今シーズン最後のレース、徳島の阿波シクロクロスに遠征。河川敷の草地に設営されたコースは雨の影響で泥に。
観光気分の遠征だったものの満足できる内容の走りができ、独走優勝。いい形で2020-21シーズンを締めくくった。
3/14 阿波シクロクロス
コースコンディション:草地 泥
リザルト:1位/11名(10周回 +0:00 順位9% フルラップ完走7名)
機材
Ridley X-Night Disc 2号車
- 前輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB GRIPPO SPEED GREEN / 1.7ar
- 後輪: NEXTSTAGE CARBON TU / FMB GRIPPO SPEED GREEN / 1.7bar
サポート
ネクストステージ(メカニックサポート、ホイールセット貸与)
株式会社クレストヨンド(フレーム・パーツ類へのコーティング)
株式会社チャンピオンシステムジャパン(オーダーウエア)
オルタナティブバイシクルズ(ウルフトゥースチェーンリング)
36隊 松井夫妻ほか、知人友人の皆様(ピットサポート)
→シクロクロスという競技のサポートについて
試走と準備
大阪からだとそこそこ距離があるので、乗り合いで遠征。淡路島を経由して徳島県へ。
道中の観光スポットをつまみ食いしつつ、吉野川に沿って上流を目指す。
阿波シクロクロスの会場は、吉野川河川敷 三好市三野健康防災公園に設営された平坦コース。
土曜日に会場入りしたが、金曜から降った雨でコースはビチャビチャ。
会場にはネクストステージ島本店長の姿が。CM2で久々にレース復帰するらしい。
試走動画撮影に付き合って一周だけ試走を行う。試走といっても泥が跳ねないくらいのスピードで、コースの雰囲気を確認した程度。コースウォークでも良かったな。
当日は(まだ濡れてるであろう)朝試走をパスして、島本さんの出走時間にあわせて会場へ。
優勝してCM1に昇格すると意気込んでいたが、結果は振るわなかったようだ。
11時頃から試走。路面のコンディションや凹凸の具合、ラインをチェック。
泥はシャバシャバ系で、マキノや紀の川に近い路面。天気がよく風もあるため水分は抜けてきているが、完全に乾くことはなさそう。
3周半ほど走り、軽くバイクを水で流した後、招集へ。
今回は車の都合でバイク1台のみ。タイヤはFMB Grippo Speedをセット。
間隔を開けて配置された細いノブは緩い路面でもグリップし、泥も詰まりにくい。
空気圧は前後1.7気圧。少し低めで、凸凹した路面の衝撃吸収を狙う。
パンクのリスクは低いコースなのでもう少し下げたかったが、今日はスペアバイクがないので程々にしておく。
レースレポート
スタートは11時40分。C1, C2, CM1, CL1, CJの混走レース。
1列目スタートだったが、ひと踏み目で後輪がズルっと滑り、サドルが尻に刺さる。
痛みに耐えながら6番手で1コーナーを通過。
序盤はGIANTの門田さん、直前に参加を決めた村田さんと3人のパック。
草地+泥の路面に加えて、イノシシが掘り返したボコボコ路面もあいまってスピードが乗らない。
おまけに風が強く、向かい風区間はさながらヒルクライム。
フィジカルで勝っている感覚はあるので、パックを壊してパワー勝負に持ち込みたい。
2周目シケイン直後にダッシュしたら少し車間が開いたので、ここぞと踏む。
マッドタイヤなのでコーナリングスピードも稼げ、数秒のリードを築く。
ここからは単独で踏み続ける。
路面が重い場所はパワーを掛け、スピードが乗る場所は脚を休めつつ回す。
埋まっていた石が顔を出している場所が何箇所かあり、時折ガツンと衝撃が来る。
今日は代車無しなのでパンクしたら一巻の終わり。リスクは抑えつつ、脚と相談しながら5分50秒〜6分ほどのペースで周回を重ねた。
レース中盤、2番手単独となった村田さんとのタイムギャップは20秒。
休みどころの少ないコースで、残り3周はかなり脚に来ていたがリードを保ち続ける。
ファイナルラップは10秒のペースアップを掛け、ファステストラップの5分48秒を記録。39秒差をつけ、シーズン最後のレースを完全勝利で終えた。
レースを振り返って
メモリアルクロスのレース後、エントリー期限ギリギリで参戦を決めた阿波シクロクロス。
観光がてら、リラックスして臨んだレースではあったが、スタートミスの他は大きなミスやメカトラブルもなく、盤石なレース運びができた。
今回最大の成果は、レース中は一定ペースを保ちつつ、最後にラップタイムを上げる走りができたこと。
沢田時選手、横山航太選手といったプロは、こういう「勝負どころでガツンと上げる」走り方ができる。
もちろん実力には大きな開きがあるのだけど、ペースアップのための余力を残しながら追い込めるようになった事に成長を感じた。
ZWIFTワークアウトでパワートレーニングに取り組んだ1年だったが、フィジカルだけではなく、パワーをコントロールする能力が身についたように思う。
関西CXシリーズ戦は表彰式無しだったが今回は表彰台に登る。シーズン最終レースでいい景色が見れた。
レースが終わったら完全に観光モードにシフト。
香川に移動して骨付鳥を食べ、翌日も休みをとってうどん屋巡り。カロリー収支は大幅なプラス。
これで(今度こそ)2020-21シクロクロスシーズンは終了。
かつてなく困難な状況でしたが、運営に携わる方々のお陰で今シーズンもシクロクロスを楽しむことができました。
また、応援・撮影・サポートもありがとうございました。
来シーズン、レース会場で再び会えることを楽しみにしています。