2018年と2019年、ブロンプトン世界選手権参戦のためイギリス・ロンドンを訪れた時に、現地のサイクルショップを見て回った。
店舗の様子や取り扱い商品について紹介する。
Brompton Junction London
ブロンプトンの専門店。ブロンプトンの車体と純正アクセサリーのみを取り扱う。ロンドンを訪問したら一度は訪れたい店。
なお、世界中にあるブロンプトンジャンクションのなかで、最初の店舗は日本の神戸店。
1階はショップスペースで、完成車、バッグ、アパレルなどが並んでおり、階段を降りた地下1階は整備スペースになっている。
店を入る前に気づくのが、見覚えある形状のドアハンドルや手すり。
ブロンプトンのフレームを構成するパイプや小物を使って作られている。どの部分が使われているのか考えるのも楽しい。
日本のブロンプトンジャンクションが社外のバッグやパーツも扱っているのに比べると、こちらは純正の車体とアクセサリーのみの販売なので、品揃えはやや少なく感じる。
ただ、ここでしか買えない限定グッズもあるので、キーホルダーやショッピングバッグをつい買ってしまう。
Brompton Junction Westfield(閉店)
ロンドンの中心部から少し西に行ったところ、広い幹線道路の脇にある超巨大ショッピングモール「Westfield London」。
400×500mくらいの区画に、400を超えるショップや飲食店が入っている。
その一角にあったのが、Brompton Junction Westfield。
2019年春にオープンした店舗だが、残念ながらコロナ禍で閉店してしまった。
店内には、2019年当時力を入れていた電動アシスト付のE-Bromptonをメインに、これまた発売間もない廉価モデル「B75」や、特別色の店舗限定モデル、1981年製のブロンプトン「Mark1」がディスプレイされていた。
Evans Cycles
海外通販を利用する人にとっては馴染み深くもある、イギリスの大型スポーツバイクチェーン店。
ロンドン市内に何店舗もあり、ロードバイクからMTB、フォールディングバイクまで、一通りのスポーツバイクを扱っている。
日本でいうとワイズロードみたいな雰囲気。
入り口を入ってすぐに駐輪場がある。ロンドン、盗難多いからね…
訪問したところは入り口が1階が駐輪スペースで地下に店舗があったが、駐輪場には警備員が常駐していた。
店舗は、ワイズ的な雰囲気。ただ、日本の自転車屋と比べるとパーツの品揃えはやや少ない。
ロードバイク、MTB、ハイブリッドバイク、そしてEバイクが揃う。
Cycle Surgery(閉鎖)
こちらもロンドン市内に14店舗を持つチェーン店。こちらもコロナ禍で閉鎖となってしまった。
店舗の様子はEvans Cyclesと大差無かった。
Velolution
一転して、こちらは小さなショップ。競技志向というよりは趣味性の高い自転車、コミューターを中心に扱っている。
ブロンプトンはもちろん、アレックスモールトン、ギヤボックス変速機搭載のマニアックなコミューターバイクなどが並び、見ていて楽しい。
Condor Cycles
10年ほど前「Rapha Condor-Sharp」というコンチネンタルチームがあったが、そのスポンサーがCondor Cycles。
ネット販売もやっているが、ここから個人輸入した人は相当な海外通販オタクだと思う。
店舗の規模に対して、用品類の品揃えが良い印象だった。
アピデュラやオルトリーブといった、日本で見慣れたバッグ類も揃う。なお、価格は日本のほうが安いくらい。イギリスはVAT(付加価値税)が高い。
ラファコンドル・シャープの選手も使った?コンドルのバイクは地下に並ぶ。マスプロメーカーとは一味違うカラーリングが新鮮。
Decathlon
最後に紹介するのはデカトロン。大型の総合スポーツショップ。日本でいうとスポーツデポのような感じ…というか、日本にも進出している。
とにかく巨大で、サイクリングに限らず、登山、ランニング、球技、乗馬まで手広く扱い、ショップブランドの製品も多い。