普段は1時間以下のワークアウトばかりやっているが、たまには長時間のものを取り上げてみる。1時間20分のうち半分以上をL3域が大半を占めるこのワークアウト。前半はイージーだが、後半のSST+L6ダッシュはそれなりの負荷で、しかも長い。完遂はしやすいがしんどいワークアウト。
60-90 Minutes to Burn > Mat Hayman Paris Roubaix
https://whatsonzwift.com/workouts/60-90-minutes-to-burn/mat-hayman-paris-roubaix-1/
メインセット
- 前半
- 3セット× (スプリント 278% 10秒 + レスト L2 1分)
- エンデュランス L2 5分
- テンポ 81% L3 20分
- レスト 5分
- 後半 2セット×
- 6セット× (SST L3 2分 + 140% L6 20秒)
- SST L3 1分
- レスト 5分
ワークアウトについて
「Mat Hayman」とは、2016年のパリルーベで優勝したマシュー・ヘイマン(当時オリカ・グリーンエッジ)のこと。レース5週間前に腕を骨折したヘイマンはZwiftでトレーニングを行った。このワークアウトは、ヘイマンのトレーニングをサポートしたコーチ、ケビン・ポールトンによるもの。
1時間20分のワークアウト中、L3域は46分間。しかし、前半と後半で内容は異なる。
- 前半:10秒のスプリントを3本と、20分間のテンポ走。
- 後半:SST。2分ごとに140% 20秒のバーストが入る。バースト6回を含む15分のセッションを2セット。
各セット間には5分のレストが挟まれる。
ワークアウト前半は、スプリント3回で速筋が疲弊した状態でテンポ走。スプリントさえ乗り切れば、どうということはない。
後半は、少し強度が上がって88% SST。2分ごとに、140% 20秒のバーストが入り、強制的に無酸素運動を行う。SSTで落ち着いた状態から急激に強度が上がるので結構キツい。続く2分間ではSST強度下で乳酸を処理し、次のバーストに備えて回復する。
難易度は高くないが、脚を休められる場所が少なく、ジワジワとしんどい。なお「しんどかったら、後半のインターバルを1セットで切り上げてもいいよ」とポールトン先生は仰っている。
関連情報
SARISサポートライダー活動について
2020年12月よりSARIS JAPANサポートライダーとなり、
インドアトレーニングやバーチャルライドを盛り上げる活動を行っています。
トレーニングにはSaris H3を使用しています。