Garmin Edgeをハンドル前方に固定しつつ、GoPro等のアクションカメラも取り付けるため、BarFly4 Miniを使用しているが、
GoPro台座の取り付けナットがはまり込んでいるだけで、カメラ脱着時にポロリと落としてしまう。
作業性が悪いうえ、紛失のリスクも高いので、ナットが脱落しないように小加工を行った。
GoPro台座のナットをイモネジで固定する
樹脂製のGoPro台座には直接ネジを切れないため、何らかの方法で金属製の雌ねじを取り付ける必要がある。
他社製品では金属製のナット(エンザートナット)が鋳込まれていることもあるが、BarFly4 MiniではM5ナットをはめ込むための六角穴(対角8mm)があいているだけ。
カメラ脱着時にナットを落とすことも多く作業性が悪い。
エンザートナット埋め込み、ヘリサート加工、ナットの接着など、一通り検討したが、作業の簡単さやコストの安さを考慮し、側面からイモネジで押さえることにした。
下穴の加工
マウントの厚みにあまり余裕がないため、M2のイモネジ2本で固定する。
愛用のシンワスケールの裏を見ると、M2タップの下穴はφ1.6mm。
φ1.6のドリルは折れそうで怖いが、無事に穴あけ完了。
これまた折れそうで怖いM2タップでネジを切る。
母材がナイロンなので、タップホルダを使わず、タップの軸を直接手で回してネジが切れた。
M2のイモネジを挿入。なお、取り付けには対辺0.89mmの六角レンチが必要。流石に持っていなかったので買いに走った。
ネジを買うときにちゃんと確認しておけばよかった。
ナット側は、イモネジが当たる面をドリルで軽く揉んで脱落防止とした。
オーバートルクでねじ山を潰さないよう、イモネジをやさしく締めて完成。
BarFly4 Miniはシクロクロスのレース動画撮影に使っているので、レース会場で頻繁にカメラを脱着する。
草の上でナットを落とすとまず見つからないのだが、これでナット紛失の心配もなくなった。
イモネジの具合はたまにチェックして、緩むようならロックタイトや接着剤でネジを固めてしまおうと思う。