10/17 第4回 五條吉野川シクロクロス

2021-22シクロクロスシーズンが始まった。
初戦は五條吉野川シクロクロス。河川敷のフラットな会場だが、長い直線、階段、タイトコーナー等が散りばめられている。
前日夜から当日朝まで雨が降ったが、水はけの良い土質で、C1の時間帯には路面はほぼ完全に乾いた。
レースは序盤から先頭パックで展開。毎シーズン初戦は自分のコンディションが不安になるのだが、今日はキッチリ踏めてたしバイクコントロールも思い通りで、好感触のシーズンインとなった。

10/17 五條吉野川シクロクロス

コースコンディション:草地、ドライ

リザルト:1位/23名(11周回 1:03:44 順位4% フルラップ完走17名)

機材

Ridley X-Night Disc 1号車

  • 前輪: Prime RP-38 / TUFO PRIMUS 33 SG / 1.4bar
  • 後輪: Prime RP-38 / FMB SSC SPRINT2 / 1.5bar

Ridley X-Night Disc 2号車

  • 前輪: Bontrager Affinity Disc / Panaracer ALBIT / 1.8bar
  • 後輪: Bontrager Affinity Disc / Panaracer ALBIT / 1.8bar

※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準

動画

すくみずログ YouTubeチャンネルでレース動画を公開中

今季チーム体制について

今シーズンはチームを移り「36隊」として走ります。

36隊の松井夫妻には今までもピットに入ってもらっていたし、出羽さんやカッキンにもお世話になっていた。
なので、移籍したと言うよりも、収まるべきところに収まった感じがする。

サポート関係

まずは松井夫妻はじめ、36隊の方からのピットサポート。トラブル時は心強いですし、雨の日など、レースコンディションによってはピットワークがリザルトを大きく左右します。

物品類については、個人的にサポートいただいているオルタナティブバイシクルズ様よりウルフトゥースのナローワイドチェーンリングを提供いただいています。

クランクがボロい…

また、2021年7月より、パナレーサー様のPRパートナーを務めています。
タイヤを低圧で使うシクロクロスではチューブラータイヤが主流ですが、コンディションによっては、パナレーサーのチューブレスタイヤも使っていこうと思います。

コースの特徴

五條吉野川シクロクロスの会場は奈良県五條市 吉野川河川敷にある公園「吉野川水辺の楽校」。
河川敷会場で典型的な、細長く、フラットなコースレイアウト。

コース全長は2.1km。階段で土手に登る区間があるが、全体的に平坦で、速度が乗る。
基本的には長い直線とタイトコーナーの組み合わせ。

しばらく天気の良い日が続いていたが、レース前日夜から雨が降った。当日も、家を出てから会場までずっと小雨。いきなりのマッドコンディションを覚悟する。

しかし、水はけの良い土質に加え、路面が草に覆われていたため、路面状況は思ったより悪くなかった。十分にグリップする。
むしろ、砂区間が水気で締まって走りやすいくらい。

試走時のGPSログより

バッテリー式高圧洗浄機の導入

試走後のバイクには泥や草がついていたため、その場で手早く洗車。
自宅ではケルヒャーの高圧洗浄機を使っているが、100VのAC電源が必要だし、そもそもロードスターのトランクに入らない。

そこで、今シーズンはバッテリー式の高圧洗浄機を導入した。

ハイパワーなものは高価で重いうえ、水の消費量も多い。
そのため、敢えて程々のスペックのものを選定し、アイリスオーヤマのJHW-201を購入。

バッテリーや吸水ホースがセットになって13000円台なうえ、ノズルが2分割でコンパクトに収納できる点がポイントになった。
付属の充電器を使って70分ほどで急速充電できる点も良い。

適当なプラケースに収納

別途購入した12Lのタンクから給水。バッテリー寿命は15分ほどだが、先に水がなくなる。

噴射パターンは、スポット、拡散、シャワーの3種類
フレームやリムは拡散で、スプロケの間に詰まった泥や草はスポット噴射で吹き飛ばす。

AC100Vの高圧洗浄機と比べて水圧は2~3割程度だが、レース会場での泥落としには十分なパワーだと感じた。
ただ、飯山のような粘土質の泥は厳しいかもしれない。

さて、バイクが汚れるコンディションは朝の間だけで、その後天候は回復し、コースはどんどん乾いていった。

レースレポート

今日が「36隊」として走る最初のレース。アップを済ませて招集へ。
ゼッケン1番、最初にコールアップされる。

定刻より少し遅れてスタート。
半年ぶりのレースで落ち着かないが、走り始めてしまえば体が動く。

Photo 野中ヒデト

最初のストレートは抑えめにして、けーなかについていく。
心拍数が上がってきたところでパスし先頭に出る。

しばし単独で走るが、後ろの方からスタートした朝明高校の柚木伸元選手(今回C1でエントリー オープン参加扱い)が追いついてくる。
実力的には私より上の選手だが、ここはパックで走って後続との差を広げたい。

適当に先頭を入れ替わりつつ、パックで展開。直線が長いコースレイアウトなので、後ろに着くと結構楽ができる。

Photo 野中ヒデト

しかし、残り5周のとき、つづら折れの直後に仕掛けられる。
来るのはわかっていたが、反応できず距離が開き、単独2位に。

前との差はどんどん開くし、後続との差は十分にできている。

単独だと踏みどころのプッシュがヌルくなる。サボらないように気をつけつつ、自分のペースで走って2位フィニッシュ。

1位がオープン参加なので、AJOCCのリザルト上では優勝したことになるが、勝った気はしない…

Photo 野中ヒデト

レースを振り返って

2021-22シーズンの初レース。伸元には実力差を見せつけられたが、今年も関西CXランキングを争うことになるであろう村田さんには1分37秒の差をつけた。
また、体感的にもコンディションは良いし、コース上でうまくバイクに乗れている感覚もあった。

今年の夏はZWIFTよりも実走の割合を増やしたこともあって練習量が1割程度減ったため、脚の仕上がり具合に不安を抱いていた。
だが、レース結果を見る限りは今季も十分に戦えそう。2週間後の関西CX開幕戦が今から楽しみだ。

応援・撮影・サポートありがとうございました。
また、会場で何人かの方からYouTubeチャンネル見てますと声を掛けてもらいました。こちらも充実させていくのでぜひぜひ見てください。

それでは、今年のシクロクロスシーズンもよろしくお願いします。