ROTOR Garmin Mount
アルミ製で左出しのGarmin Edgeシリーズ用アウトフロントマウント。下部にはGoPro台座を取り付けでき、アクションカメラやライト等を固定可能。
評価 ★★★☆☆
購入価格 3000円(中古)
長所 -Pros-
- アルミ削り出しで仕上げも良い
- 実測33gと軽量
- GoProマウント規格のアクセサリー取付可
短所 -Cons-
- ガーミンとの嵌合がやや緩い
- 大型のGarmin EdgeとGoProを両方取り付けると剛性不足でブレる
左出しのガーミンマウントを探して
ハンドル前方、ステムの延長線上にGarmin Edgeを取り付け、少ない視線移動で画面を確認できるようになるアウトフロントマウント。
ステムクランプ部の左右どちらからアームを伸ばすかで右出しと左出しがあるが、右側にDi2のディスプレイを取り付けたバイクで使えるよう、左出しのモデルを探して本品を購入した。
- 左出し
- 下部にGoProマウント
という要件では、他にレックマウントやBarFly4もあるが、使用感の少ない中古品を見つけてROTORの製品を購入。(後にBarFly4も買うことになるんだけど)
軽量なアルミ削り出しガーミンマウント
スペインに本社があるROTOR Bike Componets。主力製品は楕円チェーンリングとクランクだがキワモノ好きの会社で、2019年には油圧変速1×13速というグループセットもリリースした。少しマニアックな人なら、切削加工技術を活かしたステムを製造していたことも知っているかもしれない。
ROTORのガーミンマウントは、そんなキワモノ揃いのROTOR製品の中では拍子抜けするくらいマトモな製品。
本体はアルミ削り出しで、加工のクオリティは非常に高い。
随所に肉抜きが施され軽量化されており、重量は本体のみで実測33g。これはGarmin Edgeの純正マウントよりも軽い。
付属のGoPro台座を取り付けても49gと、なかなかに軽量。
ガーミンを固定する部分はプラスチック製の別パーツなので、爪を痛める心配はない。
クリック感がやや軽く、ボタン操作時や手が当たった時に不意に回ってしまうことがあるので、ガーミンのストラップホールに命綱を着けて、脱落対策をしておいたほうが良い。
GoPro規格の台座にアクションカメラやライトを取り付け
付属のGoPro台座を本体下部にネジ止めすることで、アクションカメラやアクセサリーを取り付けることができる。
ただ、Edge530 + GoPro Hero9という組み合わせではアームの剛性が不足するようで、段差などで少し振動する。軽量化しすぎたな…
GoProには強力な手ブレ補正機能があるため動画は綺麗に撮影できたが、この状態で長期間使うと、金属疲労でアームにクラックが入るかもしれない。
普段はCATEYEのブラケット(544-5340(28) GPブラケット)を取り付け、VOLT800を吊り下げて使用している。
ワイヤー類が干渉しない位置にマウントできるし、固定バンドがなくなるためハンドルがスッキリする。
なお、GoProマウント部分のナットはハマっているだけなので、カメラやライト脱着時にはナット紛失に注意。
まとめ: 高品質で軽量なアルミ製アウトフロントマウント
丁寧に切削加工された軽量なガーミンマウント。ROTORというブランドバリュー含め、所有欲を満たせる製品。
ロードバイクで使用する限りは概ね満足しているが、Garminの固定がやや甘い点や、カメラ取り付け時の剛性不足など気になる点もあるので、車載動画撮影をするのであれば、見た目は無骨だがBarFly4のほうが良いと思った。