Carbon Ti X-Cap
チタン製の軽量ステムキャップ(ヘッドキャップ)。レーザー刻印が施されたキャップは薄型で、アルミ製の皿ボルトで固定する。
評価 ★★★☆☆
購入価格 2000円
長所 -Pros-
- チタン製
- 重量8g(ボルト含む)と軽量
- 薄型で出っ張りが少ない
短所 -Cons-
- アルミの皿ボルトの品質がいまいち
チタン製の薄型ステムキャップ
チタンフレームについてコラムを書いた直後、改めてチタンって良いなぁ…と思いながらぶらりと自転車屋に行ったのが運の尽き。特売コーナーで見つけてしまい衝動的に購入。
Carbon Tiは、その名の通りカーボンファイバーやチタンを使った軽量パーツのブランドで、シートクランプやクイックリリースといった小物を中心にラインナップしている。
本品は、ステムキャップやコラムキャップ、トップキャップなどと呼ばれる、フォークコラム端部に取り付け、ヘッドセットのベアリングを与圧するための部品。
カーボンとチタンの2種類がラインナップされているが、チタンのものを購入した。
ブランド名がレーザーマーキングされたヘッドキャップは薄く、付属の皿ボルト(アルミ製)で固定する。
キャップ表面はブラスト仕上げだが、自分で磨いてヘアラインにしたり、あるいは鏡面仕上げを目指すのも良いかもしれない。
裏面はコラムスペーサーと芯が揃うように段付きになっているが、段差は低いのでステム上に積むスペーサーは最小限で済みそう。
実測重量は8g(キャップ6g+アルミボルト2g)。ヘッドセット付属のアルミ製ステムキャップがチタンボルト込で13gだったので、そこそこ軽量ではある。
割合で言うと4割の軽量化だが、絶対値ではたかだか5gの微々たる軽量化。ほぼドレスアップパーツと言える。
取り付け
取り付けといっても、既存のトップキャップを取り外し、かわりにX-Capを取り付けるだけ。
アルミボルトの品質がいまいちで、六角穴の精度が低い点が気になった。なお工具は4mmのアーレンキーを使用するが、現行製品はT25のトルクスになっているようだ。
念の為、ネジ山にはカジリ防止のペーストを塗布して締め付けた。
まとめ:完全なる自己満足の世界
コストに見合わない微々たる軽量化と、なんともいえない満足感が得られる製品。
走行性能にはほとんど関与しない部品だが、ステムキャップは乗車中よく目に入る部品なので、気分は盛り上がる。
ただ、ローラー用のスウェットガードをかぶせてしまうと完全に隠れてしまう。
このガードの下にはチタン製のステムキャップがあると自分に言い聞かせつつ、トレーニングに励むことにする。