クリスマスイブから大晦日までの8日間で500km走破を目指すイベントRapha Festive 500。
COVID-19の感染が世界的に拡大し、国や地域によっては自由な外出も制限された2020年のFestive 500は、Zwiftのインドアサイクリングも加味されるようになった。
「Rapha Festive 2020」ワークアウトシリーズはFestive 500を達成するためのフィジカルを積み上げるためのメニュー。
Rapha創業年を表すワークアウト「2004」は、L2→L4 15分のランプアップを2回繰り返し、LT域で有酸素運動能力を刺激する。
Rapha Festive 2020 > 2004
https://whatsonzwift.com/workouts/rapha-festive-2020/2004/
メインセット
- アップ 35% L1→95% L4 8分
- 2セット×
- 65% L2→105%L4 10分
- 3セット×(92% L4 1分+102% L4 1分)
- 108% L5 30秒
- レスト 40% L1 5分 ※2本目はレスト30秒
- クールダウン 60% L2→35% L1 5分
ワークアウトについて
一言でいうと、有酸素運動能力を高めるためのベーストレーニング。
ベーストレーニングといえば、L3(テンポ)とL4(LT:乳酸閾値)の境目に長時間滞留するSSTが基本だが、FTP以下のパワーを維持するSSTと比べ、本メニューは若干高い負荷をかける。
高負荷に対応した有酸素運動能力を引き出す必要があるので、SSTと同程度のトレーニング効果をより短時間で得られるということになる。その分身体へのダメージも大きいが。
ウォーミングアップでL4まで踏み込み、少しレストを挟んだ後メインセットが始まる。
1セット15分のメインセットは、最初は
L2→L4 ランプアップ 10分
続いて、
3セット×(92% 1分→102% 30秒)
最後に
108% L4 30秒
というメニュー。
「低負荷からジワジワ上げて、FTP付近でオーバー・アンダーをこなし、最後はL5まで上げる」という内容で、L4滞留時間は1セットにつきおよそ9分。
以上のメニューを、5分の完全レストを挟み2セット行う。
上体をリラックスさせ、ケイデンス80~90rpmでのスムーズなペダリングと、深い呼吸を心がける。
ワークアウト実走
ZWIFTワークアウトのウォーミングアップはたいていL2域までだが、このメニューはどんどん負荷が上がっていき、L4まで踏まされて少し戸惑った。
しかも、ログのグラフを見ると一目瞭然だが、傾斜がとても急…
前回行ったTTトレーニングメニューが15分かけてL1→L2だったのと比べると大違い。
激しめのウォーミングアップの後、2分間のレストで一息ついてからメインセットへ。
1セット15分の体感は、前半7分がテンポ走で後半8分がFTPインターバル。
序盤は走りながら回復できるペースだが、LT域に入ると少しずつ乳酸が溜まり始める。そして最後に30秒間、VO2MAX域に踏み込む。
セット終盤は乳酸が溜まり始めるのを感じるが、完遂はたやすい。全3~4セットでもクリアできるんじゃないかな。やりたいかどうかは別として。
関連情報
SARISサポートライダー活動について
2020年12月よりSARIS JAPANサポートライダーとなり、
インドアトレーニングやバーチャルライドを盛り上げる活動を行っています。
トレーニングにはSaris H3を使用しています。