2/21 関西シクロクロス第12戦 堺浜

新型コロナウイルス感染者急増に伴う緊急事態宣言の再発令に伴い関西CX第10戦 堺、第11戦 桂川は中止に。
このまま今シーズンは終了かと思われたが、第12戦として、12年ぶりに堺浜会場でのシクロクロス開催が実現した。
気温20度の快晴で行われた関西CXシリーズ最終戦。草地のスピードコースで実力を出し切り2位でシーズンを締めくくった。

2/21 関西シクロクロス第12戦 堺浜

コースコンディション:晴れ 草地 ドライ

リザルト:2位/43名(10周回 +0:14 順位4% フルラップ完走28名)

機材

Ridley X-Night Disc 1号車

  • 前輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB SSC SPRINT2 GREEN / 1.7bar
  • 後輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB SSC SPRINT2 GREEN / 1.7bar

サポート

ネクストステージ(メカニックサポート、ホイールセット貸与)
株式会社クレストヨンド(フレーム・パーツ類へのコーティング)
株式会社チャンピオンシステムジャパン(オーダーウエア)
オルタナティブバイシクルズウルフトゥースチェーンリング
36隊 松井夫妻ほか、知人友人の皆様(ピットサポート)

シクロクロスという競技のサポートについて

2020-21シクロクロスシーズンのサポート体制について

試走と準備

年明けの第9戦 希望が丘を最後に、第10戦、第11戦が中止になったため、1ヶ月半ぶりのシクロクロス。
それにしても、このタイミングで第12戦が追加されるとは思わなかった。この状況のなかレース開催を実現していただいた京都車連の方々には感謝しきれない。

12年ぶりの堺浜が関西シクロクロスに帰ってきた、とベテランの面々は盛り上がっていたが、僕にとっては初会場となる堺浜。
堺浜といえばロード練習のイメージが強いのだが、レースが行われるのは「海とのふれあい広場」の広い草地。
路面は海を隔てた対岸の「みなと堺グリーンひろば」に近い草地だが、地形の起伏がコースに組み込まれており、細かなアップダウンがある。

レース週末は土日ともに最高気温20度に達し、半袖ジャージ1枚で走れるような好天。
2周ほど試走したらすぐタイツを脱ぐほどの暖かさだった。

タイヤはスリック。前後ともFMB Sprint2を選択。
イボイボのセンターノブの転がりは軽い一方で、サイドノブは意外と食いつく。
こういったパターンのタイヤは砂専用と思われがちだが、FMBのタイヤについて言えば守備範囲が広く、草地のレースでも活躍する。今季はUCIマキノマイアミで使用した。

空気圧はいつもの1.8気圧で走った後、1.55気圧を試す。
振動吸収性とコーナーでのヨレにくさを天秤にかけて、1.7気圧に設定。

FMB Sprint2

レースレポート

レース当日も天候・路面コンディションに変化はなく、ポカポカ陽気のドライ路面。

今回は競技時間が60分(今年の関西CX C1は50分レースだった)なのと、気温が高いのでボトルをつけるか悩むが、
どうせレース中に飲む暇はないし、シーズンイン直後の暖かい時期も水なしで走っていたので、スタート前に十分水分補給しておいてボトルは用意しないことにした。

現在、AJOCCポイントランキング1位なので、ゼッケンは1番。最初にコールアップされる。

Photo 野中ヒデト

久々のレースだが落ち着いてスタート。頃合いを見て前に出る。
先頭パックは僕と村田さん。ロードでPを走るTOYOの小森選手、オープン参加で40分レースとなるジュニアの副島達海、柚木伸元が上がってくる。後方スタートの梶鉄輝選手もポジションを上げ、レース前方は6名が展開する形。

1周目の途中、達海が先頭に飛び出して単独で先行するが、2周目前半で小森選手が追走を仕掛けた。この背後について、達海、小森選手、僕の3人パックになる。
離れたり追いついたり、という攻防がしばらく続いたが、達海・小森パックのスピードについていけなくなり脱落。村田さん、鉄輝、僕、伸元の4人で第2パックを形成。

Photo 野中ヒデト

レース中盤、2名の先頭パックとのタイム差は数秒。脚の差があるので、4人で協調してもギャップを詰めるのは難しそう。
ジュニア2名がコースから離脱して、先頭が小森選手1人になったタイミングで追走をかけることにする。

そして7周目。先頭単独となった小森選手から遅れること5秒、2位パック3名がコントロールラインを通過。
1対3なら追いつけるだろうと思っていたら、逆にタイム差が開き始める。ここからまだペースアップできるのか…

2位パック Photo Yuasa

差は10~20秒ほどに開き、気持ちを2位争いに切り替える。
ラスト2周、周回遅れのパックを抜いた後、丘の上りで一気に掛ける。ここでパックから抜け出し2位単独に。

今日のテーマはリーンイン Photo Yuasa

最終周回はミスをしないように気をつけつつもキッチリ踏んで、小森選手から14秒遅れ、鉄輝には11秒のリードを保って2位フィニッシュ。

レースを振り返って

関西シクロクロス最終戦を優勝で締めたかったのだけど、今の実力では2位が精一杯だった。
優勝の小森選手とのフィジカル差は大きいし、細かなコーナーの処理には無駄がある。でも、大きなミスはしなかったし、納得いく走りができた。

応援・撮影・サポートしていただいた皆様、ありがとうございました。

しばらくレースから離れてる間に、日が長くなった

今回、C1スタート前にマイクをお借りし、選手を代表して…と言うと身に余るのだけれど、京都車連 関西シクロクロス実行委員会の方々にお礼を言う機会を頂いた。
前代未聞の状況下で、屋外とはいえ人の集まるレースイベント開催には大変な困難があったと思いますが、結果的に関西CX 2020-21シーズンは10戦のレースを開催していただき、充実したシクロクロスシーズンを過ごせました。
感染対策のため、どうしても不自由な点もあった(特に、スタート直前のお喋りを禁止されたM1選手達はかなり辛かったのでは?)けど、今季はシーズンそのものが無くなってしまうかもしれないと思っていただけに、レース開催にかける情熱には圧倒されましたし、開催に向けて尽力していただいた皆様には感謝しきれません。
来季は状況が改善されて、例年通りののびのびとした関西シクロクロスの雰囲気が戻ってくるよう祈っています。

今シーズンの本格的な参戦はこれで終わりですが、まだちょっと走り足りないので、メモリアルクロスには出ようかな…