今季のCXシーズンインは茨城CXのJCXレースから。
高速レイアウトとドライコンディションで、長い隊列が連なる展開となったレースは、一時5位まで浮上するも終盤にやや勢いを落としてしまい、10位フィニッシュで終えた。
10/5 茨城シクロクロス 土浦 JCX ME1
天候:晴れ 29度
コースコンディション:草地 ドライ
リザルト:10位/89名(12周回 +1:18 順位11% フルラップ完走49名)
機材
TREK Boone 1号車
- 前輪: Nepest MAUI 45 / Panaracer CGCX + Insert / 1.7bar
- 後輪: Nepest MAUI 45 / Panaracer CGCX + Insert / 1.7bar
※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準
JCX開幕戦に参戦
今季もシクロクロスシーズンが始まる。
主戦場の関西CX開幕戦までは2週間あるが、茨城 土浦JCXシリーズ開幕戦に出場した。
今年の全日本選手権は大阪 二色の浜で地元開催。関西での全日本は2018年(マキノ)ぶりとなる。
そこで、全日本選手権の出場資格やスタート位置を決めるポイント獲得のため、JCXシリーズへの遠征を決めたというわけ。
今回は土日で1泊2日の旅程。
陸路では遠いため、神戸空港〜茨城空港のスカイマーク航空を利用。現地でレンタカーを借りて移動する形とした。
土曜早朝に神戸空港までクルマで行き、バイク2台を飛行機輪行。コンパクトな空港なので荷物を持っての徒歩移動も少なく、意外に快適だ。

同じ便には後輩の笛木くんが。さらにはITさんともばったり。
1時間ほどのフライトで着いた茨城空港から、40分ほどの運転で会場のりんりんポート土浦に到着した。


コースとセッティング
会場のりんりんポート土浦は、霞ヶ浦に面したサイクリスト向けの施設。2021年には全日本選手権が開催されている。
わずかな起伏のある草地と、隣の陸上競技場を利用したコースはハイスピードなレイアウトで、地脚が試される。

土曜日は試走時間の1時間ほど前に雨が降り、ややウエットコンディションに。
あまりバイクを汚したくないが、そこまで路面が悪くなかったので試走した。少し跳ねた泥混じりの草が妙に臭かったが…
夜中から当日にかけては晴れて路面はドライに。レース当日は日が差し、汗ばむくらいの気温になった。
さて、バイクは今シーズンもTREK Booneを使用する。
オーバーホールした以外に昨年からの変更点は無し。

タイヤは迷わず前後CGCX。コーナリングスピードが速いので空気圧は高めの1.7barにセット。
気温が高いのでボトルもつけておく。
ピットはマスターズで優勝したITさんに引き受けていただいた。
レースレポート
ゼッケン16番、2列目からスタート。
この位置では大きな混乱もなく、長く繋がった先頭パックを形成。
シーズン初戦の身体にはややオーバーペースだが食らいついていく。

細かい起伏はあるもののコースはフラットで、コース幅が広く高速コーナーも多い。速度の上げ下げが少ないので、自ずとパックになる。
速度の上下が少ないことに加えて平均スピードも速いため、ドラフティングを利用するのが有利。隊列が切れたり合流したりを繰り返しつつレースは進んでいく。
先頭は4名ほどが抜け出してパックになっているようだ。

4周目に5位に上がる場面もあったが、6〜8位ほどで展開。AXの青木さんや丸山さんといったいぶし銀のベテラン勢と抜きつ抜かれつ。

1周が短いせいで12周回となったレースの終盤、9周目。離され、単独6位になる。
ここまで、ラップタイムはきわめて安定しており、5分11秒~15秒をキープしていたが、そろそろ脚が限界。ふくらはぎにピキッときてたまらずペースが緩む。
10周目、キレがなくなったところで後続の選手に次々と抜かれ、一気に10位まで後退してしまった。
今回のような高速コースでは数名の選手がパックで固まる展開になるので、少しのタイムロスで大きく順位を落としてしまう。
11周目、同じ8位パックには丸山さんと青木さん。このパック内争いは制するぞ、と集中しなおす。
あと10年、15年とレース活動を続けていれば、この人たちのような選手になれるだろうか。

そんな事を考えながらドッグファイトを楽しんでいたところに邪魔が入った(笑)
マリーナ沿いの平坦区間で丸山さんをかわしたと同時に、後方から追い上げてきたアタルちゃん、そして序盤のパンクから巻き上げてきたサイチンのパックに抜かれる。
そして最終周回。流石に加速が鈍り始めた青木さんを往路ピットエリアで抜いて10位に。
5秒ほど前方には、やや間隔を開けながら5名のパックが見えるが、このコースで、単騎で埋めるのは厳しいギャップだ。
後方を見やると、ワンミスで追いつかれる位置に青木さんが見えるので、ここは欲張らず無理をせず、今のペースを維持。
優勝の小坂光から1分18秒遅れ、10位でのフィニッシュとなった。

レースを振り返って
5位以内、あわよくば表彰台が狙えるのでは?と思っていたが、そんなに甘くはなかった。
とはいえ、短時間高強度のワークアウトで高負荷に慣らしておいたこともあって、シーズン初戦ながらそこそこ走れたとは思う。

ラップタイムを見ると、崩れた10周目を除いて気持ち悪いくらいに揃っている。
コースレイアウトによるところも大きいが、上出来だろう。
| 周回数 | タイム |
| 0周目 | 0分39秒 |
| 1周目 | 5分07秒 |
| 2周目 | 5分10秒 |
| 3周目 | 5分09秒 |
| 4周目 | 5分11秒 |
| 5周目 | 5分15秒 |
| 6周目 | 5分11秒 |
| 7周目 | 5分11秒 |
| 8周目 | 5分14秒 |
| 9周目 | 5分14秒 |
| 10周目 | 5分21秒 |
| 11周目 | 5分15秒 |
| 12周目 | 5分10秒 |
「シクロクロスの走り方」については、やっぱり忘れていることも多かった。
ギヤの選び方と踏み方、ライン取り、タイヤの使い方…
ひとつひとつ思い出して、レース後半は自転車にストレスを与えすぎない乗り方ができていたはず。
ところで、弱ペの渡辺先生目当てで結構な数の弱ペ女子が会場に来ていたが、
CXおじさんたちが林のタイトコーナーで各選手のライン取りを観察する中、その直後のストレート立ち上がりという、最も踏ませるポイントで60分ずっと声援を送っていた弱ペギャルズはアツかった。
…その応援は力になったが脚にも来た。
さて、次戦は2週間後、10/19 関西シクロクロス開幕戦 レインボーハブゲカップ 桂川に出場予定です。
前日土曜日には関クロオフィシャルの試走スクールやります。

応援・撮影・サポートありがとうございました。
みなさま、今季もよろしくお願いします。

