12/22 関西シクロクロス第6戦 信太山 E1 4位

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9週間連続で続いたレースもこれで一区切り。関西CX第6戦 信太山に参戦した。
MTB的なテクニックが要求される、狭いシングルトラックが特徴のコースを楽しみ、年内最後のレースを無事に走りきった。

12/22 関西シクロクロス第6戦 信太山 E1

天候:曇りのち晴れ 8度

コースコンディション:草地~土 ドライ

リザルト:4位/72名(9周回 +4:12 順位5% フルラップ完走17名)

機材

TREK Boone 2号車

  • 前輪: Yoeleo SAT C45 DB PRO / Panaracer ALBIT + Insert / 1.7bar
  • 後輪: Yoeleo SAT C45 DB PRO / Panaracer CGCX + Insert / 1.7bar

※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準

目次

コースとセッティング

年内最後のレースが開催されるのは、大阪市立信太山野外活動センター。自然体験や集団宿泊体験、BBQを行える施設だ。
コースはBBQサイトがある平坦な草地や、道幅が細くアップダウンのある森の中のハイキングコースを利用している。
長時間踏み続けるようなパワーセクションは少なく、立体的なコーナーや木の根が張り出した路面が多い。MTB経験者が有利なコースレイアウトだ。

関西シクロクロス

前日試走では、コースのリズムを確認し、難しそうなところは何度か反復練習しておく。
特にシングルトラックでは、ライン取りひとつで大きな差がつくセクションがいくつもあるので、なるべく速く、それでいてミスしにくい乗り方を探る。
…とはいえ、天気が良い日が続いたためか路面コンディションはここ数年で最も良く、毎年苦戦する「ナイアガラ」直後の激坂は簡単に乗車できた。

当日の昼試走は大渋滞だったため、路面のチェックをした程度だった。

アラレが降ってくる場面もあり、コンディション悪化に備えてタイヤはフロントAlbit、リヤCGCXを選択。パンク対策で空気圧は高めの1.7barにセットした。

レース中に雨が降る可能性もあったので、寒さ対策でニーウォーマーを装備して招集へ。

レースレポート

今回、全日本選手権MEで2位入賞の副島達海(たつーみ)、4位の横山航太(コータ)が参戦。
さらに、MTBO(オリエンテーリング)世界チャンピオンのオーストリア人、ハネス選手もエントリーしていて、層が分厚い。

レースは最前列からスタート。
先週の全日本は4列目スタートで大混戦だったので、ずいぶん走りやすく感じられる。

1コーナーでは5番手につけるが、黒田選手に抜かれて6位に後退。
序盤、コータとたつーみのペースに引っ張ってもらいたかったが、間に3人も選手を挟んでしまいフラストレーションが溜まる。

特に、信太山の特徴であるシングルトラック区間では、先頭2名がじわじわ離れていくのがわかる。

コースを0.8周する長いスタートループを終え、1周目に3番手まで上がるが、その頃には先頭パックは遥か彼方だった。

そのままパックを率いてコース後半、Xコースのシングルトラックの上りにて、フロントタイヤをすべらせて転倒。
試走では成功したが、路面が掘れて難しくなっている。

このロスで、特例でオープン参加(40分・順位カウント外)している松山海司選手、黒田選手、さらに村田さんに抜かれて5位。
コントロールライン手前では後方から追い上げてきたハネス選手にもパスされて6番手に落ちる。

ハネスと海司は先に行ってしまい、2周目は村田・黒田・私の3名パック。
パック3番手を走っていたが、村田さんから遅れ始めた黒田選手を見て、これはまずいと前に出る。
ここで村田さんがアタックしていたら危なかった。

レースが動いたのは3周目。シケインの後に設けられた激坂を下る「ナイアガラ」セクション。
登り返しの激坂直登は例年はぬかるんでおり殆どの選手が降車を選択していたが、今年はドライコンディションで、上位選手は乗車クリアしていた。

ここで村田さんがタイヤを滑らせてミス。その脇をうまく抜けて乗車で上りきった。
再乗車のタイムロスで車間が開いたので、ここぞとばかりにペースアップ。村田さんを振り切り、単独4位となった。

4周目、だいぶ先行していたはずの海司との差が縮まってきた。
Vキャンバー後の階段区間で追いつき、パックを形成。しばらく一緒に走る。
一時前に出る場面もあったが、バニーホップできる海司にシケインで抜き返され、結局また離された。
しかし、数秒先を走る背中を追うことでハイペースを保ち、後続との差を広げることができた。

40分でレースを降りる海司が6周でゴールした後は、完全に単独走。
明確なパワーセクションが無い信太山は脚が緩みがちになるが、コーナーの立ち上がりや直線区間では意識して踏む。
ファイナルラップはミスしないように抑え、単独4位、5位の村田さんには30秒差をつけてフィニッシュした。

レースを振り返って

上位3名は別格だったが、関西ローカル選手による4位争いを制した成果は大きい。

内容も満足行くものだった。
1周目の転倒が文字通り痛かったが、他に大きなミスは無し。
ナイアガラ後の上りも毎周回乗車クリアできたし、レース後半のラップタイムも安定していた。

周回数タイム
0周目5分12秒
1周目6分54秒
2周目6分55秒
3周目6分39秒
4周目6分39秒
5周目6分48秒
6周目6分48秒 
7周目6分46秒
8周目6分50秒
9周目7分02秒

…独走状態だったとはいえ、流石に最終周回は緩めすぎたと反省しているが。

さて、全日本選手権が終わりシーズン後半戦。
関西CXもシリーズ戦10レース中6レースが終わり、シリーズランキングの行方が気になってきた。

第6戦終了時の暫定ランキングは以下の通り。

順位選手累計ポイント
1位村田 憲治790
2位川村 誠780
3位横山 航太660
4位副島 達海560
5位伊澤 優大540

僅差ながら、第3戦美山で優勝した村田さんがポイントリーダー。
たつーみとコータはスポット参戦のため累計ポイントは少ないが、出場すれば確実に表彰台を取ってくる。

なおポイントテーブルはこんな感じ。

順位ポイント
1位200
2位160
3位140
4位120
5位110
6位100
7位90
8位80

毎年のことだが、今年もシーズンインから9週間連続でレースというタフなスケジュール。
特に雨のマイアミ宇都宮での全日本と過酷なレースが続いた12月後半は体調を崩す一歩手前で、平日はリカバリーに専念するような状態だったが、かろうじて調子をキープして2024年のレースを走りきれた。

来週は久しぶりにレースがない週末。しっかり体を休めたい(コミケがあるけど…)

年明けは1/5の関西CX希望が丘に参戦予定。
応援・撮影・サポートありがとうございました。

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