関西CX第3戦はテクニカルな美山。
序盤ゴタゴタしつつもレース中盤には3名の先頭パックを形成したものの、メカトラで後退。
3位表彰台は獲得したが、勝てるレースだっただけに悔しい日になった。
11/10 関西シクロクロス第3戦 美山向山 E1
天候:晴れ 22度
コースコンディション:草地 土 ドライ
リザルト:3位/63名(9周回 +0:22 順位4% フルラップ完走56名)
機材
TREK Boone 1号車
- 前輪: Nepest MAUI 45 / Panaracer CGCX + Insert / 1.7bar
- 後輪: Nepest MAUI 45 / Panaracer CGCX + Insert / 1.7bar
※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準
コースとセッティング
関西CX第3戦は京都府北部、美山向山。
ダム湖に面した会場は、パターゴルフ場と、山肌に作られたMTB常設コースを組み合わせたレイアウトとなっている。
ゴルフ場のエリアは起伏のある草地で、中低速コーナーをうまく捌き、タイムを失わない走り方が重要。
一方でMTBコースのほうは縦の動きがメインになる。滑りやすい根っこや石、磨かれた土は容易にグリップを失うが、そんな路面でバイクをコントロールするスキル、そして急勾配のクライミングで勝負をかけるパワーが要求される。
前日試走は晴天。今季初戦の前日は小雨、先週は大雨だったので、3戦目にしてやっと気持ちよく試走できた。
レース当日朝は5度くらいまで冷え込み、霧が立ち込める。
山側の路面は湿り気を帯びて、磨かれた土や根っこは滑りやすくなる。
それでも、全体的にはドライと言って良いコンディションだった。
タイヤは前後ドライ向けのCGCX。タイヤに掛かる高荷重を受け止めるため、空気圧は高めの1.7barにセット。
昼は気温が上がったので、今週もボトルを装備して招集へ。
レースレポート
グリッドの顔ぶれは関西ローカルメンバーのみ。十分優勝を狙えるレースだけに、気合が入る。
…しかし、力みすぎたせいかスタートで出遅れ、スタートループの芝区間では7番手に沈む。
レース序盤はコッシーが先頭でレースをコントロールし、2周目には10名ほどの先頭パックが出来上がる。
中切れに巻き込まれないか不安で、焦りからラインが安定しないが、徐々にポジションを上げて5番手あたりに位置取り。
3周目、山側の上り区間で優大がアタック。コッシーをパスして飛び出した。これに村田さんが反応してレースが動く。
根っこのターンで堀川滉太をかわして、続く激坂で前を追うが、ラインの選択肢が少ない凸凹の路面に手こずって少し遅れた。
2名の先頭パックから3秒ほど遅れてコース最高地点に到達。下りへ。
十分捕まえられる間合いだったが、180度ターンでカチカチの路面に前輪をすくわれて転倒。
バイクのダメージは無し、身体も軽い打ち身程度ですぐ復帰したが、滉太に抜かれてポジションを5位に落とす。
美山のコースはタイムを詰められる場所が少なく、先頭パックとの秒差はなかなか縮まない。
パターゴルフ場の芝区間は、ハードプッシュしてもタイムアップは微々たるもので、脚の疲労と転倒リスクに見合わない。山側の下り区間も同様だ。
したがって、このコースの勝負ポイントは、山側エリアに入ってからコース最高地点に至る上り区間に集約される。
6周目、ようやく先頭を捕まえて、村田さん、優大との3名パックを形成。
レースは半分を過ぎて残り3周半。後半戦を組み立てていく。
しかし、パターゴルフ場の芝エリアにて、起伏でバイクが暴れて痛恨のチェーン落ち。
軽く噛み込んでいた上、チェーンキャッチャーが邪魔で復旧に手間取る。再スタートまでに要した時間は20秒ほど、その間に井上選手に抜かれ、4番手に後退した。
ここから単独で追撃。8周目に井上選手をキャッチしたものの、先頭は遠かった。
20秒ほどの差をつけられ、3位でフィニッシュした。
レースを振り返って
3位表彰台は獲得したものの、十分に優勝が狙えるレースだっただけに悔しい。
今後、強豪選手が関西CXに参戦してくるので表彰台すら危うくなってくるはず。
勝てるレースで勝てなかったのは関西のポイントランキングにも響きそうだ…
チェーンキャッチャーのセッティングが甘かったのでここは対策する。
来週はUCI-C2レースでもあるJCX第5戦 琵琶湖グランプリ。全日本選手権のスタート位置のため、少しでも多くのポイントを稼ぎたい。
応援・撮影・サポートありがとうございました。