CATEYE HR-11
キャットアイが販売するAnt+規格対応の心拍センサー。手頃な価格ながら、国産メーカーらしい2年間の保証つき。
評価 ★★★★☆
購入価格 5000円
長所 -Pros-
- 手頃な価格だが大手メーカー製
- 安心の2年間保証
- 交換用ストラップが安価
短所 -Cons-
- センサー本体が分厚い
- そろそろAnt+とBluetooth両対応してほしい
実走時の心拍計は乳バンドに限る
最近はガーミンウォッチ等、腕時計型の光学式心拍計が人気だが、路面からの振動にさらされるサイクリングでは測定エラーが頻発する。
なので、ZWIFTでは光学式心拍測定のGarmin fenis 6sを、実走では確実に心臓の電気信号を読み取る心拍バンドを使っている。
キャットアイのGPSサイクルコンピュータ()向け心拍バンド
HR-11は、キャットアイ製のGPSサイクルコンピュータ向けに販売されているAnt+規格の心拍バンド。
とはいえAnt+規格は各メーカーで互換性があるので、Garmin等、他社のGPSサイコンともペアリングできる。
というか、実売8000円台のCC-GPS200、使っている人を見たことがない…
なお、同形状でBluetooth接続のHR-12というモデルもある。
↑Bluetooth接続専用モデル
Garmin製のHRM-DUALはじめ、Ant+/Bluetooth両対応の心拍計が増えてきたが、CATEYEは未だにAnt+とBluetoothモデルを選択する必要がある。
ZWIFTをスマホやiPadでする時はBluetoothで接続できるほうが都合が良いので、次期モデルが出るならぜひ両対応してほしいところ。
Garminのセンサーが壊れたので、手頃な価格と、国産メーカーで2年間保証というのが決め手となって、Ant+仕様のHR-11を購入した。
2年間保証
https://www.cateye.com/manual/jp/sensor_portal/guide2_spec.html#hr-11
センサー本体(付属品および電池の消耗は除く)
正規小売店でご購入いただき、正常な使用状態で故障した場合は、無料修理・交換いたします。お送りいただく前にEメール・お電話などで弊社カスタマーサービスにお問い合わせください。修理のご依頼にあたっては、お客様の連絡先・故障状況などを明記の上、ご購入日が確認できるレシートなどを添えて、当社宛てに直接お送りください。ご購入日が特定できない場合、保証期間は製造年月日から起算させて頂きます。ネットオークションを含む全ての転売品、事故などによる外的要因や取扱説明書に記載していない用途・方法での誤使用による要因では保証の対象外となります。なお、お送りいただく際の送料はお客様にてご負担願います。修理完了後、送料弊社負担でお届けさせていただきます。
センサーはちょっと分厚い
センサー本体は長円形で、縁と裏蓋は黒色のプラスチック、正面は透明になっている。私の個体はいつのまにかヒビが入ってしまっているが、購入から3年少々経っても今の所浸水はしていない。
厚みは実測13.6mmとやや分厚く、タイトなジャージを着るとみぞおちの辺りが少し膨れる。
CR2032電池を使用
電池はCR2032コイン電池を使用する。パワーメーターやケイデンスセンサーにも使われているおなじみの電池で、コンビニや100均でも購入できる。
電池蓋はコインで開けるタイプ。反時計回りに緩めて、そのまま回すと蓋が持ち上がる。
コインドライバーを使うとプラスチック製の裏蓋を傷めない。
蓋には太いOリングが組み込まれており、JIS C0920に基づくIPX8の防水性能を持っている。
これは「水没しても内部に水が侵入しない」というもの。汗を流水で流すくらいなら問題ないが、高圧洗浄機などの強い水圧がかかると浸水する可能性がある。
なおバッテリー寿命は1日1時間の使用で約1年間とされている。忘れた頃に電池が切れる。
レース前に電池切れになると割と焦る(経験談)ので、遠征用バッグやサドルバッグに予備電池を入れておこう。
やたらと安価な交換用バンド
HR-11はGarminやPolarと同様、2個のスナップボタンでセンサー本体をバンドに取り付ける。
CATEYEの交換用バンドは実売600円程度とやたら安価なので、伸びや断線を気にせず酷使できる。
まぁ、この間隔は各社ほぼ同一のため、他社の心拍センサーに流用できるんだけど。
まとめ:安心と信頼のCATEYE
国産メーカーで安価で2年保証という、信頼性を絵に書いたような製品。心拍センサーに攻めた性能は不要なので、安心感と信頼性で選ぶべき。
気の毒なことに(CATEYEが売りたかったであろう)肝心のGPSサイコンはあまり見かけないのだが、センサーは間違いなく良いものなので、Ant+規格の互換性に感謝しながら好きなメーカーのGPSサイクルコンピュータで使おう。
なおメーカー問わず、乾燥した冬場は電気信号をうまく検知できず反応が悪くなるが、そういうときは胸に保湿クリームを塗るか、電極パッド部をお湯で濡らすと良い。
冷たくても平気な人はボトルの水でも良いけど、スポーツドリンクを使うのはベタベタするのでオススメしない(経験談)。