11/9 関西シクロクロス第3戦 美山向山 E1 1位

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関西CX第3戦 美山に参戦。
ここ数年晴れが続いていたが今年は雨。ただでさえテクニカルなコースはマッドコンディションに。
レースは数名の先頭パックが形成されたが、転倒やメカトラで一人また一人と欠けていく。後半は独走体制に持ち込み、久々に関西シリーズ戦での優勝となった。

11/9 関西シクロクロス第3戦 美山向山 E1

天候:雨 15度

コースコンディション:泥

リザルト:1位/66名(7周回 58:52 順位1% フルラップ完走48名)

機材

TREK Boone 1号車

  • 前輪: Shimano WH-R8170-C36 / Panaracer ALBIT + Insert / 1.6bar
  • 後輪: Shimano WH-R8170-C36 / Panaracer ALBIT + Insert / 1.6bar

※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準

目次

コースとセッティング

美山 向山は、京都府南丹市の大野ダム湖畔に位置する、関西シクロクロス屈指のテクニカルコースだ。
パターゴルフ場の草地エリアと、隣接する山の斜面に設けられたMTB・CX常設コースを組み合わせたレイアウトは、河川敷の高速コースとは対照的に、不整地での技術力が試される設計となっている。

コース前半のパターゴルフ場エリアは走りやすそうに見えるが、起伏のある草地に中低速コーナーが連続し、路面のうねりによって立体的なバイクコントロールが要求される。スピードが乗りにくく、ハードにプッシュしてもタイムを稼げないため、いかにリズムを崩さず効率的に走るかが重要だ。

後半の山側エリアは、コースは一変して縦の動きが主体となる。滑りやすい木の根や石、磨かれた土の路面でグリップを失いやすく、MTB的な体重移動とライン選択が必要になる。

関西シクロクロス

フルパワーで加速できる場所が少なく、フィジカルの強さだけでは勝負が決まらない美山。
低速コーナーに挟まれた短い直線では踏むメリットが乏しく、むしろ一つ一つのセクションを正確に処理する技術と、ミスをしない集中力が求められる。実際、レースでは、誰かの転倒やメカトラブルをきっかけに展開が変わることが多い。

ここ数年は天候が良く、ドライコンディションが続いていた美山。しかし、今年は1日中雨の予報だ。
前日試走は気持ちの良い秋晴れだったが、これは荒れるぞ…?

レース当日は予報通り、本降りの雨。昼頃になると雨脚は若干マシになったものの、路面は見事なマッドコンディションとなった。

バイクと身体を汚したくないが、路面チェックのため1周だけ昼試走。
タイヤは迷うことなく前後Albit。空気圧は少し悩んだものの、いつも通りの1.6barにセットした。
幸い気温は低くないので、寒さ対策は特に必要無し。メッシュインナー+薄手のワンピース、夏用のロングフィンガーグローブで招集エリアに向かう。

レースレポート

ゼッケン2番、コールアップに若干遅れたものの最前列からスタート。
ぬかるんだ路面はコントロールを失いやすい。パターゴルフ場の区間では意識的にマージンを取りつつ、グリップ感を確かめる。

1周目の前半は、村田さんが率いる車列の5番手につける。
今季好調で、今日はゼッケン1番を背負うコッシーもパックに加わっていたが、シングルスピードでは泥の登りがきつそうだ。山側エリアの後半の登りでパスする。

山側のエリアは、降り続けた雨の影響で泥の水分量が多く、タイヤのブロックが下の硬い層に刺さるので、意外にグリップする。
路面の状態を感じ取りながら、少しずつコーナーのペースを上げていく。

スタート直後の混乱が収まった2周目は、マコリンが先頭で、堀川滉太、村田さん、そして私が続く。ここにオープン参加(40分)の松山海司が加わり、先頭パックが形成される。
しかし、山を下りパターゴルフ場へ出る地点で、2番手の滉太が転倒。やや先行していたマコリンを、村田さんと2人で追う展開に。
村田さんと順位を入れ替えつつパックで展開するが、登り区間ではこちらに分があるようで、徐々にリードを広げていく。

4周目、山側エリアの登りでマコリンがストップ。バイクを降りていたが、チェーントラブルだろうか。
これをかわし、ついに先頭に躍り出る。
7周回となったレースの後半戦、数秒のギャップで迫る村田さんを振り切れるか。

5周目、オープン参加の海司が前に出る。彼は40分でレースを降りるので、この周が最終ラップのはず。
ここは抜き返さず、ペースメーカーにするつもりでついていく。

村田さんとの差は順調に開いているが、泥の質が変わってきたことに気づく。
レース前半はビチャビチャだった泥は水分が少し抜けて、ヌルヌルとした状態に。何度も足元をすくわれそうになる。
ここで転倒したらリードが台無しなので、慎重な走りにアジャストする。

登り区間の最後、コース最高地点までの数メートルはランでこなしていたが、この泥は特に粘りが強く、バイクにまとわりつく。
幸い、下り区間で泥はある程度落ちるが、これ以上路面が荒れるようならバイク交換も視野に入れる必要がある。

久しく忘れていたが、先頭を単独で走るというのは、パックで争うのとはまた別種のストレスがある。
転倒やメカトラでリードを失わないか。ペースが落ちて追いつかれないか。
実力が拮抗している場合、追う側が心理的に有利ですらある。

そんな孤独な戦いを続け、いよいよファイナルラップ。
山側エリアをノーミスでこなし、パターゴルフ場に降りてきたところでようやく勝利を確信できた。
2位に26秒差をつけて完全勝利。久々の関西シクロクロス優勝となった。

レースを振り返って

桂川御坊と、ホームの関西で納得できないレースが続いた今シーズン。
御殿場で少し手応えがあったものの不安は拭えなかったが、テクニックを要求するマッドコンディションにも助けられて、結果を残すことができた。

振り返ると、美山はこれで3度目の優勝。得意なコースなのだろう。

レース中、路面コンディションの悪化を感じていたが、ラップタイムを見ると、レースが進むにつれて、泥の影響でペースが落ちている。
レース中、バイクに目立った不調はなかったが、その兆候はあった。もしも周回数が8周だったら、バイク交換を入れるべきだっただろう。

周回数タイム
0周目1分33秒
1周目7分58秒
2周目7分53秒
3周目8分00秒
4周目8分07秒
5周目8分19秒
6周目8分19秒
7周目8分32秒

――刻一刻と変化する路面に対応して、滑るバイクをコントロールする。
久々の泥レースはやはり楽しかった。

ただ、後始末は辛いものだ。

次は2週間後、関西CX 琵琶湖グランプリ JCXと、東海CX WNP JCXの連戦。
応援・撮影・サポートありがとうございました。

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