11/23 関西シクロクロス第3戦 烏丸半島

JCX UCI 琵琶湖グランプリから中1日あけて、11/23(火 祝)に開催された関西CX第3戦。
コースは同じだが、月曜日の雨で路面はヘビーなマッドコンディションに。
平地の高速セクションは重馬場に変貌し、日曜日とは全く異なるレースになった。

11/23 関西シクロクロス第3戦 烏丸半島

コースコンディション:マッド、晴れ

リザルト:5位/61名(6周回 +3:13 順位8% フルラップ完走41名)

機材

Ridley X-Night Disc 2号車

  • 前輪: Mavic Allroad SL / Panaracer ALBIT / 1.8bar
  • 後輪: PAX CT38W / FMB SSC SLALOM / 1.6bar

※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準

動画

すくみずログ YouTubeチャンネルでレース動画を公開中

レースの準備

冒頭で書いたとおり、関西シクロクロス第3戦 烏丸半島は11/23(火 祝)に開催。11/21(日)の琵琶湖グランプリから、中1日あけた連戦となる。
どちらも関西シクロクロス主催なので、会場もコースレイアウトも同じ。

UCIレースはカラカラのドライコンディションだったが、月曜日は朝から夜までずっと本降りの雨。
烏丸半島といえば泥とキャンバーのイメージが強い。過酷なレースになることを覚悟しつつ、丸一日休養して回復に努めた。

そしてレース当日。ガーミンのリカバリーアドバイザーは36時間で回復と言っていたが、たしかに脚は軽い。

36時間で回復するで!

遅めに会場入りし、昼試走で路面を確認。
路面コンディション悪化により若干のコース変更があり、日曜のJCXではスタート直後に配置されていたキャンバーがひとつ省略されていた。

キャンバーは意外と乾いていて、ほぼドライと言っても良い状態。ただ、平坦な部分が泥。
特に、ホームストレートからピットに向かう、今年新規追加された部分は全力で踏まないとマトモに進まないくらいの重馬場になっていた。
また、草刈り後の草がまとわりつき、駆動系に詰まりやすい状態だった。

Photo Etsuko Aoi

試走後は充電式の高圧洗浄機でバイクを洗ったが、かなりしつこくこびりついていた。

フロントタイヤはチューブレスのPanaracer Albitを使用

レースレポート

招集前に少しバタバタしていてGoProを付け忘れていたが、グリッドに並んでから出羽さんのHero9を取り付けて事なきを得る。
レースは1列目スタート。ホームストレートも重たいが、左端のフェンスギリギリは路面がシャバシャバで抵抗が少ないことに気づき、ちょっと踏んだら1コーナー途中で先頭に出た。

Photo 野中ヒデト

その後、少し乾いたラインを利用したトヨカツが出てきたりしたが、直後の泥セクションで文字通り沈んでいった。
ここはめちゃくちゃ重くて、ほとんど全力で踏んでいるのに歩くような速度。負荷マックスの固定ローラーを回している気分だった。
1周目はフル乗車したけど、ここ、失速したらさっさと降りて担ぐほうが速かったね(3周目くらいで気づいた)。

さて、泥セクションを抜けたら、一昨日のMTB XCO全日本選手権 U23で優勝した副島達海が先頭へ。
今年の全日本MTBは愛媛県の西端、八幡浜。試走時に声をかけたら「関西シクロクロスを走りたいので来ました!」と言っていた。全日本選手権に出て、大移動して、またレース。元気だな…

Photo Etsuko Aoi

達海に滉太も続き、3番手につく。
ふたりとも身軽でテクニックもあるので、連続キャンバーセクションでは若干遅れ気味。

達海には(脚も腕も)到底かなわないし、滉太を追うのも後々響きそうな気がしたので、ここは無理せずマイペースを守る。

ラップは10分10秒ほどで、6周回のレース。日曜日のJCXは1周6分半ほどで9周回だった。
同じコースでも、路面コンディションが違えば全く違うレースになる。

Photo 野中ヒデト

日曜のJCXでは4位を獲ったPAXのあたるちゃんも上がってきた。
今日のような重い路面では、オーバーペースに陥ると一気に崩れる。表彰台圏内から外れてしまうが、お見送り…

そして岩井商会の戸谷さんも迫ってきた。一昨日は八幡浜で全日本を走って、フルラップ完走していたはず。おじさんも若者に負けず元気だ。
しばらくパックで走るが、ややパワー負けしている感じ。
戸谷さんがスリップダウンした隙に前に出ようと思ったが、絡んでしまう。チャンスを活かせない…

Photo 野中ヒデト

その後、戸谷さんにもジワジワ離され、自分のペースは守ったものの単独5位フィニッシュとなった。

Photo 野中ヒデト

レースを振り返って

今シーズン初めての泥コンディションのレースだった。
とはいえ泥が深いのは平坦部分だけで、キャンバーセクションはほぼ乾いていたため、難しい泥というより、重たい泥という印象だった。
パワー勝負になるが、走りやすいラインの選択や、乗車・降車の判断など、レース中に修正していけた。

Photo Etsuko Aoi

反省点は、バイク交換をしなかったこと。

残り2周ほどではカセットに草混じりの泥が絡まり、トップ側半分のギヤが歯飛びするようになっていた。
ピットは少なからずタイムロスになるし、タイヤのフィーリングも変えたくなかったのだが、
レース後にバイクを見ると、ディレイラーのケージもこんもりしていたので、ピットに入っておけば良かったなと。せっかく2台あるんだし。

ペースは一定だったし、キャンバーで一度絡んだ以外はミスもなかった。
周回数が6周回と少なく、9周も走ったJCXに比べると気持ち的に楽で、しっかり集中できていたと思う。
ただ、ポジション争いする場面はほとんどなかったので、レースをしたという感触に乏しい…

応援・撮影・サポートありがとうございました。
次戦は関西シクロクロス第4戦 堺浜に出場します。こんどは中4日でレース。
毎週レースでも消耗するのに、週2回あると体力的にかなりキツいなぁ…