根っこが張り出したシングルトラックが名物の信太山。序盤から先頭に出てパックを形成するが、後ろを離すことが出来ず最終周回にもつれ込む。
隙を突いてきた村田さんを前に出してしまい、そのまま最終コーナーへ。スプリントで捲れず、悔しい2位となった。
12/20 関西シクロクロス第7戦 信太山
コースコンディション:土+芝 ドライ
リザルト:2位/43名(7周回 +0:00 順位4% フルラップ完走41名)
機材
Ridley X-Night Disc 1号車
- 前輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB SSC SLALOM GREEN / 2.0bar
- 後輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB SSC SLALOM GREEN / 2.0bar
サポート
ネクストステージ(メカニックサポート、ホイールセット貸与)
株式会社クレストヨンド(フレーム・パーツ類へのコーティング)
株式会社チャンピオンシステムジャパン(オーダーウエア)
オルタナティブバイシクルズ(ウルフトゥースチェーンリング)
36隊 松井夫妻ほか、知人友人の皆様(ピットサポート)
→シクロクロスという競技のサポートについて
試走と準備
自宅から最寄りの会場である信太山。レースバイクは2台ともネクストステージに預けてあるので、前日試走、レース当日ともにブロンプトンで会場入り。
容量31リットルの大型フロントバッグに荷物がすべて収まるので、たいへん便利。
信太山はシングルトラック区間が長く、パンクや転倒のリスクが非常に高いコース。
フィジカル勝負で踏める場所は2~3箇所なうえ、テクニックで大きく差がつく場所も少ない。コース幅も全体的に狭い。
こういったコースはノートラブルで走り切ることが重要なので、なるべく安全なラインを探しておく。
シングルトラックは路面に石や根っこが飛び出している場所もあり、何度かリム打ちしたため、空気圧は普段より高めにセットした。
レース当日の昼試走で最終チェック。タイヤは、スリックのSprintかオールラウンドのSlalomで悩んだが、スリックタイヤが転がって嬉しい場面はそんなに無いな…と思い、Slalomを履いてスタートグリッドへ。
レースレポート
今回のゼッケン番号も1番。好きなグリッド位置を選べるので、コース真ん中付近に陣取る。
スタートダッシュはまずまず。3番手で1コーナーへ。続く連続コーナーで上手く抜け出し、先頭に出る。
序盤は村田さん、前田さん、ハナキンと4人のパック。振り切って独走に持ち込めないか試してみたが上手くいかない。
信太山のコースは踏みどころが少なく、ストレートや階段で頑張って、少し離せたと思っても次のセクションで追いつかれてしまう。
また、テクニカルに見えるコースも転倒やトラブルのリスクが高いだけで、意外と腕の差も出ない印象。
ハナキンがパンクで後退後は、村田さん、前田さんとの3名パックに。後続とは差が開いているので、この中で勝負する事になりそう。
ふたりを振り切るのは難しいと思ったので、レース後半は少し緩めて、ゴールスプリントに備える。
そして最終周回。スピードの出るシングルトラックの下りで村田さんが左から追い抜きをかけてきた。ここでは来ないと思ってたので先行を許してしまった。
村田さんの後ろにくっついて前に出た前田さんにも追い抜かれ、3位に。
一気に状況が悪くなったが、まずはVキャンバー直後の階段で前田さんを抜き返す。
村田さんの後ろにつくが、ここから先、ゴール前まではコース幅が狭く、横に並べる場所は無い。
ゴールスプリントに賭けたが、最終コーナーの差は埋めきれず、2位でフィニッシュ。悔しいレースになった。
レースを振り返って
脚力勝負では優位に立っていたものの、信太山のコースレイアウトではパワーを十分に活かせず、パックを崩すことができなかった。
そして最終周。あんなリスキーなポイントで仕掛けてくるとは思わなかったので、してやられた感がある。
パックでの展開になった時、先頭を走るメリットは自分の好きなラインとペースで走れることと、トラブルに巻き込まれないこと。
一方で、後ろを走るメリットは、先頭の動きを常にチェックしつつ、最適なタイミングで仕掛けられること。
何人か負傷者も出たシングルトラック区間は、無意識に抑えてしまっていたんだと思う。そこを上手く突かれてしまった。
悔しい結果になってしまったが、こういう駆け引きもレースの醍醐味。緊張感を楽しめた。
次戦は年内最終レース。くろんど池で開催される関西CX第8戦に参戦します。
応援・撮影・サポートありがとうございました。