3/7 メモリアルシクロクロス 富田林

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東日本大震災から10年。レースを通して3.11を思い出し、防災について考えようという呼びかけで始まったメモリアルクロスも10年目となった。
毎年シーズンの最後に走るメモリアルクロスだが、10年の節目となる今年が最後の開催。120分耐久ソロに出場した。

Photo 野中ヒデト

3/7 メモリアルシクロクロス 富田林 120分耐久 ソロ(30分×4)

コースコンディション:草地 ドライだが部分的に湿り気あり

リザルト:1位/51名(2時間9分35秒 26周回)

機材

Ridley X-Night Disc 1号車

  • 前輪: Fulcrum RAPID RED 5 DB / FMB SSC SLALOM OPEN TUBULAR / 1.9bar
  • 後輪: Fulcrum RAPID RED 5 DB / FMB SSC SLALOM OPEN TUBULAR / 1.9bar

サポート

ネクストステージ(メカニックサポート、ホイールセット貸与)
株式会社クレストヨンド(フレーム・パーツ類へのコーティング)
株式会社チャンピオンシステムジャパン(オーダーウエア)
オルタナティブバイシクルズウルフトゥースチェーンリング
36隊 松井夫妻ほか、知人友人の皆様(ピットサポート)

シクロクロスという競技のサポートについて

2020-21シクロクロスシーズンのサポート体制について

目次

震災から10年目 最後のメモリアルクロス

2011年3月11日に東日本を襲った大地震と津波は大勢の犠牲者と被害をもたらし、その影響はいまだに続いている。

メモリアルシクロクロスは「震災の被害や教訓を風化させないために毎年集まり、レースを通じて東北を支援しよう」という巨匠佐野大先生はじめ有志の呼びかけで、震災翌年の2012年以降、毎年3月に行われているシクロクロスレース。

大会開催年会場
第1回2012東近江 ふれあい運動公園
第2回2013東近江 ふれあい運動公園
第3回2014淡路島 国営明石海峡公園
第4回2015淡路島 国営明石海峡公園(レポート
第5回2016美山 大野ダム(レポート
第6回2017美山 大野ダム(レポート
第7回2018美山 大野ダム
第8回2019富田林 石川河川敷
第9回2020富田林 石川河川敷(中止)
第10回2021富田林 石川河川敷
過去開催されたメモリアルシクロクロスの会場

AJOCCレースではないので、カテゴリを問わない1時間レースや2時間耐久(ソロ・チーム)、カテゴリに応じてハンデをつけて1周のタイムアタックを競う「スプリント」など、普段とは一味違うレースを楽しめる。
東北ゆかりの賞品や、じゃんけん大会も人気だった。

最後のメモリアルクロスとなる2021年大会は、以下の種目が行われた。

  • キッズ15分耐久
  • スプリント
  • 30分耐久(ソロ)
  • 60分耐久(ソロ)
  • 90分耐久(ソロ・チーム)
  • 120分耐久(ソロ・チーム)

※30~120分耐久は混走

120分耐久は30分×4スティント

昨年は新型コロナウイルス感染症のため中止となった本大会。今年は開催が実現したが、ピットエリア内で選手が交代する際の感染リスクを避けるため、30分のレースを2~4回走る形式となった。

30分レースはA~Dの4枠用意され、

  • 30分参加者はA
  • 60分参加者はA,B
  • 90分参加者はB,C,D
  • 120分参加者はA,B,C,D

に出走する。

各枠内、ピットでの選手交代は不可となっている。

スタートから30分経過後はじめてコントロールラインを通過した時の周回数とタイムが各枠のリザルトとなる。
総合順位は、30分ソロ、60分ソロ、90分ソロ、90分チーム、120分ソロ、120分チームそれぞれ、A~D各枠合計の周回数(同周回の場合はゴールタイムが早い順)で決定される。

レース出走時刻30分60分90分120分
A9:10
B10:05
C13:00
D13:55
耐久レース 出走時間

クルマの耐久レース風に言うなら、30分×4スティントのレース。
ぶっ通しで120分走るより肉体的には楽に思えるが、スタートダッシュも4回あるし、また違った走り方が必要になりそう。

試走と準備

平坦基調のレイアウト

レースの週末は雨予報だったが、金曜の夜から土曜朝にかけて雨が降ったくらいで、土日とも好天に恵まれた。

自宅から20kmほどなので自走で前日試走へ。
コースは河川敷の草地。夜の雨で濡れていて泥が跳ねるが、風も強いので明日は乾きそう。

関西クロス本戦 第2戦と同じ会場で、スピードの乗る平坦基調のレイアウト。

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台地の高低差を生かしたセクションは本戦より走りやすく、走っていて気持ちが良かった。

クリンチャータイヤのテスト

普段のレースではFMBのチューブラータイヤを使っているが、今回はクリンチャーをテスト。

FMB SSC SLALOMのオープンチューブラー(クリンチャー)タイヤとTubolitoの超軽量チューブ(Tubo CycloCross/Gravel 重量54g)の組み合わせ。

絹ケーシングのタイヤと極薄チューブでしなやかさは抜群。
高級チューブラーの、コーナーでタイヤがヨレながらグリップする感覚がある。

低圧にしてもビードが浮かないし、チューブレスより良いのでは。

クリンチャータイヤとして性能は申し分ないが、クリンチャーゆえパンクした状態でピットまで走れない点と、チューブラータイヤが買えるコストが問題か…

なお、超軽量チューブのリム打ち耐性は少なくともブチルチューブ程度はありそう。ステップ飛び越えるときに角にぶつけたりしたがノートラブルだった。

レースレポート

第1スティント(A)

Photo 野中ヒデト

第1スティント(A)は9時10分スタート。今シーズンのC1は最終レースだったので、朝早くてツラい。
シードで最前列グリッドだが、合計2時間の長丁場になるので序盤は抑えめのペース。先頭が見える位置を走る。

Photo 野中ヒデト

途中から先頭に出る。2020年全日本CXのU15チャンピオン。まだ中学生の松井 颯良くんが必死についてくるが、おじさんは大人げないので振り切って独走体制に。
平均ラップタイムが5分ちょっと、6周で終了。

第2スティント(B)

20分ほどのインターバルを挟んで第2スティント。
心拍が落ち着いて、体が冷えてきた頃に招集時刻を迎える。

スタートグリッドはバイクを置いた順なのだけど、ゆっくり休憩していたら最後尾。
予想より人数が多いのでポジションを上げるのに苦労しそう…

スタート後、人が多いのでなかなか追い抜けない。
単独となり先頭を走るは60分レースの颯良くん。そこから遅れて関西C1パックが数名。

最後尾スタートの僕はというと、渋滞を抜けて、前が開けたタイミングで先頭と30秒差。
ここから、本気で追い上げて、残り5分で先頭をキャッチ。

Photo 野中ヒデト

そこからもうひと踏み。第1スティントに続き6周回を走り、先頭でフィニッシュ。

第3スティント(C)

A,BとC,Dの間は2時間ほどあくので、この間にエスキーナのカレーを食べたり、昼寝したり。

昼過ぎスタートの第3スティントは先程の教訓を活かし、(それでも)4列目スタート。

序盤のゴタゴタが落ち着くと、大学の後輩、笛木くんとパックになった。今シーズンからCX参戦をはじめたのに、マキノでC1に昇格。ここ数戦はシングルリザルトを取っている。
平坦コースは脚の差が表れにくいとはいえ、ストレートでは離れることなくついてくるし、ギクシャクしていたコーナーも周回を重ねるとだんだんスムーズになってきている。まだまだ伸びるだろうし、負ける日も遠くなさそう…

巨匠こだわりのハートゾーン Photo 見舘 俊治

午後のレースはコース上の人数が少ないことに加え、路面のコンディションも乾いてきてラップタイムが縮む。
5分を切るペースで周回していたので、スタートから29分30秒ほどで7周目に突入。

最終周回、台地セクションを抜けたところで一気に掛けて車間を開ける。
数秒のリードを保ったままゴールへ向かう。

しかし、コントロールラインが目前というところでステップに引っかかり、後輪を跳ね上げて前転。見事に顔面着地を決める。
地面に刺さってる間に笛木くんに抜かれ、ポジションを落とす。

Photo 見舘 俊治

路面が柔らかかったので怪我もなく、転倒からスムーズに復帰する。
しかし、Di2のディレイラーがセーバーモードにりトップギヤ固定になってしまい、再加速にもたついて2位。

第4スティント(D)

島本さんにディレイラーの調子を見てもらったが、ハンガーは曲がってないようで一安心。

Photo 見舘 俊治

第4スティントは2列目から。ここまで1時間半走って、いよいよ脚が重くなってきた。

Photo 野中ヒデト

展開としては先程と同じく、笛木くんと2名のパック。周回ペースは5分を切っているので今回も7周回が確定。
最終周回でスパートをかけ、突き放す。

半周で8秒差をつけて、4枠の合計26周回でフィニッシュ。

Photo 野中ヒデト

レースを振り返って

脚を温存するつもりが、第2スティント以降なんだかんだ追い込んだので脚と腕には相応のダメージを負った。レース後攣って軽く悶絶。
周回数は、6周+6周+7周+7周で合計26周。120分耐久の出場者で26周回を走ったのは僕と笛木くんのみ。耐久につよいKUCCの伝統は脈々と受け継がれている…

コロナ禍で開催が危ぶまれた2020-21シーズンだが、好調のうちにシーズンを終わることができた。
今季取り組んで良かったことを確認できたし、なにより怪我や故障なく無事に過ごせた。
課題も見つかったので、来季はもっと上のステージで戦えるようトレーニングに取り組んでいこうと思う。

また、第1回大会から全戦出場したメモリアルクロスもこれで最後。
この10年間、東近江、淡路島、美山向山、そして富田林と4つの会場で、AJOCC外のどこか緩い雰囲気のレースを楽しめた。
シクロクロスシーズンの最後を飾るお祭りのように感じていたので、来年からは寂しくなる。

今シーズンも、応援・撮影・サポートありがとうございました。また来年よろしくお願いします。

で、締めたんだけど、ちょっとまだ走り足りないので、来週末は阿波シクロクロスに出場します。まった来週!

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