地形のせいか雨の多いマキノ。今年も前日から雨でコースは泥。
気温も低く、時折アラレも降るような過酷なコンディションで開催されたレース。
JCXポイントに加え、あわよくばUCIポイント圏内に手が届くかも?という意気込みだったが、
スタート直後のアクシデントに巻き込まれて最後尾に。気を取り直して追い上げるものの全後輪同時パンクに見舞われ、-1Lap 23位フィニッシュ。
11/19 関西CX第3戦 マキノ
23位/89名(7周回 -1Lap フルラップ完走20名)
リザルト
Shin 服部製作所 スチールCX SUKUMIZU MACHINE WORKS 「鉄号」
前輪: Prime RP-38 / TUFO FLEXUS PRIMUS 33 SG / 1.8bar
後輪: Prime RP-38 / TUFO FLEXUS PRIMUS 33 SG / 1.8bar
PAX PROJECT CX-DISC SUKUMIZU MACHINE WORKS 「プラ号」
前輪: FORMOSA 38mm / GRIFO TEAM / 2.0bar
後輪: TNI CX22 / TUFO CUBUS 33 2分山 / 1.8bar
会場は朝から小雨で、気温も低く4度ほど。冷えるし汚れるので、レインウェアフル装備で2周だけ試走。
草地なこともあって、シャバシャバした泥の路面ながら見た目よりもグリップする。
いつもは朝試走でも結構踏むんだけど、今日は様子を見るにとどめた。
今回、足の濡れと冷えを防ぐために靴の上からビニール袋を履き、その上からシューズカバーを被せるという手を試してみた。
これはかなり良く、レース本番でも足が冷えなかった。
今回は昼試走が無いので、松井さんからローラーを借りてアップ。じっくりやるつもりが、雨の中着替えに手間取って、結局10分足らず回しただけ。
あんまり力出ないし、気持ちも滅入ってるし、いつも通り感触は良くない。
とはいえ、スタート15分前にコールアップエリアへ行くと、いつも通りのやる気は出て来た。
ゼッケン23番、3列目からスタート。クリートもスムーズに入り、15番手くらいで1コーナーへ。
位置取りも良く、コーナーごとに2~3人抜いていける。
しかし、コーナー出口で膨らんできた選手に押し出される形でピットレーンに入ってしまう。
このまま通り抜けるとペナルティ対象なので、バイク交換あるいはバイクの整備を行う必要がある。
すぐに代車を探すが見当たらず、その間にもどんどん追い抜かれる。
代車はというと、スタート地点から運んでいる途中だったようで、
今乗っているバイクの前輪を取り外し、取り付けて整備を行なったことをアピール(参考)、最後尾を追う形でコースに復帰。
Photo Kikuzo
タイムロスは40秒ほど。正直かなり痛いロスだが、まだ巻き返せる。
お前なんでこんなところいんの?という訝しげな視線を受けながらごぼう抜き。1~2周で30番手くらいまで上がって、20番手付近に落ち着く。
箭内さんと絡みつつ、戸谷さんやヨピノリさんも見える位置。
シフトレバーのスイッチに泥が詰まってシフトアップの反応が鈍いが、リズムよくスムーズに乗れているので今バイク交換はしたくない。
しかし、いい加減泥でバイクが重たくなってきたし、どこかで引っ掛けたコーステープの切れ端もぶら下がっていたのでピットイン。
代車のプラ号に乗り換えると、ブレーキが効かなくて辛い。タイヤの感覚も違うので、ペースダウン。箭内さんは離れるし、ちょくちょくオーバーランしてたら後ろにも追いつかれる。
山側のコースを半周して、再び鉄号にスイッチ。
その直後、泥の下りでなるべく轍をトレースするよう走ってたら、ンゴッと嫌な感触。
埋まっていた石を踏んだようで、前後輪パンク。
コースがシャバシャバの泥なので、空気圧0でも十分走って曲がれるが、重すぎる。
失速し、黒メガネに抜かれる。
ホームストレートの登りを死に体で登って、ラスト2周の表示版。
ピットで再びプラ号へ乗り換え、パンパンの脚で前を追ったものの、その周回で足切りされ、23位。
スタートはまずまずでリザルトも期待できたのに、トラブルで一気に不利な状況に陥った残念レースだった。
コース幅いっぱいに選手が広がって、コースがよく見えない状況でピットレーンに流されてしまったけど、もっと周囲を確認していたら、あるいは試走でチェックできていれば防げたトラブル。
パンクはまぁ、轍を狙うのがいつもベストとは限らない、という教訓になった。
それにしてもTUFOのフレクサス、ちょっと弱すぎないか?安い方のモデルはものすごい丈夫なんだけど…
結果は良くなかったが、レースを通して、心拍の上がり方、パワーの出方は悪くなかったし、最終的に脚を使い切るまで追い込めたので、気を取り直して次に行こう。
来週の野辺山には出ないので、次戦は12/3の関西CX第4戦 美山。
最終レースのC2では何人も低体温でリタイヤするほどの過酷な天候でしたが、応援・撮影・サポートありがとうございました。
クソ寒い中ピットに入ってもらえたおかげで途中のバイク交換をスムーズにこなせたし、
脚が無くなってきて気持ちが萎えそうになったときには、泥棒さんの「楽しめー!」って応援が励みになったのでした。
余談だけど、そんな泥棒さんはC2レースで無念のリタイヤ。その後エマージェンシーシートにくるまって、本部のストーブの前でガタガタ震えながらも笑っていた。こうありたい。