毎年夏にロンドンで開催されているブロンプトンの世界選手権、BROMPTON WORLD CHAMPIONSHIP LONDON FINAL。
初出場した2018年大会では3位に入賞したが、今回の目標はもちろん優勝。2019年のレースレポートを、現地での観光やサイクリングをまじえて紹介する。
BWC2019参戦記 その1
BWC2019参戦記 その2
2019/8/3 ロンドン5日目 BWC LONDON FINAL レースデー
あっという間にBWC LONDON当日。
とはいえレースは夕方19時からなので、昼間はロンドン市内を道路封鎖して自転車で走れるイベント、フリーサイクルに参加。ZWIFTのロンドンマップで再現されている区間も多く、まさに実写版ZWIFTといった感じ。スケールがすごい。
街全体がイベント会場といった感じで、自転車関連の出展も多い。
もちろんブロンプトンも展示されていて、電動アシストのEブロンプトンを試乗した。前輪のハブにモーターが内蔵されていて、前から引っ張られる感じが新鮮だった。
続いて、バラ・マーケットでお土産の買い出し。ヨーロッパはチーズが安くてうまい。
店員さんに頼めば試食させてもらえるので、食べ比べて口に合うものを選べる。
ブルーチーズは苦手な部類だったが、試しに食べてみたらびっくりするくらいおいしかった。
いったん宿に戻り、ブロンプトン世界選手権のドレスコードであるジャケットとネクタイを着用のうえ、午後4時頃に会場へ。
応援に来てくれた両親、ヨーロッパ旅行中のマリオ、ミズタニ自転車の方々、レースに合わせてロンドンに来てくれたブロンプトン乗りの皆様などと落ち合う。
柄にもなく緊張しているが、知り合いに囲まれてなんとか気持ちを落ち着ける。
招集30分前くらいに軽くウォーミングアップをして会場に戻ると、直前に開催されていた女子クリテで集団落車があり、20~30分ほどスケジュールが遅れるとのこと。
BWC LONDONのレースはルマン式スタート。コース脇に折りたたんだ状態でバイクを置き、対岸に並ぶ。
去年の順位を表すゼッケン3番の僕はマークされているのか、2番の知り合いと思しき4番の女子選手に、わざと重ねるようにバイクを置かれる。
スタートと同時にバイクに駆け寄り組み立てる。4番が邪魔なので、バイクを持って少し移動し、離れて組み立て。それにしても1番と2番、作業が遅い!
焦ってミスしないよう、いつもより慎重に組み立ててる僕より遅い。
レースは約2kmのコースを8周。
スタート後すぐに先頭集団が形成されるが、ペースが遅い。ひとり飛び出したものの、しばらく泳がされて、先頭の速度が上がってきたところで吸収。
うっかりするとすぐに前を引かされるが、周回遅れの選手を避けながらの走行なのでなるべく前のほうが安全。
引かされたら脚を温存するためペースを抑えて、他の選手が上がったらすかさず後ろについて5番手以内をキープ。
最終周回に入ると、集団がより殺気立つうえ、周回遅れの選手も道いっぱいに広がっている状態でかなり危険。
コーナーで、僕の内側に割って入った選手にハンドルが絡んであわや落車、という場面もあった。
そして最終コーナー。2番手で入ったが、ここで位置取りをミス。
両脇から上がってきた選手に囲まれる形になり、わずかな間だったが身動きが取れず出遅れてしまう。
ホームストレートは、周回遅れの選手が広がっており、遅い選手をスラロームしながらスプリント。
しかし、先頭はあまりにも遠く、8位でコントロールラインを通過。
ただ、1位でゴールした選手が周回遅れを引っ掛けて落車を起こしたらしく、失格になったためリザルトが繰り上げられて7位。
脚は十分にあったし、最終コーナーで前に出れていれば表彰台は狙えたのではないかと思うが、位置取りのミスが致命傷になった。また再挑戦しよう。
悔しい結果になったが、今年のBWC LONDON FINALはこれで終わり。
あとは観光して帰るだけなんだけど、帰国のタイミングでストの予定があり、無事に帰れるのか雲行きが怪しい…