GK BT-04 ソフトタイプ バーテープ
滑りにくくクッション性もあるOGK製のバーテープ。高価格化するバーテープの中にあって安価なうえ入手性も良い。
評価 ★★★★☆
購入価格 1300円
長所 -Pros-
- 高いグリップで滑りにくい
- 適度な柔らかさ
短所 -Cons-
- カラーは白・黒・赤の3色のみ
- 粘着剤が強く巻き直しがしにくい
OGKのバーテープ
通勤用ロードバイクのバーテープが擦り切れてきたため、そろそろ交換することに。
リザードスキンやスパカズが登場してからバーテープはずいぶん高くなったが、今回はその中でも比較的手頃なOGKのバーテープを使ってみることにした。
OGKカブトといえばヘルメット専売のイメージだが、実はバーテープも販売している。
余談だが、隠れた人気商品だったボトルケージは販売終了してしまった。
製品名 | タイプ | カラー | 価格(税別) | 備考 |
BT-01 | コルク | 白 黒 赤 青 | \1600 | 弾力性に富んだ、オールラウンドモデル。 |
BT-02 | コットン | 白 黒 赤 | \1600 | ダイレクト感抜群の全天候型実戦タイプ。 |
BT-03 | カーボン柄 | 白 黒 | \1600 | 軽くて握りやすい、カーボンパターンタイプ。 |
BT-04 | ソフト | 白 黒 赤 | \1600 | 通勤・ツーリングにおすすめのソフトフィットモデル。 |
BT-06 | 超薄手 | 白 黒 赤 | \1800 | 「薄さ」「グリップ感」「引っ張り強さ」でダイレクトにパワーが伝わる。 |
BT-09 | 極厚手 | 白 黒 赤 | \1900 | 抜群の衝撃吸収力でロングライドにも最適な超厚手モデル。 |
カラーは各3色程度と少ないが、用途にあわせて6種類の製品がラインナップされている。
極薄モデルのBT-06は力が逃げないうえ軽量で、レースガチ勢の一部で人気があるらしい。
BT-04 ソフトタイプ
今回は、ソフトタイプのBT-04を購入。実店舗で1300円弱だった。
無駄にコストの掛かった箔押しのパッケージを開けると、内容物は
- バーテープ 2本
- エンドキャップ 2個
- 仕上げテープ 2枚
ブラケット部の目隠しに使うバーテープの切れ端は付属しない。
今回購入したのは黒だが、バーテープのカラーは他に白と赤が選べる。
3色だけというのは少しさびしい気もするけど、変な色のバーテープはバイクに合わせるのが難しいし、白と黒があればいいか…
巻きやすいが粘着力が強い
BT-04はそこまで伸びるわけではないが、柄やステッチが無く、きれいに巻きやすい。
ただし、裏面に貼られた両面テープが強力で、巻き直すと糊が残ってしまう。なるべく深追いせずに巻きたい。
蛇足だが、巻くのが難しいバーテープの筆頭はSILVAのロゴ入りバーテープ。
ロゴの位置を合わせるのが至難の業だし、特にコルク素材のものは、引っ張ったらすぐに千切れてしまう。
SILVAのコルクは10年ほど前の定番製品だったので使ってみたこともあるが、両面テープの品質も悪く、イマイチ良さがわからなかった。
改めてラインナップを確認したら、ロゴ入りバーテープはディスコンになっていた…
高いグリップ感
巻き終えて使ってみると、表面のテクスチャといい、ゴムのようなグリップ感といい、リザードスキンのDSPバーテープに寄せたような印象を受けた。
ペタペタと手に吸い付くようなリザードスキンほどではないが、握り込むとしっかりグリップして滑らない。
プアマンズ・リザードスキンというと怒られるだろうか…
雨の中走ることがあったが、濡れてもそこまでのグリップ低下は感じなかった。
以前使っていたリザードスキンは、濡れるとやたら滑った記憶がある。
程よいグリップ感に加えて手触りも悪くないので、素手でも、グローブ越しでも使いやすいと感じた。
振動吸収性に優れる
BT-04はEVAフォームにポリウレタンの表皮を張った構造で、コルクバーテープよりは薄いものの、ある程度の厚みがありクッション性に優れる。
表皮の滑りにくさも相まって、荒れた路面でも握りやすい。
今回はロードバイクに巻いたが、オフロードを走るグラベルロードやシクロクロスにも良いんじゃないだろうか。
厚みがあるといっても、コルクバーテープのようにブニブニして力が逃げるほどではない。
まとめ:滑りにくく、クッション性があり、しかも安い
「しっとりしたグリップ感で、ツーリングなどのロングライドにもおすすめ。」と書いてあるが、レースでもこれでいいんじゃないの?と思えた。まぁ、僕はロードレースやらないけど…
価格が安く、破れても財布のダメージが少ないので、来シーズンはシクロクロスにも使ってみようかな。