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パワートレーニングZWIFT

ZWIFTレースにおける脚力の指標 ZMP(Zwift MMP Point)について

ZMPとは、 kotaro(こたろー)氏が考案した脚力の指標。
Zwiftで現在用いられているFTPのパワーウェイトレシオ(W/kg)によるカテゴリ分けに比べて、
より実力や脚質を反映して「Zwiftレースにおけるフィジカルの強さ」を数値化できる。

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FTPのパワーウェイトレシオ(W/kg)でカテゴリ分けする問題点

Zwiftレースのカテゴリ分けに用いられているような、FTPのパワーウェイトレシオ(W/kg)での分類は単純明快だが、
体重や脚質が加味されないので、50kg FTP200Wの選手と、70kg FTP280Wの選手が同じBカテゴリにカテゴライズされる。
絶対パワーの高い大柄な選手は平地巡航やスプリントで有利だし、体重が同じでも、並のクライマーと上位のスプリンターが同じ土俵で勝負することになる。
ZwiftレースのBカテゴリ、Cカテゴリでは大柄なスプリンターが暴れまわっていて、問題になっている(らしい)。

ZMPの算出方法

ZMPは、5秒、1分、5分、20分の最大平均パワー(MMP:Mean Maximal Power)と体重から「各時間帯のWattsとPWRにそれぞれ重みづけをして(Cross×Road)」算出する。

FTPが有酸素運動能力という一面を比較しているだけなのに対して、ZMPは有酸素運動能力、無酸素運動能力、瞬発力、そして体重など、レースに必要な様々な要素を勘案して、総合的な「Zwiftレースにおけるフィジカルの強さ」を数値化できる。

※ただし、インターバル耐性やレース運びの技術は反映されないので、ZMPの優劣がそのまま選手の優劣にはならない。

参考:ZMP(Zwift MMP Point)とそれを使ったレースについて(Cross×Road)

MMP: Mean Maximal Power

MMPとは最大平均パワーの意味で、一定の時間出力できる最大の平均出力を表す。

パワートレーニングでは5秒、1分、5分、20分のMMPがよく使われ、それぞれ、以下のような能力の指標になる

  • 5秒…神経筋パワー(瞬発力)
  • 1分…無酸素運動能力
  • 5分…最大酸素摂取量(VO2MAX)
  • 20分…乳酸性閾値

ZWIFT-MMP脚質判定ツールによるZMP算出

kotaro(こたろー) 氏作成のZWIFT-MMP脚質判定ツールに体重とMMPを入力することで、脚質とZMPを算出できる。

このツールでできることは3つ

①脚質の判定

5秒、1分、5分、20分の各MMPとパワーウェイトレシオ(PWR)から、クライマー、スプリンターなどといった脚質を判定する。

②ZMP(Zwift MMP Point)の算出

各時間帯のMMPとPWRより、ZMPを算出する。

③ZMPを調整する体重ハンデの計算

MMPが一定であっても、体重が重いほどパワーウェイトレシオ(PWR)は低下し、ZMPも減少する
これを利用し、任意のZMPにするための体重ハンデを計算できる。
この機能は、Zwiftレースの楽しみ方を変える大きな可能性を持っている。

ZMPを利用した体重調整レースの可能性

ZMPの調整機能を使うことで、剛脚ほど体重を重く、貧脚ほど体重を軽く設定し、本来の脚力が違う人達の間で本気のレースが成立する。
ZMPは、各時間帯のMMPと体重をもとに算出したレースの総合力とでも言うべき数値なので、単にFTPとPWRを基準にするよりも、脚質を反映した、適正なハンデを設定できる

ZMP=65になるように体重調整をして開催されたバーチャルレース「ICOL=」では、イコールコンディションならではの接戦が繰り広げられた。

脚を揃えて脚質や戦術で勝負するという、バーチャルライドならではの発想はすごく面白い。
実走ではレースが成立しない脚力差があっても、ZWIFT内では互角の勝負ができる。
ハンデはあくまでも体重なので、パワーはいつもどおり。普段より速く走れたり、遅くなったりするだけで、みんな等しく苦痛を味わう。

体重ハンデが大きい選手によっては、走り方の幅も広がる。得意な上り区間は体重増加でついていくのが精一杯。その分、増加した体重や絶対パワーを活かし、下りや平地メインの戦術に切り替える必要がある。

パワーバランス調整のため、ZMPの算出方法にはまだ微調整が必要だろうが、それでも、体重調整レースには大きな可能性があると感じた。

ZMP計算と体重調整の方法

ZMP計算と体重調整の方法については別記事で解説した。

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