2/25 東海シクロクロス第7戦 千石公園 E1 4位

巨大な豊田スタジアムの眼の前、千石公園にて開催された東海シクロクロス最終戦に遠征。
矢作川河川敷のコースはほぼ完全にフラットだったが、当日は雨でヌルヌルのマッドコンディションに。
パワーはもちろん、バイクコントロールの腕前が試されるレースとなった。

2/25 東海シクロクロス第7戦 千石公園 E1

天候:雨 10度

コースコンディション:草地、泥

リザルト:4位/39名(8周回 +2:41 順位10% フルラップ完走29名)

機材

Ridley X-Night Disc 1号車

  • 前輪: Yoeleo SAT C45 DB PRO / Panaracer ALBIT + Insert / 1.6bar
  • 後輪: PAX CT38W / TUFO PRIMUS 33 SG / 1.6bar

Ridley X-Night Disc 2号車

  • 前輪: Shimano WH-R8170-C36 / Panaracer CGCX + Insert / 1.55bar
  • 後輪: Shimano WH-R8170-C36 / Panaracer CGCX + Insert / 1.55bar

※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準

動画

すくみずログ YouTubeチャンネルでレース動画を公開中

東海CX最終戦に遠征

シクロクロスシーズンもいよいよ終わりが近づいてきたが、レース漬けの生活を送っていると、何もない週末というのは逆に落ち着かない。そんなわけで東海CX最終戦にエントリーした。
今期のCXシーズンのカレンダーを見ると、10/22の関西CX初戦から今週末までの19週中、17週でレース。貴重な休みの片方はMTBでトレイルに、もう片方はコミケに行ったからマジで家にいない。自転車レースには強い依存性がある。

さて、東海シクロクロス 第7戦の会場は、東海地区の産業を支える巨大自動車メーカーのお膝元、愛知県豊田市。
立派な道を走っていき、立派な豊田大橋を渡ると、立派な豊田スタジアムが見えてくる。
このスタジアム脇、矢作川河川敷の千石公園が目的地だ。

コースは高低差のないフラットな草地で、コーナーと直線が繰り返すレイアウト。
コース図を見る限りでは、インターバル地獄になりそうだ。

東海シクロクロス

試走とセッティング

事前に公開されたコース図を見る限り平坦で単調なレイアウトだったが、初会場ということもあり、前日試走に赴く。

自宅から2時間半ほどで会場着。とりあえずバイクを下ろし、前後CGCXの2号車でコースイン。
まずはペースを抑えて1周するが、ほぼ完全に平坦で景色も変わらず、コーナーの形も似通っているせいでコースを全然覚えられない。3周目でようやくリズムが掴めてきた。

土曜日の天気は良かったが、週の中頃に降った雨の影響でコースは一部ウエット。場所によって水はけが異なるようで、川沿いはほぼドライなのに対して、豊田スタジアムがある土手側は水分量が多く、ベチャベチャと水を跳ね上げていた。

前日試走の時点では、「コーナーとダッシュを繰り返す単調で退屈なコース」という印象を抱いたが、レース当日の日曜日は雨予報。ここからコンディションがどう変わるか。

そして日曜日。天気は予報通りに雨。
10時半頃に会場入りしたが、コースは午前のレースで掘り返され、全域がドロドロのマッドコンディションになっていた。

タイヤは手持ちの中で最もマッド寄りのセット、前 Panaracer Albit / 後 TUFO Primus。空気圧はともに1.6barにセット。
お守り代わりに持ってきていたPrimusの出番は今季2度目だ。

気温は9度。風も穏やかで寒さは感じないが、レース中は雨や泥で冷えるので、ワンピースの下には長袖インナーを着る。脚の方はニーウォーマーを装備。

Photo Y.Kato

東海CXのタイムスケジュールは昼試走後すぐにME1のレースなので、ローラー台でウォーミングアップし、心拍数を上げてから試走で路面のチェック。そのまま招集に向かった。

レースレポート

1列目からスタート。クリートキャッチも無事成功し、ホームストレートを4番手で加速していく。

Photo Kikuzo

そして、ピットエリアのすぐ先を左に曲がる1コーナー。頭一つ飛び出し、先頭で入った嶋岡さんが泥でスリップダウン。
正直、そのスピードでは曲がれないと思っていた。

すぐ後ろにいたにもかかわらず、冷静に回避した丸山さんが抜け出す。その後ろには昨シーズンの東海CXおおが城山で飛び出し、1コーナー落車した大町健斗くんが位置取る。3番手は一昨年の関西CX希望が丘の1コーナーで散った副島たつーみ。
その昔、野辺山CXシングルスピードの1コーナーでコケた私は4番手に続く。
丸山さんが過去にやらかしたことがあるかどうかは分からないが、シクロクロッサーはホールショット落車を経験してして強くなっていく。

ヘビーマッドの路面は滑りやすく、ラインが膨らむ。
しかも連続ヘアピン区間では、健斗くんとたつーみ、私の走行ラインがバラバラで、お互いの足を引っ張り合う。
2位パックがワチャワチャしている間に、先頭の丸山さんはスムーズにセクションを抜け、6~7秒ほどのリードを築いた。

お喋り中の2位パック Photo Kikuzo

直線に出ると、たつーみが抜け出してすぐさま追撃。もちろんあとに続こうとするがついていけるはずもなく、車間が開く。
鋭いライン取りや上半身の使い方を間近で見ると、やっぱりたつーみは上手い。

2周目に入るタイミングで、健斗くんが前に出たが、速度差があって後ろにつけず、車間が開いてしまう。
まぁ、私の調子は二色の浜JCXでピークアウトしているし、焦らずマイペースでいこう。

Photo Kikuzo

今日のコース、しっかり踏む必要があるポイントは何箇所かあるが、それ以上に、繊細なバイクコントロールを要求するコーナーが多い。
路面の見極めと走行ラインの選択、バイクの姿勢づくり、そしてトラクションコントロールに神経を集中させる。
転倒や失速は大きなタイムロスになるが、逆にすべてのコーナーをうまく走れたら、1発モガくくらいのアドバンテージが得られるはず。

Photo Kikuzo

8周回のレース前半戦を終え、3位からは完全に遅れてしまったが、5位に対して15秒ほどのリードを築き、単独4番手。
泥がついてバイクが重くなってきたのと、駆動系も泥づまりしている。このまま後半走り切るのはちょっと不安だったので、5周目に入ってすぐにピットイン。
「泥!」と伝えてバイク交換した。

スペアバイクの2号車は前後CGCXを履いており、泥は苦手。
ピットを出てほどなく、様子見でペースを抑えていたにも関わらずズルっと滑って冷や汗をかく。

さっきまで乗っていた1号車は泥で滑りながらも路面を引っ掻いている感触があったが、こちらはグリップ感が希薄。
滑り出しも早いし、滑り始めたら私ではコントロールできない。

ラインを外して、草が残っているところを選んで曲がり、泥はなるべく直線的に抜ける。全域が泥の場所ではとにかく大回りし、タイヤに負担をかけない。
それでも気を抜くどどこに飛んでいくかわからない挙動で、いつも以上に神経を使った。

食わないタイヤのライン取り Photo Y.Kato

ようやく1周回し、再びピットでバイク交換。グリップ感が違う。
…ただ、後でチェックしたところラップタイムはほぼ同じだった。

ディープリムが泥水をかき分ける Photo Kikuzo

レース後半戦。路面が緩んだのか、それとも気が緩んだのか、中速コーナーでグリップが抜けてスリップダウン。泥の上を滑りながら、バイクのSTIレバーが路面を掘る様子が見えた。
泥だらけになったが、幸い身体もバイクも無傷ですぐに復帰。

Photo Kikuzo

周回を重ねるごとに路面は悪化し、ラップタイムは落ち続けた。
だが、それは他の選手も同じ。最終的には後続に18秒差をつけて、4位でフィニッシュした。

レースを振り返って

1周目に多少動きがあったが、その後はずっと4番手単独という、展開が変わらないレースだった。

だが、泥のコーナリングをひたすら繰り返して、バイクの姿勢づくりや、倒し具合でアンダーステア・オーバーステアをコントロールする感覚が鍛えられたように思う。
「グリップの限界を探る」練習を舗装路でやろうと思ったら、鎖骨が何本あっても足りないが、マッドコンディションでは、ごく低い速度でバイクの限界領域を味わえる。
今回このコンディションでレースを走った人は、私含め、相当な練習になったのではないだろうか。

Photo ようかん

ところで、本部やブースエリアは豊田大橋の下に配置され、濡れずに過ごすことが出来た。トヨタさまさまである。
遮蔽物がなくコースを一望できるので、観戦もできる。飲食ブースも充実しており、悪天候ながら居心地は非常に良かった。

今回が初開催の会場だったが、来年もあればぜひ参加したい。

Photo ようかん

応援・撮影・サポートありがとうございました。
関西CXも東海CXも終わってしまったけど、私は1週あけて(多分)今季最後のレース、阿波シクロクロスに参戦予定です。