いよいよ終りが見えてきたTdZ。第7ステージはオフロードの周回コース。
長い上りと長い下りが繰り返すジャングルサーキットでは、上りを淡々と踏み続ける力が要求される。
ステージ7:Jungle + Gravel…2月3日 17時 ~ 2月8日 17時
ステージ7では、ほぼ全てが未舗装路のジャングルサーキットを周回する。
未舗装路の転がり抵抗はMTB<グラベルバイク<ロードバイクの順なので、バイク選択でMTBを選ぶのを忘れずに。
コースの半分が上り、残り半分が下りのジャングルサーキット。
2020年5月に走ったRising Sun “STAY HOME” Adventure Raceでは、クライムセクションをFTP~VO2MAXくらいのペースで登って、下りは数名のパックで…という展開だった。
グループ | コース | 周回数 | 距離 △獲得標高 |
A(長距離) | Watopia Jungle Circuit | 4 | 37.1km △340.3m |
B(標準) D(女子) | Watopia Jungle Circuit | 3 | 29.2km △257.6m |
C,E(短距離) | Watopia Jungle Circuit | 2 | 21.4km △174.9m |
グループA Watopia Jungle Circuit
第7ステージは「長距離コース」「標準コース」「短距離コース」ともにWatopiaのJungle Circuitを走る。周回数はそれぞれ4周、3周、2周。
このコースはほぼ全域が未舗装路なので、路面に合ったバイクを選ぶことで速く・楽に走れる。
Zwiftには、ロードバイク、グラベルバイク、マウンテンバイクという分類があって、それぞれ有利な路面が異なる。
舗装路はロードバイクが最も速く、未舗装路ではマウンテンバイクが速い。グラベルバイクはその中間的な性質を持っている。
ジャングルサーキットを少しでも速く走りたいならマウンテンバイクに乗ろう。
さて、S-Works Epicに乗り換え、2月3日(水)21時スタートのグループライドに参加。
スタート時の人数は600人ほど。例によって時間ギリギリにログインしたためスタート位置は後ろの方。アプローチ区間で先頭を追う。
アプローチ区間から周回コースに合流してもしばらく下り基調。そのうち先頭が見えてきたので、20番手以内に位置取り。
5.5kmほど走って、ようやくコントロールライン。ここから4周回のレース…じゃない、グループライドが始まる。
Jungle Circuitは1周7.9km、獲得標高82m。コース半周がずっと登り、残り半周はずっと下りというコースプロフィール。
上り区間はLT域で淡々とヒルクライムして、下りは踏みながら回復する展開になるので、パワーウェイトレシオ(PWR [W/kg])に優れる選手が有利。有酸素運動能力の高さが要求される。
残念なことにチーターが2名紛れており、スタート直後しばらくして、時速100kmくらいで飛び出していった。異常なパワーが出ていたが、レースではないのでBANされず…
こういうのがいると興が削がれるが、気を取り直して自分の走りに集中する。
さて、メイン集団は1周目の上り区間でふるいにかけられ、20名以下に絞られた。
この展開は予想できていたし、先頭付近を走っていたので中切れにも巻き込まれず。
続く2周目では、僕を含めて7名に。ここからさらに2~3人の逃げを作れないかと思って3周目の上りでアタックしたら、単独で飛び出す形になってしまう。
1対6では流石に逃げ切れない。下り区間で6名揃って追いついてきて、振り出しに戻る。
最終周回の4周目、上りで別の選手がペースアップし、6W/kgくらいでモリモリ踏んでいく。これで3名が脱落し、4人のパックに。
スプリントに備えて、下りは少しペースが落ちる。
残り1kmくらいからジワジワと速度が上がり、お互いスプリントのタイミングを伺う。
ゴール前はちょっとだけ登っているので、十分に引きつけて残り300mで、すこし後ろから仕掛ける。速度差をつけて先頭に飛び出し、そのままフィニッシュ。
ゴール後はしばらくクールダウン。L1で流して、脚の重さと心拍数が落ち着いてからバイクを降りた。
それにしても、ダートをひたすら登って下るジャングルサーキットを走ると、SDA王滝を思い出す…