コミックマーケットC104での頒布に加えて、Amazon Kindleでの電子書籍配信、メロンブックスでの委託販売も行う。
頒布について
- C104 2日目(8/12) 東へ19a スクミズマシンワークス (\1,000)
- Kindle(電子版) (\1,250) ※Kindle Unlimitedの読み放題対象。
- メロンブックス委託販売 (\1,570)
また、関西CXほか、レース会場にも持参(\1,000)ので、連絡いただければ取り置き対応する。
その他頒布物
ガーミン用脱落防止クリップ
GPSサイクルコンピュータの脱落防止のためのストラップ小物。熱溶解積層方式の3Dプリンタで製作。素材はABS樹脂を使用している。
31.8mmハンドルに着脱できるわずか2.4gの「命綱」は、ハンドルにパチンと嵌めるだけの簡単装着。しかし、フックの形状を工夫しているためストラップを引っ張っても自然に外れることはない。
ゴム製ストラップのように走行中プラプラしないし、幅5mmと細身で目立たないため、バイクの美観を崩さない。
会場頒布価格 500円
ミトクリエイト グッズ
ミトクリエイトのミトコンドリアグッズも頒布する。
ミトクリエイト グッズ
- ミトコンドリア速乾Tシャツ (各\3,000)
- ミトコンアクキー 2個セット (\500)
- 耐候ホログラムステッカー ミトコンドリア (\300)
- 耐候ホログラムステッカー インターバルネコセット (\500)
幻想サイクル 既刊
サークル「幻想サイクル」にてゲン君と共著した既刊も頒布する。
※C102『限界自転車部屋』は完売
幻想サイクル 既刊
- C103『チューブレスレディ最前線』 (\1,000)
- C101『限界車載ナレッジ』 (\1,000)