12/8 関西シクロクロス第5戦 マイアミ E1 4位

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全日本選手権を翌週に控えて、関西CX第5戦 マイアミに出場。
午前中は快晴だったが、昼から天候が急変し雨に。今季一番の寒さに加えて、周回を重ねるごとに路面がぬかるみ、タフで難しいコンディションとなった。

12/8 関西シクロクロス第5戦 マイアミ E1

天候:雨 6度

コースコンディション:砂+泥

リザルト:4位/74名(9周回 +1:39 順位5% フルラップ完走33名)

機材

TREK Boone 2号車

  • 前輪: Nepest MAUI 45 / Panaracer CGCX + Insert / 1.5bar
  • 後輪: Yoeleo SAT C45 DB PRO / Panaracer CGCX + Insert / 1.5bar

TREK Boone 1号車

  • 前輪: Yoeleo SAT C45 DB PRO / Panaracer ALBIT + Insert / 1.5bar
  • 後輪: Nepest MAUI 45 / Panaracer CGCX + Insert / 1.5bar

※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準

目次

コースとセッティング

会場は琵琶湖岸のキャンプ場 ビワコマイアミランド。関西CXのシリーズ戦には毎年組み込まれ、過去には全日本選手権も行われた伝統の会場だ。
会場の特徴は「砂」。湖岸沿いの長い砂浜区間はパワーとテクニックが要求され、シクロクロッサーとしての実力差が露骨にあらわれる。
一方、砂浜だけでなく、松林を縫うようなコーナーセクション、湖岸道路沿いの草地の処理も重要になってくる。

全体的に、ワンミスで失うタイムが大きく、「十分なリード」というものが存在しないコースという印象だ。

関西シクロクロス

砂コースは轍の出来具合や締まり具合で走りやすさが大きく変わるので、前日試走ではコースのリズムをチェックしたり、テクニカルなコーナーの抜け方を試行錯誤する。
コース図右下、湖岸道路沿いの低速コーナーエリアが例年より複雑になっているという印象だった。

今回、砂でのコントロール性を重視して44cm幅ハンドルを装着した2号車で出走。
タイヤは前後CGCXで、空気圧は1.5barにセットした。

暑いレースが続く今シーズンだが、12月に入って流石に寒くなってきたのでメッシュインナーを中に来てアップしていると、雨がパラついてきた。
E1招集の時間には本降りになり、一気に身体が冷える。厳しいレースになりそうだ。

レースレポート

最前列で雨に打たれ、ガタガタ震えながらレース1分前。いよいよというタイミングで突風が吹き、スタート頭上のゲートが崩壊。
スタート前で、選手がいない方向に倒れたので幸い怪我人はなし。一番危ない位置に立っていたマリオも落ち着いて対処してくれたので、一瞬ザワついたものの大きな混乱はなかった。

だが、スタートが1分遅れになって、寒さに震えることになった。

仕切り直してスタート。レースの方も大きな混乱なく、4番手で1コーナーへ。
身体が冷えて仕方ないので、ちょっと激しめに踏む。

湖岸道路沿いの連続コーナー区間をスムーズに抜けて、次のストレート、根っこを踏んだ衝撃か、それとも接触があったのか、ディレイラーが動作不良に。トップギヤから動かなくなる。
おそらく過去にくろんど池でも経験したディライラーの脱臼だ。

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シフトスイッチを押しても、ディスプレイユニットがピーピー言ってディレイラーが反応しない。と思ったら、たまに変速することもある。
触っているうちにトップ固定になってしまい、加速でもたついている間に村田・岸パックも近づいてくる。

走りながらトラブルの内容を考える。電気系統はまず壊れないだろうし、エンドを曲げたなら、ギヤはズレるが変速自体はするはず。
で、ピンときた。脱臼だ。

Di2のリヤディレイラーにはRDプロテクション機能という仕組みがあり、強い力が加わるとモーターとパンタグラフをつなぐ関節が脱臼し、内部メカの破損を防ぐようになっている。

https://si.shimano.com/

ピットも近いので、そのまま走ってピットイン。今日は代車の予定だった1号車を掴んで走り出す。

選手が連なっていたこともあり、14番手まで順位を落とす。しかもここから先は松林を縫うようなコーナー区間で、追い抜きが難しい。
それでも、ひとりひとりかわしてポジションを上げ、2周目に入る頃には3位パックに合流した。

レースは先頭がたつーみ、2位に竹之内悠、3位パックに数名という状況。
3周目には3位まで上がり前方の視界がクリアになった。10秒ほど先には2位の悠さんが見えるが、湖岸道路沿いの草地エリアで、1コーナーごとに距離が詰まってくる。
これは意外だったが、代車がフロントに履いているマッドタイヤが、水分を含んできた路面のコンディションに合っていたのだろう。
メイン会場側に戻り、シケインを通る頃には完全に追いついた。
バニーホップでシケインを跳ぶ悠さんに離されたりしつつ、バイクが直っていたのでピットイン。
今思えばこの判断が正しかったのかどうかわからないが、再び2号車に乗り換えた。

単独3位。悠さんの背中を追うつもりで集中したら、残念ながら追いつけなかったものの、ファステストラップの6分38秒を記録。
後続とも差をつけ、3位は盤石に…なったかと思われた。

レース後半、雨の影響でコースコンディションが悪化してくる。
特に湖岸道路沿いの草地エリアはぬかるんで、突然グリップを失う難しい路面に。
さっきは食いついた場所が次の周回では滑るような状況で、2回スリップダウンした。
おまけで、砂区間でも派手に前転。こういうミスが10秒単位でタイムロスを生む。

そしてファイナルラップに入る直前、着々と追い上げてきたタケロウ選手に抜かれる。
コーナーで詰めてパックを形成。フィジカルでは勝負にならないが、砂のテクニックはこちらに分がある…と信じて耐える。

しかしこれから…というタイミング、シケインの少し手前、砂利道から草地に移る場所でスリップダウン。表彰台も手から滑り落ちた。

その後は特に何も起こらず、残念賞の4位フィニッシュ。

レースを振り返って

フィニッシュ地点近くでいつもの反省会を収録後、急激に身体が冷えて震えが止まらなくなる。
こりゃ低体温症だ…と、全身を震わせながら車に戻って着替えた。

今回のレース、転倒が多すぎることが最大の反省点。
スリップダウン3回と前転1回。1レースで4回は流石にどうかと思う。
転倒は可能な限り避けなければならない。機材を壊したり怪我をするリスクもあるし、転倒後すぐはリズムが崩れてペースが上がらない。
そんなミスを4度もすれば、そりゃ表彰台も逃すわな…

ミスが多いためタイムも安定していない。
やはり、前輪マッドの代車のまま走り続けるのが正解だったかもしれない。

周回数タイム
0周目0分12秒
1周目7分03秒
2周目6分56秒
3周目6分54秒
4周目6分38秒
5周目6分44秒
6周目7分07秒
7周目6分59秒
8周目6分48秒
9周目7分00秒

来週は全日本選手権のため宇都宮へ。前回のリザルトを上回れるよう、全力を出し切ってきます。
応援・撮影・サポートありがとうございました。

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