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レースレポート

12/19 関西シクロクロス第6戦 信太山

全日本も終わり、シクロクロスシーズンも後半戦。
関西CX第6戦は信太山。野外活動センターに設営されたコースは根っこが滑りやすいうえ、パンクやチェーン落ちもしやすい。
選手層は厚く、今日は好成績は見込めないな…と思っていたが、3位パックで展開。
周囲がトラブルで番手を落とす中、なんとか集中力を保って3位フィニッシュ。今季初の関西CX表彰台を獲得した。

12/19 関西シクロクロス第6戦 信太山

コースコンディション:ドライ、ところによりセミウエット、土

リザルト:3位/70名(8周回 +1:06 順位4% フルラップ完走41名)

機材

Ridley X-Night Disc 1号車

  • 前輪: Prime RP-38 / TUFO PRIMUS 33 SG / 1.5bar
  • 後輪: PAX CT38W / FMB SSC SLALOM / 1.65bar

※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準

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動画

すくみずログ YouTubeチャンネルでレース動画を公開中

レースの準備

先週の全日本選手権から1週間。大きな山場を越えて少し気が抜けたのか身体が重く、この数日は(レースレポートと動画編集と)疲労回復に費やした。

遠く茨城県まで行った全日本は片道10時間、移動疲れもかなりのものだったが、今回の会場は自宅から程近く、自走で10分ほど。
駐車場が少し遠く不便なこともあり、前日試走、レース当日ともに自走で会場に向かった。

信太山のコースは青少年野外活動センターのキャンプサイトや周囲の山林を利用しており、平坦なコーナーよりも、MTBレースのようなシングルトラックの比重が大きい。

コース幅が狭くスピードも乗る散策路

コースレイアウトは例年と大きく変わらないため、土曜の前日試走では路面のコンディションや各セクションの難易度をチェック。
金曜日に雨が降ったため、泥が跳ねるほどではないが路面は若干しっとりしており、みんなが走るラインは路面が荒れて滑りやすくなっている。
特にシングルトラック状の散策路はところどころ根っこが張り出しており、足元をすくわれて転倒しやすいだけでなく、パンクやチェーン落ちのリスクも高い。

こういう根っこに突っ込むと転んだりパンクしたり チェーンが落ちたりする

好成績を残すには、トラブル無く安定して走るテクニックと集中力が重要になるコース。
なお私は、チェーン落ちで過去何度も レースを落としている。

前日試走でも、ペースを上げていくと2度チェーン落ちした。
なるべくバイクが跳ねにくいラインを探したうえで、チェーン落ちを防ぐスタビライザー付きディレイラーを装備している1号車で走ることにした。

タイヤ選択は、フロントはパンクに強いTUFO PRIMUS をちょっと高めの1.5気圧でセット。リヤはトレッド剥がれをボンドGクリアで修理したFMB SLALOM こちらも高めの1.7気圧。

使用2ヶ月足らずでトレッドが剥がれてきたFMB 思い切って全部剥がしてから貼り直した

レースレポート

招集に集まる選手の中には、先週の全日本CXでは転倒して惜しくも4位だったものの、関西クロスでは連勝している副島達海や、シマノレーシングでロードレースを走るがオフロードもめっちゃ上手い横山航太が。
他にの顔ぶれは、UCI琵琶湖グランプリで見事にやられたベッキーの前田君、(堀川)滉太、村田さんといった関西ローカルメンバー。まだ経験は浅いが急速に実力をつけてきている岸君も油断できない。

達海と(横山)コータプロは正直言って別格なので、3位で着ったらベストリザルトといって良い。
でも実際は4位とか5位だろうなぁ、今日はアップでも心拍数上がらなかったし…と、弱気なのかリラックスしてるのかわからない状態でグリッドに収まる。

なお今日も1番ゼッケン(AJOCCランキング順)だが、このレースで達海に負けるとランキング順位が入れ替わる。つまり、最初にコールアップされるのはこれが最後となる…

定刻にスタート。クリートキャッチをミスったけど、1コーナーへ。

Photo 野中ヒデト

先頭は達海と航太&滉太が飛ばす。少し車間をあけて村田さん、その後ろに私。
このまま千切れると困るので前に出たいが、なかなか抜けない。

スタート直後の芝コーナー Photo 野中ヒデト

シングルトラック区間の直前、やや強引に前に出る。先頭を追うが、すでに結構なギャップが有り同じパックには入れず。ペースが緩むことを祈って追走する。

単独で走る前にはパック、後ろにもパック。前に追いつくのは難しそうだが、後ろに追いつかれるのは嫌だ。
去年は3人パックになって負けてるし…

そんなことを考えながら走っていると1周目の復路ピットを過ぎた辺りで、3位単独になっていた滉太がストップ。バイクを降りてクランク周りに手を伸ばしている。チェーン落ちだろうか。

ともあれ3位浮上。背後にも村田さんの気配はない。前の方にシマノレーシングの水色がチラチラ見える。

2周目…いや、スタート地点がコントロールラインの500mほど先にある都合で、ほぼ1周に及ぶ長いスタートループを終えた1周目、ちょうどスタート地点のあたりでコータプロの背中を捉える。

シングルトラックで離されたものの、Vキャンバー後の階段でミスしたところに追いついた。
その後、コータプロは往路ピットでバイク交換。後で聞くとタイヤが剥がれていたらしい。

バイク交換後も、この日のコータプロはなんだか精彩を欠いていて、シングルトラックではテクニック差で離されるが、草地や砂利のパワーセクションではついていける。
ペースを引き上げてもらう形で後方とのタイム差を広げたが、2周目の途中で背中を見送った。

Photo 野中ヒデト

再び一人旅になって3周目。依然として3位をキープしているが、一時は10秒以上あった4位 前田君とのタイム差が詰まり始めた。
4周目完了時には3秒手前まで迫られた。逃げ切りを試みたものの、ほどなく3位パックを形成。

…これは琵琶湖グランプリで経験した負けパターンだ。

パックになった時の現実的な選択肢として

  • ブッ飛ばして振り切る
  • 前でペースコントロールする
  • 先に行かせて後ろで脚を貯める

というのがあるが、信太山のコースは一気に差をつけられるパワーセクションがなく、振り切るのは厳しそうだ。
となると、このままパックで走ってチャンスを伺い、お互いミスやトラブルが無ければゴールスプリントにもつれこむ…という展開だろうか。
最終コーナーで前を押さえていればゴールスプリントで逃げ切れそう。知らんけど。

とりあえず、少し脚を緩めつつ、前でペースコントロール。

Photo 野中ヒデト

テクニカルコースは前に出ている方が有利なことが多い。路面はよく見えるしライン取りの自由度も高い。そのうえミスをしても後続を巻き込める。一方で、苦手なセクションを観察されるという欠点もある。

残り2周回。7周目に入るタイミングで前田君が抜きに来たので、ここは先に行かせて後ろにつく。
誰かの後ろに入ると(僅かだが)風よけ効果もあるし、ライン取りやペーシングに頭を使わなくていいので脳みそが楽。

Photo 野中ヒデト

ほぼ1周ずっと後ろについて、最終周回。
炊事場からメイン会場に出てコース幅が広がったところで前に出る。

この先の階段セクションにはどうしてもパックの先頭で入りたかった。
というのも、前田君は階段脇を乗車でクリアしていたが、私は途中まで乗って、スピードが落ちきるまえに降車するスタイル。
登りきってからの加速は乗車クリアするほうが速いので、先行されると都合が悪い

パックの頭を取った側が主導権を握れるので、コース幅が広がるポイントでは熾烈な先頭争い。
コース幅が広がるスタート地点脇で再び順位が入れ替わると、負けじとコーナー進入で抜き返す。

シケインの後、裏手の砂利道で仕掛けられて前を取られた。この先のシングルトラックに入るとオーバーテイクポイントは最終コーナーを抜けるまで存在しない。
それは前田君もわかっているので、ぬかるんだ2連ヘアピンを抜けると踏む。
しかし、このコーナーは私のほうが速かった。コース幅が絞られていく場所で右隣に並び、杭スレスレ、バイク0.9台分の隙間に鼻先をねじ込んだ。
この後の地形の都合上、左側の選手は木に突っ込みたくなかったら退かざるを得ない。

砂利ストレートを経て 2連ヘアピンからの立ち上がり 杭との隙間にバイクをねじ込む

とりあえずは先頭を確保したが、少しでも速度が落ちる場所では多少リスキーなラインでも絶対仕掛けてくるはずなので、気が抜けない。
シングルトラックを下りきってV字キャンバーを通過。警戒ポイントの階段も先頭を守った。

Photo 片桐健

バイクに飛び乗って復路ピットに向かう途中、背後の気配がフッと消えた。
振り返るとベッキージャージが止まっているのが見える。トラブルだろうか。

ゴール前の攻防でピリピリしていたところなので気が抜けそうになったが、まだレースは終わっていない。
残りの区間はミス無く確実に走って、3位でフィニッシュした。

レースを振り返って

今シーズンは強豪揃いで苦しいレースが続いていたが、第6戦にして今季初の関西クロス表彰台を獲得した。
1位 副島達海、2位 横山航太に続く3位表彰台は上出来ではないだろうか(自画自賛)。

今季関西CX初表彰台! Photo まゆゆ

今日のレースではカテゴリを問わず、チェーン落ちやパンクが頻発していた。
試走では問題なく走れても、レーススピードではバイクにかかる振動・衝撃は激しくなるし、
特にレース後半、バイクコントロールがラフになるとこういったトラブルに遭いやすい。

スタビ付きディレイラーやチェーンキャッチャー、高めのタイヤ空気圧といった機材の対策だけでなく、ライン取りや抜重など、バイクに優しい丁寧な走らせ方が求められるコースだったと思う。

ところで前田君は最終周回、杭に引っかかって転んだらしい。
レース終盤は疲労でミスをしやすくなるが、どうやら今日は私のほうが集中できていたようだ。

応援・撮影・サポートしていただいた皆様、ありがとうございました。

2021年もいよいよ残りわずか。来週は関西シクロクロス第7戦 くろんど池に参戦します。

今年1枚目のワッペン
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