東海シクロクロス最終戦は、東海のコクサイデこと、ワイルドネイチャープラザの砂地獄が舞台。
降り続けた雨のなか行われたレースはC1で4位でした。
トップ二人は別格。ファイナルラップで3位に追いついたが、ゴール前の砂丘セクション出口で、1本しかないラインの攻防に負けて刺せず。
3/1 東海CX第7戦 C1
4位/16名(+2:53 順位25% フルラップ完走14名)
LAP : 08:17, 08:21, 08:31, 08:29, 08:18, 08:16, 08:02
PAX PROJECT CX-DISC SUKUMIZU MACHINE WORKS
前輪: PAX 30mmアルミTL 9mmスルー軸 / IRC SERAC CX SAND / 1.9bar
後輪: PAX 30mmアルミTL / IRC SERAC CX SAND / 1.9bar
いつもより早く会場入りするも、天気は雨。近畿から東海地方は雨雲に覆われていて、止む気配は無し。
自転車も降ろさず、車に引きこもり朝試走はパスするつもりだったが、暇で仕方ないので1周だけ走る。
コースは比較的浅い砂地をクネクネと走る平地区間と、砂丘を登り降りする区間に分かれている。
平地区間はいつもより道幅広めでコーナーも大きい印象。速度を落として意識的にハンドルを切らないと曲がれないタイトコーナーは数えるほど。
午前中は観戦。姉妹チーム「侵略!!」の和田選手がC3で2位入賞。おめでとうございます。
体が冷えてきたので車に避難して車内で暖を取る。せまい…
雨脚がだんだん強くなってきたので、昼試走には行かず。凄く久しぶりに3本ローラーでアップする。
レース前にローラー回すのは野辺山以来、今シーズン2度目。いつもはコースを試走してアップしてるので。
12字23分に競技開始。今日は最前列からのスタートに成功して、3番手へ。
抵抗の大きい砂地だが、30cm前後の幅で踏み固められた路面ができているので、午前中走られた皆様にお礼を言いながらトレース。
通勤で白線踏んだままカーブ曲がる練習した甲斐があった。
実力の違う池本選手と筧五郎選手が先頭パックから離れていくが、敵う相手ではないので無理して追わず。いや追えないんだけど。
このまま表彰台いけるか?と思ったのもつかの間、砂丘の下りでイワイの藤川選手に抜かれて4位に。
先行を許し単独走になってしまい、レース中盤はペースが緩む。そうこうしているうちに追い上げてきた部長こと筧太一選手に抜かれ5位に。これはやばい。
それにしても、藤川選手といい部長といい砂丘区間が速いぞ…?僕が力いっぱい踏んでいるのに離れていく。いったいどうすれば…
…思い…出した…!
深い砂では前輪から荷重を抜いて、轍を乗り継いで走る。ハンドルは切れるに任せて、腰でバランスを取る。
ラインに集中して、パワーを使わず速度を乗せる。そして轍がなくなっている瞬間だけパワーで押し切る。これでタイム大幅アップ。砂丘だけで10秒は稼いだはず。
…っていうか何年クロスやってるんだよ、基礎事項だよ覚えとこうよ俺。
12秒の差がついたものの、若干ペースダウンしてきた部長を砂丘で抜き返し、3位の藤川選手を射程に捉える。タイムギャップは10秒を切った。
残り半周、砂丘区間の始まりで追いつく作戦で追い上げ、計画通り砂丘の登りで張り付く。
乗車で行く藤川選手に対して押してついていくが、頂上の再乗車でどうしても離れる。
ラインコントロールや荷重を誤ると前輪が突き刺さり前転する選手続出の砂丘下り、ミスして足をついた藤川選手に並ぶ。
最終コーナーまでのラインは1本。ラインの奪い合いをするも、頭ひとつ及ばず。
締まったラインは1本しかないゴール前、もはや抜き返せず4位でフィニッシュ。
ゴール前ではなく、最終コーナー前の攻防が勝敗を決した。あそこで鼻先をねじ込めていれば…ミスに慌てず素早くリカバリーした藤川選手に及ばなかった。
タフなコンディションだったが、砂の乗車テクニックが試される良コースだったと思う。
来季からはついにAJOCCレースとなる東海シクロクロス。さらに盛り上がるに違いない。
余談
寒すぎるので薄手のレッグカバー使いました。シクロクロスで使うとずれてきて困ってたけど、ソックタッチ塗ってみたら全力で走っても大丈夫。コレオススメだわ。