11/20 AJOCC JCXシリーズ 第5戦 関西シクロクロス UCI 琵琶湖グランプリ

琵琶湖に面した滋賀県 烏丸半島で行われた琵琶湖グランプリ。
上位10位以内にはUCIポイントが付与されるUCI Class2レースでもある。
朝に降った雨はわずかで、路面コンディションへの影響は少なかったが、それでも、烏丸半島名物の滑りやすいキャンバーに苦しめられた。

11/20 AJOCC JCXシリーズ 第5戦 関西シクロクロス UCI 琵琶湖グランプリ

コースコンディション:土+草地 セミウエット~ドライ

リザルト:16位/52名(8周回 +7:12 順位30% フルラップ完走17名)

機材

Ridley X-Night Disc 1号車

  • 前輪: FORMOSA / Vittoria Terreno Wet TU 33c / 1.7bar
  • 後輪: Mavic Allroad SL / Panaracer ALBIT + Insert / 1.7bar

Ridley X-Night Disc 2号車

  • 前輪: PAX CT38W / FMB SSC SLALOM / 1.7bar
  • 後輪: Shimano WH-R8170-C36 / Panaracer CGCX + Insert / 1.7bar

※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準

動画

すくみずログ YouTubeチャンネルでレース動画を公開中

レース会場

レースが行われるのは滋賀県、琵琶湖に突き出した烏丸半島。関西シクロクロスでは定番の会場で、台地状になった地形を囲む急勾配のキャンバーと、粘土質の泥が選手を苦しめる。一方、平地区間ではパワーが物を言う。シクロクロス選手としてのフィジカルとテクニックをどちらも要求されるコースだ。

昨年も同会場でUCIレースが開催されており、レイアウトにも大きな変更はない。

今年は全日本選手権の出場資格に大きな変更があり、男子エリート出場には

  • UCIポイント保持者
  • JCFランキング60位以内

いずれかを満たす必要がある。

JCFランキングポイントを獲得できるJCFシリーズ戦(≠JCX)は関西CXシリーズと日程がかぶっているため出場予定なし。
したがって、今日のレースで10位以内に入り、UCIポイントを獲得できるかどうかで全日本出場資格が決まる。

試走とセッティング

前日試走は完全にドライ。
キャンバーはなんとなく乗っていけるが、スムーズではない。バイクに乗れていない感じがする。

時間いっぱい試走したが、最後までしっくりこなかった。

ベテランのシクロクロス職人 FD氏の走り。ひとつひとつの動きに無駄がない。

レース当日は朝に雨が降った。予報と異なり、降水量はわずかだったが、路面はややルーズに。朝早いレースは難しいコンディションになったようだ。

昼試走の時には路面コンディションもだいぶ良くなったが、それゆえタイヤに悩む。
もう少し空気圧を落とせばキャンバーで安定するだろうか?と思った矢先、前輪パンク。タイヤインサートを入れていたが打ちどころが悪かったのか、リム打ちしていた。

マッドタイヤでキャンバーの走りやすさをとるか、ノーマルタイヤで転がりを優先させるか、ギリギリまで悩んだが、スタートは混戦だろうし、マッドタイヤを選択した。

レースレポート

UCIポイントはもちろん、JCXポイントもロクに持っていないのでグリッドは4列目。

レースは8周回。スタート後、右の選手が出遅れ、空いた隙間にすかさず滑り込む。そのまま、左に曲がる1コーナーを大外から刈り取って、15番手前後で最初のキャンバーへ。
これくらいの位置だと渋滞にも巻き込まれず、スムーズに通過できた。

Photo マルコマルオ

キャンバーの上りはやっぱりスムーズに走れないので、チャレンジせずに降車して押す。乗車にこだわってミスするよりもずっといい。
順位は、10番手が見える位置をキープ。1周目終了時に12位だったが、2周目では9位まで上がる。

レース前半は10番手パック。このまま消耗戦に持ち込みたい。

5周目、弱ペの香山選手がアタック。今までもオーバーペースだったので絶対に耐えられないのはわかっていたが、それでも、10位以内を狙うなら見送る選択肢はない。
6周回目に入るタイミングで力尽きた。

Photo マルコマルオ

レースは終盤。脚が終わったうえに風も出てきて、平地区間のスピードが伸びない。
このままだとジリ貧なので、気分転換も兼ねてピットイン。

バイクのトラブルではないので「特に何もない!」とだけ伝えて2号車に飛び乗る。

こちらは前後ともドライ寄りのタイヤ。草地区間でスピードに乗せやすい。
しかしもはや余力はない。あたるちゃん、畑中さんにも抜かれてしまったが自分のペースを守る。

Photo マルコマルオ

トップはヒジリが独走で、コース上には20人も選手が残っていない状況だったが、ギリギリのタイミングで最終周回へ。
ファイナルラップは単独走。レースを降ろされたC1選手からの声援も聞きながら踏ん張り、16位でフィニッシュ。

レースを振り返って

結果は16位。レース途中はUCIポイントに指が掛かったように見えたが、今の実力ではどう走っても12~13位が限界だったように思う。

キャンバーの処理はぐだぐだ、(承知の上だったが)オーバーペースで後半ラップタイムが崩れるなど、自分の走りができないレースだった。

UCIポイントは無いしJCF戦にも出ていないので、全日本選手権 エリートの出場は絶望的。マスター(MM35)で走ることになりそうだ…

Photo マルコマルオ

結果はもちろんだが、テクニカルな箇所を最後までうまく走れなかったのが悔しい。
来週も同会場でレース(こちらは関西CXシリーズ戦)なので、次は納得いく走りができるようにしたい。

ところで、20位以内なので賞金を頂けたのだが、袋の文字が「UC1-C2」(アイじゃなくてイチ)になってた。
過去のレースも全部見たけど、全部UC1