マキノ高原で開催された2018年のシクロクロス全日本。
土曜日は試走の意味もあってシングルスピードにエントリー。もちろん出るからには本気。
雨の中ウエットコンディションのレースは、独走優勝で全日本のタイトルを獲得した。
12/8 第24回全日本シクロクロス選手権 マキノ シングルスピード
1位/18名(5周回 42:31 フルラップ完走17名)
リザルト
LYNSKEY Cooper CX
前輪: TNI CX22 / CHALLENGE CHICANE / 1.9bar
後輪: TNI CX22 / CHALLENGE GRIFO XS / 1.8bar
ギヤレシオ: 40x20T
シングルスピード参戦を決めてからコツコツと準備を始める。
機材の規定は特に無かったので、Di2のバッテリー抜いたバイクでも良さそうだったが、
全日本のタイトルがついたレースなので、1台組むことにした。
シクロクロスを始めた頃に乗っていたリンスキーのフレームを引っ張り出してきて、組み直す。
ギヤ比は前回のマキノのログを参考にしつつ、上り区間でベストなギヤ比を計算。
リムブレーキのホイールは処分してしまったので、ディスク・リムブレーキ兼用ホイールからブレーキローターを外して使うことに。
タイヤは前後ともドライだけど、なんとかなるだろ…
で、当日の朝。
現地入りすると結構しっかりと雨が降っていて、しばらく車に籠もる。
このコンディションで走ると逆に調子を崩しそうなので朝試走はパス。ローラーでアップするにとどめた。
小雨の降る中でスタート。普段はギヤチェンジの音をガチャガチャ言わせながら駆け上がっていくホームストレートだが、今日はとても静か。
序盤は様子を見ながら3番手くらいで走行。スリックタイヤなので、路面グリップを確かめつつ走行。
頃合いを見て、V字キャンバーで前に出る。こちらはドライタイヤ。下り区間で前にいないと不利なので、後続を引き離すべく踏む。
7~8秒のタイム差をつけて2周目に。
この周回でぶっ飛ばした結果、40分のレースが5周回になってしまった。
雨脚は強くないが、気温が低いので冷え対策は万全。
インナー重ね着に撥水タイツ、足元もビニール袋でカバー。レース中はやや暑いくらいだった。
おかげで、レース終盤まで集中力を保てた。
最後の方はブレーキシューが摩耗してかなり効きが甘くなってきていたが、なんとか大きなミスなく最終コーナーへ。
ホームストレートを一気に登り、後続に1分40秒差をつけて完全勝利。
いくつもあるシングルスピードレースの中でも、出走にあたってJCFのライセンスが必要なものは他に無いかもしれない。
今シーズンはじめてのウエットコンディションだったが、ぬかるんだ路面にも対処できたし、何より狙っていたタイトルを獲得できてホッとしている。
悪天候のため表彰式は屋内で行われたが、さすが全日本。レース役員の方などが大勢いて、結構緊張した。
あと、大会をスポンサーして頂いている資生堂さんのボディシートで泥に汚れた顔を拭かせてもらったけど、すごい爽快感でスースーして寒かった。もらった分は暖かくなってから使わせてもらおう。
レーススピードで5周も走ったのでこの後も試走はなし。
ゆっくり温泉に浸かって日曜日の全日本エリートに備えることにした。
応援・撮影・サポートありがとうございました。