2/16 関西シクロクロス くろんどクロス E1 5位

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関西CXシリーズ戦は終わったが、関西シクロクロス番外編の「くろんどクロス」に出場。
メカトラブルの多いくろんど池のコースだが、今年は昨年よりさらにテクニカルに。
試走で感じていた不安は的中してパンクを喫し、単騎で追い上げる展開となった。

2/16 関西シクロクロス くろんどクロス E1

天候:晴れ 11度

コースコンディション:ハードパック+土、セミウェット

リザルト:5位/34名(10周回 +2:58 順位14% フルラップ完走15名)

機材

TREK Boone 1号車

  • 前輪: Shimano WH-R8170-C36 / Panaracer ALBIT + Insert / 1.7bar
  • 後輪: Nepest MAUI 45 / Panaracer CGCX + Insert / 1.7bar

TREK Boone 2号車

  • 前輪: Shimano WH-R8170-C36 / Panaracer CGCX + Insert / 1.7bar
  • 後輪: Shimano WH-R8170-C36 / Panaracer CGCX + Insert / 1.7bar

※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準

目次

コースとセッティング

くろんどクロスが開催されるのは奈良県生駒市の「くろんど池自然公園」。
走りがいのあるコースで都市部からのアクセスも良いため人気の会場だが、駐車場のキャパシティが少ないため、エントリー人数を絞って関西シクロクロスの「番外編」として開催されている。

エントリー争いは苛烈を極め、特にM1やE1は受付開始後数分で埋まる。
なお今年の最速エントリー記録は0分28秒。私です。レース本番でもホールショットを決めたいところだ。

さて、くろんどCXのコースは、黒添(くろんど)池を時計回りに周回するようレイアウトされる。
池の外周は舗装路あるいはハードパックだが、時折山の中に分け入るゾーンはMTBコースのようなシングルトラックで、バイクコントロール技術が試される。
チェーン落ちやパンクが頻発するコースでもあるので、走りの安定感がポイントになるコースだ。

関西シクロクロス

天気が良かったこともあって前日試走は盛況。

コース図では例年通りのレイアウトに見えるが、実際走ってみると杭の打ち方がいやらしく、スムーズに走れるラインが少ない。
また、リム打ちする場所が多く、レーススピードで集中力が途切れるとパンクは避けられないだろう。

コース図上部の山岳エリアは、序盤が立体的な連続コーナーになり、ペダリングとコーナリングの繰り返しがよりせわしなくなった。
階段から第2ピットにかけてはいつも通りだが、ピット裏の段差を登るセクションの進入ラインがきつく、乗車クリアが難しくなっている。

前日夜から朝方にかけては雨が降り、コースはさらに難化。
レース当日は温かい天気だったものの、森の中の路面は完全には乾かず、ウエアは汚れないものの、タイヤやフレームに泥がつく程度のコンディションになった。

グリップの安心感が欲しかったので前輪Albit、後輪CGCXの組み合わせ。空気圧はパンク対策で高め、1.7barにセットした。

レースレポート

1列目スタート。舗装路のホームストレートややや埋もれたが、6番手で1コーナーを抜ける。
本部から池を挟んだ対岸のストレートで5位に上がったものの、コース幅が狭いので基本的に1列になる。
池から山に入り、連続コーナーを抜けた先の階段区間で順位変動。状況を見て乗車から降車に切り替え、4番手まで上がれた。

先頭はたつーみが独走。2位以下は綾野くん、近江くん、私の順でレースは2周目へ。
だが、近江くんをかわして3位に浮上し、ここからペースを上げていこう…と思った矢先のこと。
池の畔から短い階段の脇を登って、再び遊歩道に降りる場所で抜重をミス。後輪を打ち付けてパンクしてしまう。
バキッと乾いた音が鳴り、リムを割った確信があった。

インサートが入っているのでこの状態でも一応乗車は可能。
平気なふりをして走り続けるが、抵抗が大きくてスピードが乗らないし、コーナーもズルズル滑って攻められない。
立て続けに抜かれて、8位まで順位を落とした。

コース脇にいたFD氏にパンクを伝え、ピットイン。
あらかじめピットに置いていた代車を受け取りコース復帰するも、大きなタイムロスになってしまった。

ここからは単独で前を追いかける展開。見通しの良い場所では前のパックが小さく見えるが、思うようにギャップが縮まらない。
フラストレーションを感じつつも、できることは自分のペースで踏み続けることだけだ。

4周目、7番手の綾野くんを射程圏内に捉える。
このままパックで協調してペースを上げたいと思っていたが、階段後の下りにて眼の前で転倒。
7位に浮上できたものの、協調体制の構築には失敗。引き続き単独で前を追い続けることになってしまった。

猫横断注意

ラップを刻み続け、10周回のレースも終盤に入ろうかという頃、7周目後半になってようやく優大の背中が近づいてきた。
そして8周目に入った直後、ホームストレートでかわして6位。
村田・近江パックも10秒以内まで迫っている。序盤のパンクの遅れをようやく取り戻した。

ほどなく前のパックに合流。このまま三つ巴の争いになるかと思われたが、ピットエリア裏の段差登りで、村田さんがチェーン落ちしてパック脱落。
近江くんとの2名で残り2周回へ。

疲労で集中力が怪しくなってきており、お互いミスして足を引っ張り合いつつも決定的な差は開かず、近江くんが先行するパックのままレースは最終局面へ。
転んだら痛そうな舗装路の最終コーナーを抜け、短い直線をゴールスプリント。
ほぼ横並びだったがわずかに届かず、5位でフィニッシュとなった。

レースを振り返って

たつーみがいるので優勝は厳しいものの、表彰台には乗れるだろう、と楽観的だったくろんどクロスだが、そう甘くはなかった。
もしパンクしなかったとしても、桂川からさらに調子を上げて2位になったヨシくん、苦しいシーズンを過ごしたが最後に3位表彰台を獲得した笛木くんには勝てたかどうか。

ラップタイムは、パンクした2周目で落ち込んでいるものの、それなりに揃っている。くろんど池のコースレイアウトを考えれば上出来だろう。

周回数タイム
1周目6分27秒
2周目6分46秒
3周目6分24秒
4周目6分30秒
5周目6分25秒
6周目6分31秒
7周目6分24秒
8周目6分18秒
9周目6分29秒
10周目6分16秒

しかし、くろんど池では毎年何かしらのメカトラブルに遭っている気がする。

関西シクロクロスの参戦はこれで終わりだが、今シーズンはもう1レース、3/9の阿波シクロクロスに出場する。これが2024-25シーズンの最終レースとなる予定。
阿波に行く人はまた来月。これでシーズン終了の人はまた来年。
応援・撮影・サポートありがとうございました。

May the Wiener be with you.

…乾いた音とともにパンクした後輪、恐る恐るリムを確認すると、やっぱり割れていた。
今シーズンで表彰台に乗ったレースはすべてこのホイール。軽くて反応が良いので気に入っていたのに…

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