3/10 阿波シクロクロス E1 1位

今季最後のレースとして、毎年恒例の阿波シクロクロスに参戦。
前日こそ天気が悪かったがレース当日は好天。今年はパンクにも見舞われず、気持ちよくシーズンを締めくくった。

3/10 阿波シクロクロス E1

天候:晴れ 15度

コースコンディション:草地、ハードパック、グラウンド、一部泥

リザルト:1位/21名(9周回 1:00:20 順位4% フルラップ完走17名)

機材

Ridley X-Night Disc 2号車

  • 前輪: Shimano WH-R8170-C36 / Panaracer CGCX + Insert / 1.8bar
  • 後輪: Shimano WH-R8170-C36 / Panaracer CGCX + Insert / 1.8bar

※空気圧はPanaracer デュアルヘッド デジタルゲージ基準

動画

すくみずログ YouTubeチャンネルでレース動画を公開中

今シーズン最後のCX参戦

関西CXが終わり、東海CXも終わり、今季のシクロクロスシーズンも残りわずか。
シーズン最後のレースとして、徳島県で開催された阿波シクロクロスに遠征した。

最近はレースが増えて長くなっているが、シクロクロスはもともと、2月中旬にはシーズンオフだ。3月ともなれば、ロードやMTBに乗り始めている人も多い。
そんな3月に開催される阿波シクロクロス。参戦する動機は様々で、ライバルの少ないレースで表彰台を狙う人、残留のためポイントをかき集めに来る人、そして観光がてら遊びに来る人…
私は最後のやつ。今年で4年目の参加だが、乗り合いでプチ観光しつつ土曜日に会場入り、日曜にレースを走って、月曜は香川でうどん屋巡り、という旅程が定番となっている。

今回は「日本一低い自然の山」弁天山(標高6.1m)の登山を楽しんでから会場に向かった。

しかし、だんだん天気が怪しくなってきて…3時頃に会場入りすると雨が降っていた。

試走とセッティング

一瞬雨が上がったタイミングで試走に出て、3周ほど。
会場は吉野川河川敷だが、整地工事が入った影響でコースレイアウトが小変更。序盤の草地エリアが広くなった。数多くの参加者の腰を破壊した凸凹も多少マシになった感じ。

コースは砂利のホームストレートをスタートし、前述の通り拡張された草地の連続コーナーエリア、続いて整地されたハードパック、グラウンドと、主に3種類の路面が移り変わる。
雨の影響で、草地からハードパックに変わる部分はヌタヌタの泥になっていた。

撤収時には小降りの雨が時折みぞれに変わり、不安が募る…

しかし翌朝起きると、昨日の天気が嘘のような快晴だった。
喫茶店でモーニングをキメてから10時すぎに会場入り。路面こそ水分が残っているが暖かく過ごしやすい。

タイヤはCGCX…しか持ってきていないので選択の余地なし。
空気圧は1.7barくらいにしたいところだけど、不意に石を踏むことがあり、過去2年続けてパンクで泣きを見ているので高めの1.8barにセット。

阿波シクロクロスは11時10分から昼試走で、11時40分にE1,E2,J,W1,M1のレースが始まる。
試走で心拍を上げつつコースチェックし、水分補給してから招集へ。

レースレポート

ゼッケン1番、1列目からスタート…だが、ペダルを踏み外して出遅れ、6番手で1コーナーへ。
コース序盤は草地の連続コーナーで、ラインの選択肢は少なく直線も短い。オーバーテイクできるポイントもないのでステイ。
ただ、前の選手が遅れて車間が開いた時にはすぐ前に出れるように備えておく。

Photo うどん

先頭4名がパックになっり、5,6番手が遅れ始めたので、ピット前、少し直線がある区間で5番手まで上がる。
数秒のギャップがあったが、泥区間でパックに合流。

まだ1周目なので、ペースは抑えめでコースの様子を確認しつつ走る。
砂利の浮いたハードパックエリア、グラウンドをこなし、けーなか、上中さん(弟)に続き3番手で2周目へ。

Photo うどん

ペースも悪くないので、引き続きステイ。周回数が確定する3周目からペースを上げるつもりだったが、泥区間の出口で速度差がついたので、スルスルっと先頭に出る。
入口から出口までわずか30秒ほどで通過できる区間だが、泥区間の処理ではそれなりに差がつきそうだ。
フィジカルやテクニックで差がつきにくい今回のコースの中では最大の攻略ポイントだ。

3周目以降は、後続との差を気にしつつラップを刻む作業に入る。
2番手とのタイムギャップは少しずつ開いているので、無理にプッシュする必要はない。
コーナーではほとんどブレーキを握らず、省エネに。

Photo やまーだ

攻めるとどうしても乗り方がラフになって、タイヤに負担がかかる。
阿波CXのコースは意外とトラブルが起きやすく、昨年一昨年も、パンクして優勝を逃している。
独走体制を築きつつある現在、リスクを取る必要は無い。

Photo やまーだ

ただし、長い直線の立ち上がりと、泥区間ではキッチリ踏む。
ここで踏み込みが甘くなるとラップタイムがガクンと落ちて追いつかれることもある。

レース終盤の7~8周目にややタイムが落ちたが、ファイナルラップには持ち直し、ノートラブルでフィニッシュした。

Photo やまーだ

レースを振り返って

2年連続でパンクして、若干トラウマがある阿波CX。慎重すぎるくらいの走りだったが、3度目の正直でトラブル無く走り切れた。
それでも、泥区間の中やハードパック区間では石を踏んでゴスッと突き上げることもあったので、単に運が良かっただけかもしれない。

今シーズンのシクロクロス参戦はこれで終了だが、良い形で締めくくれた。
応援・撮影・サポートありがとうございました。

Photo やまーだ

レース後は後泊して、翌日は瀬戸内の男木島・女木島を巡る。
猫と戯れつつ、島を満喫したのであった。