ZWIFTワークアウト HALF-DISTANCE POWER DEVELOPMENT(61min 63TSS)

  • URLをコピーしました!

ハーフディスタンストライアスロンにおいて不可欠な持久力とパワー維持力を高める実戦的なトレーニングメニュー。FTPの約83%前後で強度を上下させることで、筋持久力、代謝効率、そしてレースに求められる柔軟な出力コントロール能力を獲得する。

目次

Best of Zwift Academy > ZA2019 > Half-Distance Power Development

https://whatsonzwift.com/workouts/best-of-zwift-academy/za-2019-half-distance-power-development

メニュー

  • アップ
    • 50→70% 10分
    • 100% 30秒65% 30秒
    • 100% 30秒65% 30秒
    • 100% 30秒50% 1分30秒
  • メインセット
    • 2セット×(88% 3分80% 1分
    • 50% 1分
    • 2セット×(90% 2分77% 1分
    • 50% 1分
    • 2セット×(91% 1分30秒75% 30秒
    • 50% 30秒
    • 2セット×(91% 1分30秒75% 30秒
    • 50% 30秒
    • 2セット×(90% 2分77% 1分
    • 50% 1分
    • 2セット×(88% 3分80% 1分
  • クールダウン
    • 60→45% 7分

ワークアウトについて

ハーフディスタンストライアスロン(スイム1.9km+バイク90km+ラン21.1km)においては、バイクパートの出力維持力がランパートの成績を左右する。そこで目安となる出力がハーフディスタンスパワーである。このパワーは通常、FTPの約83%前後で設定される。FTPを高めるほど、同じパワーをより容易かつ長時間にわたり維持できるようになる。

実戦のバイクパートでは、路面の起伏、風向、他選手との位置取りなどにより、パワー出力を一定に保つことが難しい。したがって今回のワークアウト「Half-Distance Power Development」では、83%FTPを基準としながら少し上振れ・下振れさせるOver-Underインターバルを行うことで現実的なレース環境をシミュレートし、適応力を身につける。

具体的なメニューは以下の通りである。

  • 2セット×(88% 3分80% 1分
  • 50% 1分
  • 2セット×(90% 2分77% 1分
  • 50% 1分
  • 2セット×(91% 1分30秒75% 30秒
  • 50% 30秒
  • 2セット×(91% 1分30秒75% 30秒
  • 50% 30秒
  • 2セット×(90% 2分77% 1分
  • 50% 1分
  • 2セット×(88% 3分80% 1分

合計36分の有酸素エフォートで、中強度におけるパワー持続力を鍛えるとともに、変動出力下における回復力を身につけることが期待できる。

類似ワークアウトの筆頭はSST。効率的な有酸素運動でFTP向上が見込める基本メニューだ。
ここではSST(Med)を紹介する。

あわせて読みたい
ZWIFTワークアウト SST(MED) (85min 104TSS) ~FTP向上に効果的なベーストレーニング~ みんな大好きSweet Spot Training略してSST。効率的な有酸素運動でFTP向上が見込める。ZwiftのワークアウトはShort、Med、Longと3種類の長さが選べるが、今回取り上げる...

トライアスリート向けメニューとしては、70.3トライアスロン(スイム1.9km+バイク90km+ラン21.1km=70.3km)=ハーフディスタンスをターゲットとした70.3 Developmentもおすすめ。
こちらは2セット×(90% 2分+80% 2分)をひたすら繰り返す。

あわせて読みたい
ZWIFTワークアウト 70.3 DEVELOPMENT(60min 64TSS) トライアスロンのバイクパート向けワークアウト。SSTより低い、L3とL4の境目にあたる強度を基準にしたオーバーアンダーインターバルで、有酸素運動能力のビルドアップを...

ワークアウト実走

負荷115%でチャレンジ。つまり各ブロックは83×1.15≒95%FTP基準でのオーバーアンダーインターバルとなり、全体的な強度はLT走にシフトする。

ウォーミングアップのあと、レストもそこそこにメインセットへ。
強度的にはSSTとFTP走の中間で、ごく短いがブロック間にレストもあるので、心拍は上がりきらない。
ジワジワと辛いレベルで踏み続けるような内容だが、オーバーアンダーで強度が切り替わて単調さが薄れるため、精神的には若干楽。

中央の90秒-30秒ブロック付近はレストが30秒と短く、ここを終えたあとの終盤4~5ブロック目が一番キツい。
とはいえ、心拍数は若干の余裕を残して完遂。

関連情報

SARISサポートライダー活動について

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: P1120042-150x150.jpg

2020年12月よりSARIS JAPANサポートライダーとなり、
インドアトレーニングやバーチャルライドを盛り上げる活動を行っています。

トレーニングにはSaris H3を使用しています。

ZWIFTとパワートレーニング

ZWIFTとパワートレーニングに関するコンテンツは、
以下のリンク先にまとめています

ZWIFTとパワートレーニング

  • URLをコピーしました!
目次